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放送作家 鈴木おさむ インタービュー

Vol.2 放送作家 鈴木おさむ インタービュー

「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「めちゃイケ」などを手掛ける売れっ子放送作家であり、人気脚本家の鈴木おさむが 次世代のクリエイターに向けてメッセージを贈る!

鈴木おさむとインターネット

ネットはお笑いの新しい表現の場

JUGEMスタッフ - 鈴木おさむさんといえばやはり人気番組を多数手がける放送作家、というイメージが強いですが、最近ではブログやリレー小説など、インターネットでも積極的に活動されています。インターネットのお笑いについてはどう思われますか?

鈴木おさむ - YouTubeができてから、お笑いを見てる人がすごく多くなったなと思います。今日のニュースと同じ感覚で、今日のお笑いの総集編が見れたりする。YouTubeがあったから流行った芸人さんてのも、たくさんいると思うんですよね。これからどうなるかは分からないけど、ネタを見せて、お金をとろうっていうところも多い中で、ただで見れちゃうインターネットは、確実にお笑いの表現の場の一つになってきてますよね。

増田セバスチャン - テレビ、ラジオ、舞台に加えて、インターネットとお笑いの表現方法が多様化する中で、おさむさんが、今一番重要視してるツールはなんなんですか?

鈴木おさむ - 2007年は、テレビをもう一回ちゃんとやろうと思った年でした。15本のレギュラーをちゃんとやろうと。課外活動として、ちょうど5年間くらいやってた舞台から、つながってつながってつながって、もう一段上の舞台の仕事がもらえるようになったから、テレビと並行して、その仕事も大事にしていきたい。あとは、やっぱり僕は放送作家っていう作家だから、書きものですかね。雑誌の連載だったり、2008年の頭には小説も出すし、書くということにはこだわっていたいとは思いますね。


Youtube - (c) YouTube, LLC

YouTubeお笑いの表現の場の一つに。

JUGEMスタッフ - これから新たにチャレンジしてみたいことはありますか?

鈴木おさむ - やっぱり動画はやってみたいですね。YouTubeをあれだけみんなが面白く使ってるんだから。自分も何かやってみたいと思う。あとは、ミルクシーフードヌードルみたいに世の中でみんなの口コミで広まった、何かのおいしい食べ方とかも追ってみたい。世の中でふんわり名人(※)をすげえうまく食ってるやつが絶対いるんじゃないかって思うんだよね。

※ふんわりとした不思議な食感が楽しめるお菓子。芸能人にもファンが多い。


出る杭は打たれる
でも打たれても強い杭はへこまない

自分だけしか語れないものを作る

JUGEMスタッフ - 現在は多方面でご活躍されているおさむさんですが、19、20歳ぐらいの頃は、どんな感じだったんですか?

鈴木おさむ - 19、20の時って、やっぱり大人のほうがいろいろ知ってるわけじゃないですか。でも大人に負けたくないのね。だから自分だけしか語れないものを作ろうって思うわけです。そんな中で、20歳くらいの頃は、SMクラブに結構行ったんですけどね。

増田セバスチャン - SM(エスエム)!?

鈴木おさむ - いや、そのころSMクラブのことに関してしゃべれるやつがいなかったから。別にほんとにSMがいいと思って行くんじゃなくて、そこであったことを何から何まで人に話してやろうと思って行くんです。クラブに行くと、メニューが置いてあるんだけど、あとで、全部しゃべってやろうと思ってそれを全部メモったり。

中にはそういうことをあざといとか言う人もいるんですよね。わざわざネタ作りしてるみたいな。当時はもう、「SMキャラ」みたいなのを自分で作っちゃってたし、「お前どこ行ってもSM、SMだな」なんて言われて。その時は、「すみません」って言ってたけど、今思うと、なにがわりいんだよって思ったりもしますね。じゃあお前には何があるんだ?って聞き返したくなる。 やっぱり、目立つとどうしても、出る杭は打たれるというか、そういうことがありますよね。ただ、「出る杭は打たれる」けど、「強い杭はへこまない」んですよね。

JUGEMスタッフ - 「おお〜」(拍手)

鈴木おさむ - お?いいこといった?いいこといった!書いといて!太文字で!(笑)


夢を笑わない友達の存在

ある日、突然マラソンしようってなったんです

JUGEMスタッフ - H.U.G. vol.0のおさむさんの紹介VTRで、「若い時の友達の存在が今の自分につながっている」、とおっしゃっていたのが印象深かったのですが。

鈴木おさむ - 今でもそれは思いますね。そういえば、この間奥さん(森三中・大島美幸さん)とディズニーランドに行った時、友達のことをちょうど思い出したんですよ。というのも、僕は若い時に、ディズニーランドの近くの西葛西の居酒屋でバイトしてたんですけど、その時の友達と、よくその辺で遊んでて。ああ、ここでマラソンしたなあ〜って思いだしたんです。

増田セバスチャン - マラソン??

鈴木おさむ - はい。ある日、突然マラソンしようってことになったんです(笑)。走ってはタバコ吸って、みたいなことをしてたから、マラソンなんて言えないひどいもんだったんですけど。でも、今思うと、そうやって目の前にあるやりたいことを一緒にやってくれる友達って、すごくよかったよなって思います。その友達は絶対僕の夢を笑わなかったし。そういう友達がいたから、自分がすごく前に行けたんだなって思いますね。そういう意味で、自分の心地いい温度、僕は高いのが好きだけど、そういう温度を保ってくれる友達を大切にしていくべきだって思いますね。だから、20歳ぐらいの時は、色んな場所に行って色んな人に会って、自分とフィーリングの会う人をたくさん探した方がいいですよね。


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