エジプト | JUGEMテーマ
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エジプト騒乱 - 続報(マーディ地区)
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後之先
心配してましてカイロ在住の後輩がどうやら帰国できたようです。
窓の外がこんな風になってきていたら、言葉もうまく通じない外国でのこと。僕でも少々焦るでしょうね。革命とか政変とか、戦争とか大事件とかって、こんな感じで始まるんじゃないかなって思います。
911の同時多発テロの時もそうでしたが、テレビに「LIVE」と出ていても、CGやフィクションの映画に慣れきってしまった今、それが現実に起こっているものだと思えない、というか、現実に起こっているわけですが、そういうちょっと不思議な感覚、「戦慄」っていうんでしょうか。そういう感覚を覚えた記憶があります。
上の画像はカイロでも外国人の多くすむマーディ地区にある、後輩の自宅から撮ったものだそうですが、テレビや画像でも見ても、911と同じレヴェルなんでしょうが、窓の外ですよ、これ。(笑)人々の罵声、クルマや町の看板がボコボコに壊わされる音なんかも、間近に聞こえて、それはリアルに「戦慄」したことでしょう。(笑)
夜間には市民と警官隊との間の小競り合いもヒートアップして、市民側から投石や火炎瓶が投げつけられ、応戦する警官隊からは発砲も!?市内には戦車も出動したらしく。とにかく、本当、無事に帰ってこれてよかったです。
「どうやって帰ってきたの?」と聞いたところ、なにしろ携帯電話もインターネットも不通になっていたそうなので、一旦、東京でEチケットを取って、それをFAXで送ってもらったそうで、人によっては空港まで行ってチケットを買えた人、ヨーロッパの支社でチケットを取ってもらって、パリ経由で帰国してる人たちもいるようですが、後輩一家は、なんと直行便で帰ってこれたようです。もはや外国に暮らすに際して、インターネットは不可欠なインフラなんですねー。日本でもそうか。FAX(電話)が通じただけでも不幸中の幸いと思いましょう。本人の了承も得られましたので、しばし現地の写真をば。
この子たちが大人になった時、このこと覚えてるのかな。
とにかく無事に帰ってこれてよかったね^^
奇しくも正月に会った時、「今年は帰任になっちゃうかもしれないから、遊びに来るなら今のうちだよー」、「おうwじゃ決算終わったら行くわw」なんてやりとりがあったのですが、まさかその数週間後にこんなことになるなんて。
情勢次第ではこのまま向こうに戻らないってこともあり得るでしょうから、人生最初で最後?!のエジプト旅行は夢のまた夢になりそうです。
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2011-02-11T20:34:28+09:00
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エジプトのFacebook政変
http://besign2.jugem.jp/?eid=41
後之先
エジプトの政変。
歴史の上では、大きく政治や体制が変革する時には、多くの犠牲者が出るもの。
なんて他人事のように言えるわけですが、その地、その時に居合わせた人々にとっては、
大変な人生の一大事であることは間違いありません。
僕も大学時代の後輩が一人、ご主人の仕事の都合でエジプトに行っていますが、
心配でメールなどしてみても、返事が一向にありません。
どうやらインターネット接続の管理が強化されて?
そんなことできるんでしょうかね、
中国みたいにそれを念頭にネット環境が設計されているような国ならいざしらず。
とにかく、ネット環境が断たれた状況のようでして、
現地の方が「docomo経由ならtwitter出来た」とか騒いでいるくらいですから、
通常の接続環境は、ほぼ利用不能になっている?みたいです。
というのも、この政変(=デモ)が拡散したのは、なにやらFacebookとTwitterが一役買ったとのこと。
電話やテレビなどの20世紀的通信手段の発展が遅れていた国々で、
携帯電話やインターネットなどの21世紀的通信手段が、
低コストをテコにして、一気に普及してきてるのは周知のことですが、
Facebookとか、エジプトでもそんなに根を張っていたというのは少々驚きです。
エジプトの前には年末のチュニジアでの「ジャスミン革命」がありましたが、
あれもFacebookでみんな情報をやり取りしたそうですね。
日本でも源平の合戦や南北朝の騒乱、戦国時代や明治維新など、
それはもう数えきれないほどの死者の上に、新しい政治体制が確立されていったわけですが、
「歴史的には」それも必然だった、必要な犠牲だったのかもしれませんが、
その数えきれない死者それぞれに家族がいて、親がいて、子供がいて、友人がいて、
多くの血の涙が流されてきたことでしょう。
年末年始にちょっとだけ帰国してきた時に、昔の仲間で一緒に食事したのですが、
「日本は寒いね〜。エジプト遊びおいでよ〜。」なんて言っていましたが、
まさか帰ってすぐこんなことになるなんて、僕はもちろん本人も思ってなかったはずです。
今回は失業中や貧困層の若者が、デモの中核だそうで、
その矛先は当面の敵であるムバラク大統領に向いているようですが、一歩間違えば、
いつそれが、国内の富裕層や、外国人にキバを剥かないとも限りません。
それが企業駐在なら、安全も考慮して高級と言われる地区に住まうことも多いので、なおさらです。
日本が中東の原油に依存する限り、誰かは向こうで仕事をしなければなりません。
それを支える家族も、こうしたリスクに晒されながらも、あっちに行っている日本人が、
全部で2000人もいるそうです。
学生時代から外国経験の多い、比較的なタフなやつではありましたが、
今は小さな子供たちを連れて、略奪や流血騒ぎの続く彼の地で、連絡の取れない後輩が、
ちょっと心配になってきました。
無事を祈る。
(画像はイメージです)
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2011-01-31T21:05:54+09:00