女性性 | JUGEMテーマ
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ポジティブでフェミニンで、パワフル。時にワイルドで、官能にあふれ、母性と強さと優しさを合わせ持つ。女性性にまつわる、あらゆる話題についてテーマにしていきます。
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与えるコースから受け取るコースへ − 結婚編
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すぴすぴおっさん
JUGEMテーマ:女性性
師匠みちよさんの著書、『愛され女神に生まれ変わる方法』をまたちょこっと読んだりしています。
この中では『山登り女子』についても詳しく書かれており、山登り女子とは常に高いところを目指し、仕事もそれ以外でも常に頂上を目指し、誰からのヘルプも拒否して独立独歩、自給自足で生きようとする女性、という感じ。
そうなってしまった背景は様々ですが、親から常に頑張りなさいと言われ続けて来たり、何をやってもダメ出しされてきたり、または昭和の母に『尽くして耐えてこそ女』みたいな物を教育されていながらも『女性だってこれからはなんでも好きな事をやらないと』というような矛盾したものを聞かされてきたり。。などなど。
とにかく『与えてナンボ』、仕事も出来て気が利いて、なんでも先回りしてやってあげて、そんな『イイオンナ』でいることこそ『愛される』条件であると思い、他人からのヘルプを受け取るのは『ダメな女、出来ない女』という事になるので『あー、いいです自分でやれますよ!』とはねのけるけど、仕事や遊びの場で『わー、ありがとう〜♡』と周りに可愛がられている女子を見て『チッ、ぶりっ子すんなよ。』と舌打ちして見下そうとするも、どう考えてもそっちのほうが『愛されている』と感じて落ち込んでしまう。。そんな感じ。
本来女性性というのは『受け取る性』であり、自分が狩りに行って取得した成果物を誰かに与えるのではなく、与えられたものからより良い物を生み出すパワーを発揮し、周りも自分も幸せにする。。と説明があります。
詳しい内容は本を読んでいただいくとして、でもこの本って優しい言葉で書かれてますが、よく読んでみると『山登り女子』にとってはものっそ鋭いというか結構根っこからぐわんっと足元をさらわれるような内容だと個人的には思います。
私自身もみちよさんに太鼓判を押された『山登り女子』で(別に仕事は出来なかったけど。。)、しかも『大将と飲む、とか考えたら新橋以外で考えられない』といわれるほど根っこの部分に『おっさん性』までくっついているので、この『受け取る女子』へのコース変更は女性という性に生まれてきた以上課題の一つでありながらなかなかどうして難しい。。
そんな山登り女子でも例えば結婚したらもうゴールで男女関係に関してはもうそれでいいじゃん、とも思われるかもしれませんが、
それで終了では決してなく、そして私がセッションをするお客様は独身女性よりも既婚女性のほうが断然多く、結婚生活の中でも山登りをしている故に疲れてしまい、どうしてなんだろうと悩んでる方が多いです。
結婚した当初はお互いに求めているもののニーズが合っているけれども、生活をしていくとだんだん互いの本当の欲求みたいなものが出てきて、ギクシャクしてくる。。というか。もちろんそれはお互い生活をしていく中で相手に対する遠慮がなくなってきて、本来の自分を相手に出せるようになってきたからであり、相手や自分が『変わった』からではなく、『もともとそうだった』ってことが見えてくるからなので、悪いことではなくてむしろ解放されてきているとも言えるのですが。
与える尽くすことによって『だから私を愛してね』と思っている山登り女子は、結婚当初はキャリアも家庭も完璧にこなし、常に相手に尽くし、そして結婚、妊娠、出産みたいな節目で『役目』が与えられるとまたそれを完璧にこなそうとして持ち前のやったるで!精神ですごく頑張ってその間は生き生きしてるんですけど、
『やっぱり受け取りたい、頑張らなくてもいいんだよ、何もしなくても愛しているよ』
と言われたい、が本音だと思うので、結婚して何年も経ってくると遠慮がなくなってきてその本来の願望が露呈しだし、その尽くし続けている自分がなんだか一人相撲みたいに思えてきて、『なんで自分ばっかり頑張ってんの?』みたいに思えてしまう。本当は自分ばっかりが頑張ってるわけではないんだけど、そう思っちゃう。
でも男性のほうは常に女性のほうが自分に与え続けてきてくれて、そういう人なんだと思ってたから『え?突然なんで怒ってんの?』みたいに理解できない。で、山登り女子には『与えてもらってナンボ』と考える男性と引きあってしまう事も多いので、余計ややこしい。
そして女性の方も、色々と家事の手伝いとかもっと仕事して欲しいとかを相手に要求しだして『自分のことは自分でやってよ』とか相手に頼もうとするんですけど、だいたい『自分でやったほうが早いし正確』と思っているので、あ”ーーーー!もう!とか言ってちゃっちゃと自分でやってしまい、ミッション終了!としてスッキリするんだけど、相手に対して『なんでもっとこう、能動的に動かないんだよ!』とモヤモヤ苛立つ、でもまたその心の奥底では、『でもこんな感じでずっといたら嫌な女と思われて見切られちゃうかも』みたいな不安と、『でも私以上になんでも気が利く女もあの人には現れない』みたいな自信もあったりしてとてとても複雑。
でもここで『もっと自分でなんでもやってくれて、何もしなくても自分を愛してくれて、優しく包み込んでくれる旦那が良かった』と思ってそれを求めて仮にそういう新しいパートナーが現れてもまだトラップがあって、
山登り癖があるままだとそういう理想の旦那が現れたらもっと苦しくなる可能性があると思います。
常に先行投資して尽くして先回りしている状態こそが愛されるための条件と感じてしまっているので、そういった『できる男』が『ゆっくり休んでて良いよ、ご飯は俺が作るよ、働かなくても良いよ。』と言ってくれても、多分きちんと受け取れないと思うんです。
例えば朝6時に起きて朝ごはん作ってくれるような旦那がいたら、山登り女子はそれより30分前に起きて掃除して待ってしまったり、相手の掃除が完璧であればあるほど自分も汚さないように汚さないように、と必死で常に右手にコロコロ持ち始めちゃったり。
働かなくても良いよ、と言われたらじゃぁ会社勤めは辛いからやめるけど趣味の延長を極めて第二の栗原はるみを目指すわ??とか、家で稼げる資格取りに行っちゃったりとか。
とにかく『申し訳ない』気持みたいな罪悪感に苛まれたり、彼以上に頑張ってなきゃ捨てられる、と思い込んだりして全くリラックス出来ないかも知れないです。
そして与えてくれている男性の方も『なんで受け取ってくれないんだろう』と悩むし、終いには逆に迷惑ならもうやめようと思うかもしれない。
逆に言っちゃうとダラダラと言ったことも満足にやってくれない、ゴミが落ちてても気づいてもくれない相手だからこそ、自分のペースを守れるし、自分裁量でなんでも片付くので『楽』だったりする。
なのでMr. Rightが現れたとて、やっぱり根本治療みたいなものが必要だと思います。
自分を楽にする・自分を愛する
というのは、言葉で言うほど容易いことではないですが、なんで私ったら女子ワンダーフォーゲル部に入っちゃったんだろう、というところからじっくり考えて、自分の感情に向き合ってもうこの自分で自分を追い込む癖はリピートしなくていいや、と思えるようになるために、
まずは今までやってきたことの4割ぐらいの闘魂量で家事などもやってみてもいいかもしれません。
具体的には、
しんどかったらファミレスで食事を済ます日を作る、とか掃除も今の半分のペースに落とすとか、旦那に何かやって!と言ってなかなか思ったとおりにやってくれなかったとしてもそのままにしておく、とか、なんでもいいんですが、
今までの自分だったらご法度!だったことでも思い切ってテキトーになってみる。
自分がやっちゃたほうが明らかに早くても、『やって貰いたい』気持があるなら思い切って任せて委ねる。
すると、
4割の闘魂量でも案外生活は滞り無くまわり、それほど違いがないことがわかってくると思います。そしてダラダラと体たらくになったとしても旦那のほうはそのほうが『じゃぁ、俺がやってやろうかな』と思い始め、本来は旦那も発揮したかった『与える喜び』というものを率先してやってくれたりします。もともと男性だって『役に立ちたい』と思っているし、それが男性性の喜びでもあるのに、女性のほうが先回りしてしまうのでその気持を潰してきてしまっている、という背景もあります。
そこで『なんで今までやってたことをきちんとやらなくなったのだ!!!』と相手が激昂したり『優しくなくなった』とか言って他の女性に逃げるのであれば、
それはもうその人との関係について考えなおさないといけないタイミングかも知れません。
どんな相手でも出会いには意味があり、学びがある。。みちよさんもおっしゃってましたが、
こんなふうにやっぱり結婚はゴールではなく、むしろもっと掘り下げていく作業の始まりでもあると感じます。
って、ここまであたし物知り顔で書いてる感じもあるけど、
思っクソ自問自答だわ?????
男性側の気持も思いグセもあるし、女性側だけの問題では決してないし、
ではそこについて鼻付きあわせてじっくり話せるかって言うとそうでもないのが夫婦だったりもするのだけど、
色々あるわよねぇ。。でもそれも学びなのね、という丸っとしたまとめで逃げる感じですが、
同じようなところで苛立っている山登り女子の皆さんに、そんなふうな側面もあるかも。。と一方的に発信してみました。
ではでは。。
大将
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女性性 | JUGEMテーマ
2014-09-25T11:50:11+09:00