一秒で読める名言集 http://ichbyoude.jugem.jp/]]>
シューと名前が付いているように、最初は靴の小売商売から始まり、今日のような総合小売業財閥に発展した。世界の富豪100人に入る人物でもある。
ここに至るには色々なエピソードを持つが、商売の巧さで有名なのは、まだ靴屋で小さい店だった頃、冷房が珍しい時代に『冷房』をガンガン効かせて、お客を呼んだという。
ともすると日本人は、中国人華僑や華人の商売の巧さを揶揄したりけなす事が多いが、小さな工夫から大きくする考えは見習って良い。
セブにSMが出来てまだ8、9年で、同じ頃アヤラのモールも開業している。当時のセブの小売店というのはろくな所が無く、昔からのダウン・タウンに行くか、アップ・タウンにある貧弱なデパートで買い物をしていた。
埋立地のSM、ゴルフ場跡のアヤラと大きな店が出来てからは、セブの人の流れが変わり、アップ・タウンの繁華街など以前と較べると随分寂れてしまった。
SM、アヤラはアメリカ的な戦略で広大な駐車場を備え、映画館を6館前後設備し、買い物とレジャーを両軸にして集客をしている。
人間、金が出来ると次は『名誉』を求めると言い。日本の勲章制度がそのいい例だが、名誉領事もその類になるのだろうか。フィリピンには日本のような叙勲制度は無いから、この名誉領事は格好のスティタスになるようだ。
実際、こちらの新聞を開くと社交欄のページがあって、こういった名誉領事連中が肩書も麗々しく写真入りで頻繁に登場している。その記事の内容たるや、誰誰の誕生パーティーだとか開店祝いだとか言った他愛無いものだが、フィリピンはこういう世界も大事なのだなと認識する。
こう言った社交が下手なのが日本人で、この名誉ある人々に混ざって紙面に登場する日本人などほとんどないから、ある意味ではさびしい限りである。
国と国同士の付き合いや理解と言うのは、必ずしも経済力や援助額の多寡で決まるのではなく、こう言った虚栄の延長上にもあると言う事を知る必要がある。