ニホンザルは人間以外の霊長類では世界で最も北に分布している。
森林に群れですみ、植物の実、種子、新芽ほか、小動物も食べる雑食性である。
上高地で最も出合いの機会の多いけものは、ニホンザルである。
昼間行動する上、人をおそれず、道路や施設の近くでも平気で餌(えさ)をとっている。
上高地のサルは2010年には約140頭ほどいることが研究者の調査でわかっている。
夏は高い山の稜線(りょうせん)近くまで行くこともあるが、秋から冬にかけては川沿いに下りてくる。
ズミやイチイに登って熟した実を食べているのをよく見る。
(上高地ビジターセンター・上高地の動物図鑑より)