August 15, 2015
Tom西三川 #8 RCT Fill, #19 RCT1
Tom西三川は#8 RCT Fillでした。
FillというのはRCTで
最後に行う治療です。
つまりTom西三川の#8は
難症例ではあったが
無事通常通り3回で終了した
ということになります。
ということで
修復治療ですから
ラバーダムは必須になります。
っ
正面から見た様子です↓
#8の色はずいぶんと改善しましたが
山崎先生が納得できるレベルからは
遥かに遠いので今後も
ホワイトニングは続きます。
一方、歯の内部はこれで完璧ですから
この後、ガタパーチャを充填しました。
レントゲン(Periapical/通称PA)で
#8の治療の様子を観察します。
治療1回目の終了時点です↓。
08/13/15 #1治療後の様子↑
水色の線がそれぞれの
根の先を示しています。
隣の#7,9と比較すると
#8は歯根が三分の一くらい
短くなっていることがわかります。
薬も少し入りました。
治療2回目の終了時点です↓。
08/14/15 #2治療後の様子↑
薬の量は倍くらい入りました。
フィスチュラから漏れだしたので
これ以上入れる必要はもうありません。
治療3回目の今日の終了時点です↓。
08/15/15 #3治療後の様子↑
今日はもう薬を入れずに
歯の内部の形を整え
ガタパーチャを隙間なく
充填しました。
歯根がTom西三川の#8のように
激しく吸収(解ける)してしまうと
根尖の穴が変形し
かつ、
通常の何倍にもなっているため
ガタパーチャを詰めても
根尖の部分に隙間
ができる可能性が高く
その隙間から細菌が出入りし
歯の中で細菌が繁殖し
また歯が痛くなったり
歯の内部から虫歯になって
抜歯になるすることが
日本の場合は非常に多いので
本日Tom西三川が受けた
アメリカ歯科標準治療と同じ
レベルの治療を受けることの
出来ない人たちは要注意です。
Tom西三川の#8は予定通り
ガタパーチャの充填も終わり
RCT(Root Canal Treatment)では
失敗例がまだない
G.V. BLACK DENTAL OFFICEですから
Tom西三川の#8は今までは
抜歯にならないよう
再生のための治療に集中しましたが
これからは
誰よりも白い歯を目指す治療に
シフトすることになります。
*正しい神経の治療・RCT*
参考1:神経の治療・RCT
参考2:歯性上顎洞炎・蓄膿症
参考3:審美歯科の注意点・前歯のメタボン
参考5:治療費に関するFAQ
*ホワイトニングの実際*
ランチをTom西三川と食べ
休憩した後は
#19 RCTのスタートでした。
この#19も破壊の歴史が長そうです。
パラのどうでもインレーを除去しました。
歯の中には文字通り
色々なものが詰まっています。
それらを時間をかけて
少しづつ除去してゆきます。
2時間かけて一応
詰まっているものは除去しました。
レントゲン (Periapical/通称PA)で
今日の治療の様子を確認します。
08/15/15 治療前の様子↑
08/15/15 治療後の様子↑
治療前は歯根の中に
ボワーとした意味不明の白いものが
沢山詰まっていましたが
治療後は何もありません。
病巣への薬の注入がされていませんが
これは根尖に開いている
神経が歯の内部から出てゆく穴が
Tom西三川が以前された
神経の治療の際に使われた
ヒ素系の薬(アメリカでは使用禁止)
の影響で石灰化し
塞がってしまったためです。
こうなるとなかなか病巣には
たどり着けないことが多いのですが
それだけの毒薬ならば
細菌は繁殖出来ない
ということが多く
臨床学的には
詰まっている穴を無理矢理
こじ開ける時に考えられる
歯根の間違ったところに穴を開ける
というリスクは
抜歯になる可能性もあることから
通常は
病巣にたどり着くのは諦め
歯の中を徹底的に奇麗にして
速攻でガタパーチャを充填する
という治療方法を選択するのが
懸命な歯科医師の選択肢です。
G.V. BLACK DENTAL OFFICEでは
そのような治療を
約20年の間に
何百本という歯に対して
してきましたが
失敗して再治療をした歯というのは
ゼロであるので
エビデンスに基づいた
アメリカ歯科標準治療は最高だと
G.V. BLACK DENTAL OFFICEで
治療を受けた人々からは
思われているのです。
#19 RCTは明日も続きます。
*正しい神経の治療・RCT*
参考1:神経の治療・RCT
参考2:歯性上顎洞炎・蓄膿症
参考3:審美歯科の注意点・前歯のメタボン
参考5:治療費に関するFAQ
厚生病院からの風が気持ちいいです。
投稿者:Tom西三川
投稿日:2015年 8月15日(土)23時07分36秒
治療が続いておりますTom西三川です。
今日は、#8 RCT3回目、#19 RCT1回目でした。
#8は内側からのwhiteningの効果で、
かなり色が改善しました。
これから先、笑うことに
躊躇しなくてもいいんだと思うと、
本当に心が軽くなります。
#19はかなり古い神経治療跡で、
石灰化が激しいようでした。
今日は、今回の長期滞在でお世話になっている
民宿「あさの屋」を少し紹介します。
1枚目は、道路から見える看板
(Google Earthでもバッチリ写ってます)
2枚目は、宿の正面入り口
3枚目は、私が借りている部屋(離れの一室)
です。
GVBDOまで2.1kmの距離で、
宿で無料で貸してくれた自転車(ママチャリ)で
通っています。
行きは厚生病院までの1.5kmが
ずーっと登りですが、
ちょうどいいエクササイズです。
途中にデイリーヤマザキがあります。
帰りは超楽ちんです。
宿から反対方向500mの地点には
サークルKもあり、買い物は便利です。
女将さんに長期滞在の事情を話したところ、
一般の客間が満室の時でも
滞在できるようにと、
離れの部屋を貸してくれました。
女将さんとてもいい人です。
この離れの部屋は、一般の客間と別の建物なので、
プライベートな時間を落ち着いて
有意義に過ごすことができます
(ここは私の重要ポイントでした。
より料金が安いドミトリーではあり得ません)。
更に、龍に見守られているのでとても安心です。
洗濯機もタダで貸してもらえますし、
お風呂は大きくて気持ちよく、
トイレにウォシュレットも付いていて、
私にとっては言うこと無しの環境です。
素泊まり料金は4,200円です。
晴れでも雨でも自転車乗れるよという方なら、
集中治療での長期滞在にお勧めしたい宿です。
先生や事務長様には、
連日のハードな治療本当にありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。
August 13, 2015
Tom西三川 #8 RCT1, #12,14,15 Amalgam, #16 Ext
Tom西三川は#8 RCTスタートでした。
この歯はTom西三川が
G.V. BLACK DENTAL OFFICEに
来なければ自分の歯は治らない!
と悟ったきっかけの歯ですから
ちょっとやそっとのことでは治りません。
恐らくきちんと治せる歯医者さんは
日本にはあまりいないと思います。
神経の治療は修復治療ですから
ラバーダムは必須になります。
今日から、見始めた人のために
ちょっと復習をしましょう。
Tom西三川の#8はいつの頃からか
茶色く変色していた。
いつかは昔すぎて自分でも思い出せない。
#8の根の先と思われる歯茎の位置に
丸い穴があいていて
そこからウミが絶えず出ている。
歯は痛くないので
ウミが出ていても違和感はなくなり
もう慣れてしまった。
ところが、ある時、親戚の子供から
「おじちゃんの歯が茶色いのはなぜ?
気持ち悪い」
と言われ、はっ!とした。
それから自分が映っている写真を見ると
笑っている時は
前歯が黒く映っていて
冷静に考えてみると
確かに格好が悪いので
自分のイメージは
間違いなく悪くなるにちがいない
とわかったのは良いが
今まで自分が通った
歯医者レベルで治せるのか?
という疑問がわいたので
ネットで色々調べたところ
そもそもこの症例に関する
情報はほとんどなく
あるとしても
歯を削ってメタボンにする
という連中ばかりで不安が先行したが
そんな中
白く治せる!<<<info Click
と断言していたデンタルオフィスが
1件だけ見つかったので
そこに行こうと決意し準備を開始した。
しばらくして準備ができたので
治療希望をしたら
東北の果ての地であるにもかかわらず
面接してくれる人が近くにいたので
速攻で会うことができ
速攻で高山に来て
今、G.V. BLACK DENTAL OFFICEの
デンタルチェアに座っている。
という感じになります。
なぜ茶色になったのかは
後から説明するとして
今はお気楽レジンだらけの前歯に集中です。
#8の歯茎からウミが出ている
ということはもう#8の神経は死んでいる
ということですから
RCT(Root Canal Treatment)が必要になるため
歯に穴を開けることからスタートです。
穴を開けると
歯の中は茶色のペンキのようなものが
べっとりと付いていました。
血糊です。
つまりTom西三川の#8は
過去のある時点で
スポーツ事故や交通事故などで生じる
顔面を強く何かに打ち付ける
という衝撃を受け
そのショックで一瞬にして
神経と血管が切れ
歯の中の神経は死に
血管から血が噴き出して
歯の中に血がたまり
ヘモグロビンが歯の中で
茶色に変色して
それが歯にしみ込み
歯を茶色くした
歯の中で死んだ神経や
流れ出た血液が腐敗し
細菌が繁殖して
歯根の先端に病巣が出来
年と共に大きくなり
骨を突き破り
歯茎も突き破って
フィスチュラになって
そこからウミが出るようになった
ウミが出ると
病巣内の圧力が上がらないため
歯は痛くはならないが
細菌の交流は激しいため
歯根は間違いなく解けて
かなり短くなっている
という事実が内部の調査で判明しました。
2時間ほどかけて
ヘモグロビンの残骸を
表面的には除去できました↓。
表から見た様子↓。
#8の色もかなり白くなりました。
裏から見た様子↓。
歯根の中も奇麗にして
神経の死んだ残骸などを取り除きました。
そして最後に根尖病巣に薬を入れて
今朝の治療は終了しました。
PAを見るとその過程がよくわかります。
08/13/15 治療前の様子↑
08/13/15 治療後の様子↑
根の先に白く映っているのが
薬なのですが
#8歯根が隣の#7と#9に比較して
かなり短いことがわかります。
*正しい神経の治療・RCT*
参考1:神経の治療・RCT
参考2:歯性上顎洞炎・蓄膿症
参考3:審美歯科の注意点・前歯のメタボン
参考5:治療費に関するFAQ
*ホワイトニングの実際*
ランチを食べた後、休憩して
午後の治療が始まります。
Tom西三川は遠方から
泊まり込みで来ているので
短時間で多くのことをしなくてはいけません。
#12,14,15 Amalgamです。
修復治療ですから
ラバーダムは必須になります。
ということでラバーダムの
画像になるのが通常なのですが
昨日同様親知らずが邪魔をしています。
こちらも初診の段階でわかっていたので
予定通りの抜歯をしました。
レジンが詰まっていますが
腐食して黒くなっています。
これでは虫歯の大爆発は確実で
早く抜いて良かったねえ!
という感じです。
邪魔な親知らずがなくなったので
ラバーダムは問題なく装着できました。
#13は歯列矯正のために抜歯となるので
ここでは治療はしません。
#15は一見無傷のようですが
お気楽レジンが詰まっています。
ホケンのどうでもインレーを除去すると
#14が嫌な感じになっています。
虫歯だけが削れるドリルで削ると
齲蝕の部分は白い粉になって
吹き飛のですが
今回は吹き飛ぶ量が多いのです。
それでも30分くらいかけて
慎重に神経近くまで
ギリギリの所まで削り進めてゆくと
ようやく虫歯フリーになりました。
この後、Amalgamを充填し
無事本日の治療は終了しました。
*真実のアマルガム治療*
参考1:究極の歯科虫歯治療
参考2:虫歯にならないラバーダム・奥歯
参考3:ホケンの銀歯の問題点
参考5:歯科用アマルガム治療の実際
参考6:スライスカットの恐怖
参考7:お気楽レジンの問題点
参考8:奥歯にされたお気楽レジンの恐怖
参考9:奥歯の虫歯の再治療
参考10:口臭の原因
参考11:メタルフリーのワナ
参考12:治療費に関するFAQ
今日の高山は曇りときどき雨 投稿者:Tom西三川
投稿日:2015年 8月13日(木)22時13分24秒
今日から自転車通いのTom西三川です。
行きと帰りは何とか降られずにすみました。
涼しくてサイクリングには最適です。
今日は、#8 RCT1、#12,14,15 Amalgam、
#16 Extでした。
長い間私を悩ませてきた#8に薬が入り、
感無量です。
その他の治療も、予定外の
レジンもあったようですが、
さほどの痛みもなくスムーズに終了し、
過去の治療がいかに酷いものだったかを
実感しています。
本日の流動食は何にしようかと
ローソンまで足を伸ばしたところ、
各種ゼリー飲料のみならずカボチャスープ、
チョコレートドリンク、様々なフルーツの
スムージー等とよりどりみどりで、
いい時代になったものだと思いました。
先生、事務長様はじめお目にかかった皆さん、
本日はどうもありがとうございました。
また明日もよろしくお願いします。