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こうして眺めていると、のんびりして優しそうなカメですが、カメはケンカもするし共食いもします。狭いところに複数のカメを入れておくとケンカが起きます。相手の頭、甲羅、脚、尻尾などに噛みつきます。けれども、この堀のように広いところでは滅多にケンカしないそうです。大きいカメは雌で、小さいカメは雄です。カメは共食いもします。それは極端な体格差がある場合です。大きい大人のカメはすごく小さい子供のカメを食べてしまうことが多々あります。小さいカメを餌と認識してしまうのです。
カメだけでなく、人間も同じです。大きな国、ロシアは、小さな国のウクライナを共食いしています。今日もウクライナやロシアの人々が戦争で命を落としているかと思うと悲しくなります。意地を張らないで、すぐに戦を止めて握手することはできないのでしょうか。プーチンは「カラマーゾフの兄弟」のドストエフスキーや、「戦争と平和」のトルストイに影響を受けたそうです。両作品とも読んで映画も観ましたが、「カラマーゾフの兄弟」に出てくる「神がなければ、全て許される」をプーチンは体現したように思えるそうです(ロシア文学者・亀山郁夫)。
また、トルストイの「戦争と平和」はナポレオンに勝利したロシアの戦いを描いた構成になっていますが、テーマは戦争により運命を翻弄される人々、個人の幸福、家族の絆を追求した物語で、「戦争は悪、平和は尊い」と訴えています。作者のトルストイは莫大な資産を有する伯爵家に生まれた貴族ですが、博愛主義で、自分の家の召使にお辞儀したり、掃除をしている彼らを気の毒に思ったりしました。また、金や物品を貧しい人々に惜しみなく分け与えたり、農民たちと共に働き、一緒に苦しんだりしました。プーチンは文学を政治の道具の一つと考えて、都合のいいように解釈して利用しているのではないでしょうか。
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【写真−1 植えられて半世紀以上は経っている樹】
歩道の上に樹が生えていてその根が歩道上に大きく露出し、左端に見える樹などは根が歩道の縁石を飛び出て車道側にまで張り出していて、生命力に溢れた具合だが、よくよく見ると痛々しい。
この通りの右側を進むとかつての飛行場跡で、ここは旧日本海軍の航空隊が駐屯し、1944(昭和19)年10月21日、神風特別攻撃隊の『久納好孚』中尉がゼロ戦に250キロ爆弾を抱えて飛び立って行方不明となり、神風特攻隊員最初の戦死者を出した部隊、空港と知られる。
空港は1990年代に閉鎖され、その後フィリピンの大手財閥が再開発して、中層のビルやコンドミニアムが密集するビジネス地域となっているが、それ以前は小型飛行機が時々離発着し、その時はこの道路上に遮断機が下りて通行止めになった。
ちなみにこの財閥、跡地を開発するのが得意で、首都圏マカティ市のフィリピンを代表するビジネス街はやはり旧飛行場跡で、フィリピン防衛の旧日本陸軍第14方面軍司令官となった山下奉文大将が満州からマニラに降り立った飛行場がここであった。
また、セブのゴルフ場跡を再開発したのもこの財閥で、現在セブを代表するショッピング・モールを核にオフィス・ビル、コンドミニアムの並ぶ地域となっていて日本の総領事館があるのもここで、最近同地区にある別のビルに移ったが、フィリピンの土地開発は基地だとか空港跡地のような公有地が狙われ、これら開発業者は払い下げで美味い汁を吸っているようだ。
元ゴルフ場だから大きな樹が残っていてそれを上手に利用して区画し建物を造れば良いが、貪欲な企業は敷地一杯に建物を建てるためにほとんどの樹は躊躇なく伐られ、最近でもコンドミニアム建設に邪魔になると、朱色の花を咲かす樹齢60〜70年はあると思える並木が簡単に伐られてしまった。
写真−1に戻るが、青く塗られた塀の向こう側は国の職業訓練学校があって、この学校は交差点の角に広大な敷地を持つが、上述したようにセブ市内でも一等地になり、想像するに写真−1の根の出ている樹々は元々はこの学校の敷地内に植えられていたのではないかと思う。
それが、飛行場跡地再開発のために道路を拡張し、その過程で歩道を設ける必要があり、学校側が樹々の生えているまま提供し、それが歩道となり、長い年月の間に御覧のような具合になったのではないかと思うが、そういえばまだ飛行機が離着陸していた時代の道路幅は車がやっとすれ違うような細い道であった。
道路を拡張する時に邪魔だと樹々は伐られてしまうが、写真−1の場合は歩道の土地の所有者であった学校側の強い要望があって伐ることが出来ないのではないかと思うが、聞いた訳ではないので真相は分からない。
歩道の真ん中にこの様な根の張り出した太い樹が生えていると、利用者には障害物にしかならないが、年中暑いフィリピンは日本のようにブラブラ歩く人というのは少ないので、こういった状態でも邪魔とは感じないので伐られずに済んでいるのかも知れない。
【写真−2 公営掲示板というのはないからポスターは野放し】
道路拡張では簡単に樹が伐られると書いたが、セブの昔からある既存の道路というのは馬車を利用していた時代にすれ違えれば良いという考えで造られているから当然狭く、近代の車時代になってすれ違うだけではなく、追い越しも出来る道が要求されると当然拡張されることになる、
馬車の時代は人間と馬車を曳く馬用に沿道に木が植えられて木陰を提供し、これらの樹はふた抱え以上もある巨樹に育ち、セブの南部方面へ行くと見事な並木を作っていたが、それも道路拡張によって簡単に伐られてしまった。
こういった巨樹を伐るに当たってフィリピンの環境保護団体は反対を表明し裁判に持ち込んではいるが、常に伐る側の勝利で、これは自然保護よりも目先の利益に走らざるを得ないフィリピンの現実であるが、普通の人も樹を伐るのは何でもないという意識は強いようだ。
時々、車で遠出して道端に直径1m近くもある樹が伐り倒されて横たわっている姿を見、小生などはこれでテーブル用に一枚板が取れそうだなと思うが、多くは薪になるようで、フィリピンは都市部はともかく地方に行くと薪や木炭を燃料にして煮炊きしているのが圧倒的に多く、薪を束にして店先で売っているのは珍しくない。
写真−2はセブの幹線道路沿いで写しているが、ひと抱え以上もある樹に無造作に釘で打ち付けてあるのは、この5月にあった選挙の上院選(日本でいう参議院)に出た候補者ポスターで、その右側に繋げてぶら下げているのはセブ州知事選に出馬した候補者である。
フィリピンの上院選は3年毎に12人を改選する定員24人という狭き門で、大統領になるのは上院議員経験者が多く、2022年大統領選で当選したマルコスも1期6年間務めている。
樹にポスターを打ち付けている候補者は若い時に国防長官をした人物でかなり政界では名は通っているが、その後副大統領選に出て落選。しばらく鳴りを潜めたものの2022年上院選に出たが、12位の最下位当選者に235万票及ばず15位で落選。
セブ州知事選立候補者は再選を目指して、80%に及ぶ得票率で対立候補を全く寄せ付けず悠々当選するが、この人物セブを壟断する政治屋一族出身で、父親も3期9年セブ州知事を務め、その後釜に座って3期9年を務めた後に下院議員2期をやって、再び州知事になり、今回の再選である。
この知事の娘がセブ市郊外の町長と副町長を夫婦で交互にやり、2022年選挙では妻は町長に再選、夫は前回下院選で議席を得て今回も再選するが、この妻、町長就任式もやらない前にマルコス政権から一本釣りされて観光省大臣に任命され、いそいそと中央に転進。
巷間伝わる話では、この夫婦、選挙が始まる前から副大統領選で悠々当選したサラ・ドゥテルテを応援していて、セブ地域の票固めをし同時にマルコスの票も積み上げたから選挙の恩賞人事といわれている。
空いてしまった町長の座は副町長で当選した義理の弟が昇格するから、全く後顧の憂いなく大臣就任となったが、こうなると権力に尻尾を振っているのは明らかで、町長に票を投じた住民は名誉と思っているのが大部分のようだ。
さて、写真−2の大きな樹の立つ道路、将来は道路拡張する予定になっていて、その時が来ればアッサリ伐られる運命だが、それがいつになるのか分からなく、それでも道路の所々に将来この道幅になるという具合の100mに満たない長さの拡張された箇所があって、どうしてこんな細切れで工事を進めるのか不思議な感じを受ける。
道路拡張計画は中止になることはないだろうが、電話会社やケーブルテレビ用の線を張ったコンクリート製の柱が電柱とは別に写真−2の樹のすぐ裏側に立てられたのを見ると計画は縮小し、この樹は伐られずに済むのかなと思ったりするが、ある日突然ということがこの国では普通だから期待してもいけない。
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毛利の殿様だけが通れる赤門。一般の参拝者は向こうの山門から出入りします。
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私達は長い間、枯山水の雪舟庭を無言で眺めていました。今、世界情勢は平和とかけ離れています。日本でもテロが起きました。私は子供の頃、おてんば娘で男の子とよくけんかしていました。それは幼い故のけんかです。けれども大人のけんか、国家間のけんかは、あくまで話し合いにより解決すべきで、仲良くすることがとても大切だと思いました。
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