11月19日(土)〜20日(日)に鶴学園 初等中等教育研究センターのプログラム「とびしまサイクリング旅」がなぎさ中学校・高等学校、広島工業大学高等学校[全日制・通信制]の生徒対象に実施されました。
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Tsuru Extracurricular Activities | 鶴学園の課外活動 (tsuru-eca.com)
今回の秋の宿泊プログラムは、瀬戸内の多島美を眺めながら「とびしま街道」へサイクリングの旅。
美しい瀬戸内海や、島の景色を観ながら、ゆったりとした時間を過ごすことをコンセプトに行いました。
参加者は中学生・高校生の合わせて8人。
JR安芸川尻駅に集合し、オリエンテーションと安全講習を受け、いざスタート!
交通量の多いところは、お互いに注意を促したり、声をかけ合いながら進んでいきます。
途中、安芸灘大橋を渡り、瀬戸内海を一望。
この日は風が強く、なかなか思うように進めない様子でしたが、励まし合いながらなんとか乗り切り、結果40?を走破することができました。
2日目は1日目とは異なり、気温も高く日差しの気持ちいい1日でした。2日目ということもあり、少し慣れた様子。
自転車のパンクのような小さなトラブルがあっても、落ち着いて対応できていました。
子どもたちの最後の振り返りの言葉からは
・最後までやり切りたいという思い
・達成できた時の充実感
・年齢の違う参加者同士の交流
・地元の方とのふれあい
など、ポジティブな言葉に溢れていました。
そして、瀬戸内海ならではの多島美の情景を身体いっぱいに感じることができて、大変充実したプログラムになりました。
JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
私たちにとっては外出しづらい天気ですが、自然の植物たちにとっては恵みの雨になります。
沼田の森の植物も、たくさんの恩恵を受けているようでした。
午前のうちに雨が止んだことで、心配されていた屋外でのスクーリングも可能に。
そこで、今日は里山づくりのスクーリングに潜入しました!
里山とは、自然と共生するために整備され、私たち人間が整備するものとされています。
スクーリングの中では、こうした里山に目を向け、「里山づくり」を体験し、学習することを大切にしています。
本日は、エンカレが誇る畑の整備を行いました。
これまで何度か整備を重ね、ここまできれいな状態を保つことができるようになりました!
本日は畑づくりには欠かせない畝(うね)づくりを実施。
慣れないながらも、鍬を使いながら熱心に畑を耕す様子が見られました。
自然に目を向け、沼田の森ならではの体験ができるのがエンカレのいいところです。
今後、この畑がどのように変わっていくのか、ご期待ください。
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
「わたしの工芸」のスクーリングでは、粘土から器をつくる、陶芸に取り組んでいます。
本日は第1回スクーリングということで、湯のみづくりを行いました。
湯のみひとつあたり、300gの粘土を使用します。
丸めた粘土を、指で引き伸ばして形にする「手びねり」という技法で取り組みます。
なめし皮という道具を使って、湯のみの表面を美しく整えていきます。
自分の手で、ものをつくる楽しさ、土に触れる面白さを体感できる時間です。
集中して取り組むため、2時間はあっという間ですね!
「土」という素材に向き合うことを通して、自分と向き合うことのできるスクーリングです。
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
本日の体育(からだづくり)のスクーリングでは、キンボールに取り組みました。
スポーツの得意・不得意に関係なく、頭を使いながらみんなで楽しめる競技です。
声を掛け合い、互いにコミュニケーションを取りながら行いました。
桜の季節が終わり、沼田の森ではツツジが美しく咲いています。
日中は、どんどん気温が上がり、沼田も暑さを感じる気候となってきました。
くれぐれも、熱中症には気をつけて活動しましょう!
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
昨日の雨から一転、本日の沼田の森には気持ちの良い青空が広がっています。
藤棚のフジの花が、美しく咲いています。
藤棚の隙間からこぼれる陽の光が、きらきらと美しくかがやいています。
そんな本日、春期スクーリングが始まりました。
こちらは402教室で、ヨガのスクーリング。
あたたかな桜の季節から、新緑の眩しい季節へ。
これから少しずつ、それぞれの学びを一緒に広げていきましょう。
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明日は、いよいよ入学式です。
新入生のみなさんをお迎えするため、本日は教職員と在校生サポーターのメンバーで、会場準備を行いました。
イスを並べ、清掃を行い、美しく会場を整えました。
華やかな式花も準備されました。
新入生のみなさんは、新たに始まる高校生活に向けて、緊張と不安でいっぱいだと思います。
少しずつ、ゆっくりと慣れていきましょう。
まずは、明日の入学式。
新入生の皆さんとの出会いを、教職員一同、心より楽しみにお待ちしています。
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沼田の森は、わたしたちに様々な恵みをもたらしてくれます。
シイタケも、そのうちの1つ。
毎年おいしいシイタケが収穫できます。
本日収穫された、採れたてのシイタケ。とっても肉厚で、ジューシーです!
こちらの青々とした美しい若葉は、ヒメリンゴの木です。
瑞々しい葉っぱたち。日光をたくさん浴びて、やわらかなグリーンが光っています。
沼田の森では、桜以外の草花も、エネルギーに満ち溢れています。
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
3月13日(日)に挙行した、第16回卒業証書授与式での、在校生代表による「送辞」の文章をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
答辞
厳しい冬の寒さを乗り越え、ここ、沼田の森の木々の芽も膨らみ始める季節となりました。本日は、ご多忙の中、ご臨席いただきました理事長先生、校長先生始め先生方、並びに同窓会の役員の方々に卒業生一同心からお礼申し上げます。そして、私たち卒業生のため、このような素晴らしい卒業式を挙行いただきましたこと、また心のこもった送辞をいただきましたことにも心から感謝いたします。
エンカレでの3年間は私にとって長いようで短く、とても濃密な3年間でした。みんなで手を取り合って沢を登った青空キャンプや、自分たちが主体となって行ったエンカレ祭など、他の学校では経験できないエンカレだからできた経験が多かったからこそそう感じるのだと思います。
エンカレッジに入学する以前の私は、心身共に身体のバランスを崩し、教室に入ることができなくなり、言わば暗いトンネルの中を1人で歩いているような、そんな感覚でいました。そんな私にとってエンカレッジは暗闇に差し込んだ一筋の光のようで「ここでなら自分らしく頑張れる」そう感じさせてくれる場所でした。
とはいえ、入学後は苦労することも多くありました。自由度が高い校風が故に、一人悩み込んでしまったり、周りに合わせようとするあまり自分の気持ちや意思を軽んじてしまうことも多々ありました。ただ、どんな時も親身になってくださった先生方やお互いを理解し合える友人と出会えたことで、少しずつ自分のペースで歩いて行けるようになりました。
そんな私はエンカレッジの総合的な学習科目であるキャリアデザイン?で、自己肯定感についての探求を行いました。自己肯定感の本来の意味である「ありのままの自分を受け入れる感覚」を持つことは、自分にとってはとても難しいことでした。周りと見比べると常に劣等感、不安感に苛まれ、自信を失い、自分という存在をうまく理解できない状態でした。もちろんこの探究を経ただけで、自分自身を完全に理解できたわけではありません。ただ自分にとっては大きな気づきを得ることができた探究でした。
エンカレッジにはコミュニケーションを苦手とする生徒や、私と同じように過去に傷を抱えている生徒、登校することすら難しく、孤独を感じている生徒など、本当にさまざまな生徒が在籍しています。他校と比べると、違うことだらけで、まるで理解されない独特な部分もあるのかもしれません。ですがエンカレの生徒一人一人にはそれぞれ違った素晴らしい個性があり、お互いを受け入れ合う穏やかな雰囲気があります。
多様性が叫ばれる現代において、エンカレは重要な役割を担っているのではないかと私は感じます。一人一人が「自分」という存在を尊重し、「仲間」を尊重できる、そんな学校であり続けてほしいと思います。
これからそれぞれ新たな段階へと歩を進めていく私たち卒業生には、自分の未来に大きな希望を抱く人もいれば、将来像をうまく描けず不安を感じているそんな人もいると思います。
「人生にバッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。」
これは作家である又吉直樹さんが芥川賞を受賞した作品「火花」の中で綴った言葉です。この言葉はこの3年間、何度も私に勇気を与えてくれた言葉です。私たちは何か壁にぶつかると、すぐにバッドエンドを描いてしまいがちです。ですが、どんな時も「まだ私は道半ばだ」と思うことで、僅かながら希望を見出すことができるのではないかと思います。
「自分は将来どんな人生を歩んでいくのか」、考えても答えは簡単には出てきません。ですが、又吉さんのように誰かの支えとなるような言葉を紡げる人に私は成長していきたいと思います。
最後になりましたが、本日はお忙しい中、私たちの卒業式にご臨席いただいた学園関係者、保護者の皆さん、ありがとうございました。そして、この3年間私たちの成長に寄り添い、いつも優しく、時に共に悩みながら支えてくださった先生方、共に沼田校舎で過ごした在校生、卒業生の皆さん本当にありがとうございました。エンカレッジでの多くの出会いと思い出を胸に、新たな道に進みたいと思います。エンカレッジコースの益々のご発展をお祈りし、卒業生代表の挨拶とさせていただきます。
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
3月13日(日)に挙行した、第16回卒業証書授与式での、在校生代表による「送辞」の文章をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
送辞
厳しい寒さも、少しずつ和らぎ、ここ沼田の森でも春を感じられるようになりました。卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
今、皆様は、エンカレ生として過ごしてきた日々をどのように振り返っていらっしゃいますか。
春には毎年満開となり美しく咲き誇る知育館横の大桜、秋に食べたおいしかった焼き芋、どんなときにも優しく接してくださった先生方、友達とかけがえのない日々を過ごしたロビーや301教室など、かぞえきれないほどの思い出が、頭の中を駆け巡っているのではないでしょうか。
卒業生そして在校生ともに、今日までの高校生活は苦難の連続であったと思います。幾度となく繰り返す新型コロナウィルスの影響で、卒業年次のみなさんも正直思い描いていたような高校生活は送ることができなかったと思います。在校生の私たちもその厳しい中、このエンカレッジに入学してきました。
私は、慣れない高校生活の始まりの中で、感染対策も加わり、なかなか友達もできず、不安な日々を過ごしました。
しかし、入学時に目にした、泣き言ひとつ言わずに学校生活を送る先輩方の姿に、とても勇気づけられ、励まされたことを今も鮮明に覚えています。
贈る言葉を考えるにあたり、先輩方との思い出を思い起こしてみたのですが、私の中から出てくる思い出は、何かの行事やイベントでの思い出というよりは、日常生活での先輩方との何気ない会話やたわいない話で盛り上がる、そんなちょっとした毎日のやり取りでした。それほどまでに、先輩方との日常は、私にとってかけがえのない日々でした。
先輩方と出会った当初は、先輩方とどう接すればよいのかわからず、あまり積極的に話すこともできず、話すときもどこか距離を置いていたようで、いつも敬語を使って話していました。しかし、ある日、ある先輩から、「ため口でいいよ」と言っていただき、そこから状況が一変しました。
最初は戸惑いと、なれなさで、敬語とため口が混ざり、余計変な話し方になりましたが、先輩はどんな自分でも笑って受け入れてくれたので、次第にリラックスして話すことができるようになり、学校で笑顔になる機会も増えていきました。
笑顔になることが増えると、その分学校生活も楽しくなっていき、毎朝学校に行くのが楽しみになっている自分に気づきました。エンカレッジに入学する前には、あれほど嫌だった学校に行くということが、いまでは楽しみでしかたないものになっています。これには正直自分でも驚いています。今のこの生活は、先輩方の存在なしではありえないことでした。改めて、ありのままの自分でいることを認めてくれた先輩方に、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
月日の流れるのは早いもので、そんな先輩方ももう卒業を迎えられ、四月から私も卒業年次生となります。先輩方が卒業した後も、私は、互いを尊重しあい、ありのままの相手の姿を受け入れるというエンカレッジ生同士の習慣を絶やすことのないように頑張っていきたいと思います。
今日をもって、先輩方はこの学校を卒業され、新しい社会へと足を踏み出されます。つらいことや困難なこともあるかもしれません。
しかし、先輩方がエンカレッジで身につけた、互いを尊重し、ありのままの相手を受け入れることの大切さを忘れずにいれば、その状況は必ず良い方向に進むと信じています。ですから、どんなにつらいことがあっても、先輩方らしく、笑顔でそれぞれの道を歩んでください。私たちは、いつまでも応援しています。
最後になりますが、新たな道へ一歩踏み出す先輩方の前途が希望に満ち溢れたものでありますように祈念し、送辞といたします。
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JUGEMテーマ:豊かな学びは夢を後押ししてくれる
エンカレッジコースは、3月13日(日)に、第16回卒業証書授与式を挙行いたしました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、この度は誠におめでとうございます。改めてお祝い申し上げます。
本日のブログでは、卒業式当日の様子を、写真でご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
卒業証書授与では、校長先生より卒業生一人ひとりに証書を手渡ししていただきました。
総長祝辞の様子。
お祝いの言葉に、じっと耳を傾けます。
卒業生代表による答辞のワンシーン。
こちらは式典前のオフショット。
胸元に光るコサージュは、教員による手作り品です。
式典後は、証書入れを片手に笑顔で写真撮影。
答辞・送辞を務めた生徒も、清々しい笑顔!
新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行いながら、無事に卒業をお祝いすることができました。
卒業生の皆さんが、これからも自分らしい人生を歩んでいけますように。
エンカレッジコースの教職員一同、卒業生の皆さんの今後のご活躍を心より応援しています。
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