JUGEMテーマ:音・音楽・楽器
HP作成に苦戦中なので、気分転換も兼ねて「自己紹介」をしたいと思います。
(気分転換には自己紹介…^^;)
では、私の音楽歴などをご紹介。
小学生時代
友達のギター弾いてる姿見て、安いギターを質流れ屋で買って、ギターを始め作曲も始める
中学性時代
音楽が一番得意となり、筆記テストはいつも100点! でリコーダーのテストの時はクラスメイトにプロと揶揄される
もちろん吹奏楽部に入り、トロンボーン担当になる
でも中学自体のレベルは低く、コンクールは参加することに意義がある…がモットー^^
高校は音楽大学付属高校に行きたかったが、ピアノは必須と知り、あきらめる…
で、商業高校に進路変更
高校生時代
県内でも"まあまあ"な実績があったこの高校の吹奏楽部に入部し、トロンボーン担当、のちにユーホ・チューバも兼任
コンクールは1年の時に金賞、2.3年は銅賞…
文化祭で演奏する曲の採譜もする
フォークバンドも立ち上げ、ベース担当・リーダー(名ばかり)になる
社会人時代
YAMAHAの地方ショップで「音楽教室」担当になる
仕事柄、自前トロンボーンやLM機器を購入
当時「ワンマンバンドコンクール」(一人ですべて録音する曲)というものがあり、ショップ大会で準優勝となる
以降、シーケンサーやシンセで曲作りを始める
それから約30年、今に至り、吹奏楽部は女子が大半となり(当時は半々くらいだった)かわいいアイテムを扱っているショップがなかなかないため、自分で始めたいと思った…のであった^^;
それから、オリジナルなもの(自分専用のもの)が作りたくても、最低でも20個からとか、「そんなに要るかーいっ」というわけで1つから作れるサイトを作りましたーーって、まだできてない…^^;
というわけで「音楽を全くわかってないやつ」の気まぐれサイトではないということが少しはわかっていただけ立ち思いますので、HP作りに再挑戦するために、帰りまーす…ではまた明日!
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ジョブズが生きてたらこんなにデカくしたかしらん?
「そりゃーパソコンからの移行組だけじゃなくって、そもそもパソイジる前にスマホでそのまんまパソもmacもいらねっすという人たちがお子ちゃまからいい大人までかなり占めちゃって電車の中じゃもっぱら漫画と動画なんだからとかなんとか四の五の.... 」
有名な話ですが、iPhone 開発中に鬼のジョブズから下った命で「どんだけ小ちゃくできるか」に身も心もすり減らしたスタッフが、「ここまでやったら文句ねえべ」とプロトタイプをジョブズの部屋に持ち込んで見せたところ、手に取ったプロトをデスクの水が入ったコップにチャポン!水面に上がってくる小さな泡を指差し「まだこれだけ中に隙間があるってことよね?それならもっと小さく出来るってことじゃなくって⁈ ヒロミ!」と、お蝶夫人風に言ったかどうかはさておき、まさかのジョブズの行動でけんもホロロに追い返された技術陣がやっとこさこしらえたのがあの初代iPhone だそうな。
それ考えると、何でここまで大きくなっちゃうかなぁ?
小ちゃい方は、今日まで約5年使っていた5Cです。手のひらにすっぽり収まるこの大きさからデカくするなんて何かがおかしい、次なる進化はウルトラセブンのあの腕時計型テレビ電話ぐらいしかねえべ?と思っていたら登場したApple Watchにはなぜか触手が伸びず...
何ででしょうね?
買い替えたのはこれが理由なんですけどね。
画面割ったのなんて初めて。ケースもカバーも付けずに使っていて、何度も落っことしたりしましたが今まで無事でした。
性能は全く問題なく、1回バッテリー交換したくらい。
小ちゃくて頼りになるやつだったのに残念。
小ちゃくって頼りになるといえばこちらもそう。
目出度くレギュラーカラー(Black)は出荷が再開されたそうなVOX AC10C1。
私がこの限定カラー&割高MAROON BRONCOを昨年12月に手に入れたのも、当時レギュラーカラーは品切れ、再生産は6ヶ月待ちと言われたのが大きかったですね。
だって今欲しい理由がオツムにパンパンにあるのに半年待てじゃねぇ?
でも結果このカラーリング大変気に入ってます。
で、久々に登場したこのアンプに何があったかといえば...
そうです、ついつい今までやらず仕舞いだった「球転がし」を行なったのであります。
といっても、デフォルトの中国管を我が家のストックに入れ替えただけですが。
見覚えのある方もおありでしょう。
ampeg B25やVIBRO CHAMPで良い結果の出た、amperex製ECC83にプリ管を入れ替えました。
大元のキャラクターとなる音はプリ管で決まります。
ので、素晴らしきヴィンテイジプリ管は人気なのです。
以前も書きましたが、これらamperexは有名なbugle boyの絵柄ではなく、OEM生産等で別ロゴがプリントされています。
上はもうだいぶ見辛くなっていますが「地球ロゴ」で、下はウォーリッツァーロゴ。
ウォーリッツァー(ウーリッツァ)といえば、昨今話題をさらったクィーンの、"My Best Friend"の印象的なイントロ&伴奏のエレピ系の音はWurlitzer 200Aの音色なんですね。
私が洋楽を聴き始めた1976年のポップスベスト10にチャートインしていたのが"My Best Friend"。
すでにボヒーミアンラプソディは前年からの大ヒットで、1976年の年間ベスト1に輝いていましたが、リアルタイムで聴いたヒット曲として大好きだったのは、この"My Best Friend"だったのです。クィーンの。
私がさっきから何を抑えているのかお解りになりますか?
そうです、その通りですよ!
ラミマレックはボヒーミアンじゃなくって"Mr. ROBOT"でしょうがよっ!
はやく、早くやってちょっ‼
ということで、プリ管のamperex化は大成功!
高音域寄りの繊細な表現まで再生できる様になった気がします。
ならばパワー管は無いのかっ?
ということで、お古真空管木箱をあさっていたら出てきましたよ!
NEC社製"6BQ5(EL84)"‼
なんでこげなものが我が家にストックとしてあるかというと、おそらくはその昔ampegか何かの玉差し替えを行った際の名残りであろう。
そちめらも日本男児として生まれ出たからにはその意地を見せてみぃ!と心で言ったかは定かでありませんが、ムニュっと挿してためしたところ、これがまぁアナタ、以前とは比べ物にならないくらい素晴らしい出音!
やってみるもんですなぁ。
目出度くVOX AC10C1を手にできたアナタ、ぜひ玉転がしをお勧めします。
ちょっと目に見えない大切なものが音に現れるかもよ...
だば。
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やぁ、みなさん元気?
すっかりブログをサボってしまい、失礼いたしました。
実は身体(足)をちょっと痛めてしまい、でも大分改善しましたので気分も少し余裕ができました。
その経過をとうとうと綴ることも考えましたが、現在では以前とは違って日々新しい対応をしていますので、ここはやはり新しい話題、未来からやってくるテーマが、久々のブログにふさわしいでしょう。
といっても、シンギュラリティとかそんなことではありませんよ。
???
これは!
ってごらんの通りのフルートですが、下手の横好きで10年ほど前手に入れたのは良いものの、ろくすっぽいじりもせず仕舞い込んでいたのですよ。
ご存知の様にこの手の楽器はピンキリで、とても目ん玉の飛び出るような金額のものは私に何ぞ買えるわけもありませんが、使いもしないのに今まで売っ払ったりしなかったということは、そこは私めのこと、ただのフルートでは無いじゃろ?
唄口のついている「頭部管」という部分にあるロゴです。
Djalma Julliot(ジャルマジュリオ)というフランスのブランドです。
して良くアップで見てみると、
鳥さんマークの上に『1895』?
そうなんです。このフルート、1895年製なのです。
写真には写っていませんが、ロゴの下にはシリアルナンバーがあり、『200』番台が刻印されています。
父Victorの下で楽器製作を行っていたDjalmaが、Djalma Julliotブランドを興したのが1894年といいますから、創業当時の楽器ということ。
19世紀末〜20世紀前半?の、Louis Lot(ルイロット)に代表される『ヴィンテイジフレンチフルート』というカテゴリーで呼ばれるブランドの一つなんですな。
フルート界のヴィンテイジレスポールとも言える人気のLouis Lotに比べ、あまり市場にも登場する機会の少ないDjalma Julliot。その個体差による仕様の違いも数多と言われていますので、せっかくの機会ですからご開帳ついでに、現代?のフルートには無い特徴がありますのでご紹介しましょう。
フルートに詳しい方なら、すでに上の写真でいくつかお気づきでしょうが、
本体の『足部管』ジョイント部が長く、穴が開けられています。
これは他のフルートではほとんどお目にかからないスタイルでは無いでしょうか。
『E♭』キー(Esキーっていうの?フルート詳しく無いんです)がティアドロップ型なのはLouis Lottと同様ですが、後年のDjalma Julliotは現在のフルートに近いものに変わって行く様です。
そしてこの個体最大の謎が、緑の矢印のキー2つ。
丸い穴が空いた、3つ並んだ指で押さえるキーの間に2つあるキーはどのフルートにも付いていますが、その後ろから、雄しべかユリの蕾かと言った形状のこのキーがシャフトに首をもたれているこの造形はなかなかに美しくもありますが、何の為に設けられているものなのかは不明です(スンマセン、フルート詳しく無いんです)。修理工房の方も、はっきりは分からないと仰っていました。
そしてこれ、お分りいただけますか?管体に板金修理が行われた様な跡。
どうやら
この様なキーがついていたのを取り去った跡の様です。
先ほどのユリの蕾キーや、この取り去られたキーは、『Julliotシステム』と呼ばれる独自開発のものという説もあります。
どうも拙い知識で申し訳ありませんが、楽器自体の研究を極める気はありませんのでこの辺で。
あ、そしてこのフルートは『マイユショール』と呼ばれる、この年代独特の『洋銀』で出来ております。
カタログスペック風に言うと、『マイユショール』『巻管』『音孔ハンダ付け』となるのでしょうが、当時はグレードでの仕様違いなんて無いのがいいところなのはヴィンテイジギターと同じですね。
123年前のフルートですから過去にメンテは幾度となくされているのでしょうが、10年前私が手に入れた当時も、せっかくですからヴィンテイジフルート専門の修理工房に診てもらいました。
音孔のハンダ直し、フェルト張替え、タンポ交換等々、みっちりやってもらったのですが、冒頭の通り使わずじまいとはな〜んと罰当たりなんでしょう!
ということで、10年ぶりにまた始めることにしました。
せっかくのご縁で私の元に来たこの楽器とはちゃんと付き合わなければいけませんね。
というより、新しいことを始めてみようとなったのが一番のキッカケです。
みなさん、もう春ですよ!
とにかく何かを始めてみようじゃありませんか。
いくつになっても、飛び出せ!青春
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にゃはは、
マグカップに書いている通り、聴いてますよケイティ。
『バブーシュカ』のピアノのイントロ、たまんないっすねぇ。
晩秋にぴったり。
しつこいようですけど、"MR. ROBOT"観てます?
私は始まってまだ間もないシーズン3を何度か通して観直してますよ。
『あっ、そっか!』と幾度思わず口にしたことでしょう。
こういう、想像力を刺激してくれる良い作品を観ていると、確実におつむの回転が良くなっているのを感じます。
おつむが働けばその分、感情が暴れるのを抑えることができます。
まぁ、落ち着いて。ケイトブッシュでも聴きましょうや。
この写真のLPは最近買い直したもので、英国オリジナル盤だそうです。
ん〜、でもDiscogsからお気に入りに登録したレコードの出品情報が毎日届くようになって、まぁ何枚か買ってみたのですが、盤質のVG+は結構なおつとめ品と思った方が良いですな。
この『魔物語』はNM(ニアミント=新品同様)ものでしたが、やはりROCKメジャーものは球数が多いせいかNMでもお買い得プライス。
では安心してどれどれと針を落とすと、
ハァ、タマンねぇなぁー!
買い直したのは、大学生の頃買った日本盤が出てこなかったからですが、これはいいものを手に入れました。ジャケのコントラストが日本盤とちょっと違いますな。
ところで、写真のLUXMANのアンプの右上に乗っているデバイスは何かと言うと、ベーリンガーのミキサーなのですがなしてそげなものが置いてあるかというと、この長い付き合いのLUXちゃんはPHONOモードで片チャンが時々出なくなるという困ったちゃんになるのです。
その際の非常手段として、先のミキサーで低音をグッと持ち上げてアンプのライン入力に突っ込んで無理やり聴いてるのですが、やっぱりスッカスカ(RIAAっていうんですね初めて知りました)。
んー、もう何度もLUXに修理に出しているのですがいっつもこんな調子。
まずランプが切れるしね。
結局根本的なトコロが治ってないんじゃないのでしょうか?
天板のメッシュから見えるバカでかい電解コンデンサーとかを取っ替えちゃえばいいんじゃん?なんてまた悪い虫の囁きが聞こえます。
んでも、次にまた困ったちゃんになったら、フォノイコライザーだけ単体で手に入れようと思います。
当然真空管じゃ!
た、タマはもちろんアレじゃっ!
コンデンサーも取っ替え引っ替えしちゃってからにして!
今すぐ買っちゃってもイイんですが、年末にお酒が飲めなくなってしまうのも辛いので、じっくり熟考するとしましょう。
そしてLUXちゃんのご機嫌がさらにナナメになってきたら、パワーアンプもあつらえましょー!
もちろんタマはあれじゃっ!!
んで、LUXちゃんは電源コンデンサーだろうが、ランプのLED化だろうが好きにイジれるというワケよ。
なーはっはは。
このようにして我が家の機材はショッカーの改造人間のごときモノだらけとなってしまうので、ますます一般の方々からの理解からは遠ざかってしまい、近所を出歩くのさえはばかれるようになり、一人だけの世界に引きこもるようになってしまうのであった。
でもイイ音で奏でられるようになるならこれ以上のものはありませんよ!今日はスピーカーの位置も久々に移動したらバッチリ上手くいって嬉しくって掃除機のメンテまでしちゃいまいたよ。
次は吸音材パネルでも作ってみようかしら。
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一応 音楽でご飯を少しは食べている人間なので 自分の専門の楽器は
たか〜〜い棚の上に上げておいて
弾けるようになりたい楽器、 それは
チェロ です。
いや、少しは弾けるのですが 出来たら アマオケで、ブラームスとかドヴォルザークとかチャイコフスキーなどの交響曲が弾けるくらいになりたいのです。
オケ大好き人間です。
そして、オケでも フルート吹いてます。
ですが、管楽器は 年とともに辛いものが・・・
体を使って音を出す管楽器(いや、他の楽器だってそうですが)
年とともに 筋肉の衰えは感じざるをえず、
高音が出にくくなったり、音の出だしがはっきりしなくなったり。
「年をとれば とるほど練習しなくてはならないのです」とは
有名なオーケストラのトップフルーティストで、定年退職された方の言葉。
「年をとればとるほど・・」はフルートに限りませんが
木管はオーケストラではソロ楽器。 常にコンディションを整えて、
いつでも どんな難しいパッセージでも 吹きこなせるようにしておかなければなりません。
これが・・辛い。
先日も私の知り合いのフルーティストさんが 「早期退職する」と言ってました。
彼女はとある地方のプロオケのトップフルーティスト。
定年までまだ数年はあるはずですが、
トップを吹き続けるのが辛くなった・・とのこと。
これも知り合いの 現在65歳の男性のフルーティストさんも とあるオーケストラのトップ奏者でしたが
彼も 定年退職の年まで待たず、早期に退職しました。
理由はやはり 年齢とともにオーケストラのトップを吹き続けるのが辛くなったからとのこと。
だから フルートが吹けなくなる訳ではないのですが
オーケストラだと 他の楽器と同時に正しい音程で音を出さなくてはいけない、とか、
高音がやたら続く、とか (低音は他の楽器に任せればいいわけですしね)
指の動きが悪くなるとか
少しの失敗でも オケ団員全員に迷惑がかかるとか・・・(ましてや仕事だと・・)
私も残念ながら年とともに フルートを吹くことに辛さを覚えています。
ピアノ伴奏のソロなどは よほどの曲を選ばない限り あまり苦痛を覚えませんが
むしろ、表現したいものが 以前よりもあって 演奏も楽しいのですが
オーケストラの中では 以前は感じなかった窮屈感と 無力感に襲われることもあります。
・・でも、オーケストラの音楽が好き!!
別にフルートでなくてもいいのです。
フルートは好きだけど、それよりも「音楽」が好きなので
弦楽器が弾ければ・・・アマオケのチェロの後ろの方のプルトで
のんびりと参加したい。
「ああ、ソロがあるから ・・明日はコンサートだから 今晩はお酒は飲まないでおこう・・」
などといった制約は受けずに 人生を楽しみつつ、ただ音楽を楽しみたい。
ヴァイオリンでも ヴィオラでも良いのですが
我が家には息子がチェロを弾くのでチェロがあり 私の友人の一人がチェリストなので 教えてもらって
私も多少はチェロが弾けるようになりました。
が・・・オーケストラにはいるには (勿論、アマオケですよ)まだまだ練習して上達しないと・・・
アマオケの弦楽器奏者は皆 のんびりと参加している訳ではありませんけどね。
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フルートの名曲はたくさんありますが
その大半が バロック時代、せいぜい古典のもの か
近代・現代の主にフランスあたりの作曲家の作品です。
ピアノやヴァイオリンみたいに
ロマン派の大作曲家の作品が・・少ない!少なすぎる!
ロマン派の作曲家のオーケストラ曲には ブラームスとか ドヴォルジャークとか
フルートにも とても素敵なメロディを あたえているのに
ああ、なぜにして ソナタとか協奏曲とかが ないんだ???
・・・と 不満に思っている笛吹きは 私だけではないはず。
バロック・古典や現代以外で フルートの曲となると
フルート吹きしか知らないような作曲家の(そういう作曲家も良い作品を書いているけど)
フルート吹きしか知らないような曲ばかり。(いい曲がたくさんあるけど)
フルートリサイタルなどに行って
プログラムを見ても
初めてきく作曲家の名前がずらっと並んで
ゆえに初めて聞く曲がずらっと並ぶ・・ってことも結構あるかと。特にフルート吹きでない人には。
ブリヤコフみたいなフルートの名手は
ブラームスのヴァイオリンソナタをフルートで吹いたり
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をフルートで吹いたりしていますね。
サラサーテのチゴイネルワイゼンの楽譜もフルート用にまで出版されているし。
・・・私もやってみたい。 うらやましいくらいヴァイオリンには素敵な曲が多いなあ・・・・・
ところで
フルート吹きなら 大抵の人が練習させられたであろう、そしてしているであろう日課練習を書いた人に
タファネル(Paul Taffanel 1844-1908)という方がおられます。
そう、私も毎日(ええ、時間があれば毎日を目標に・・)練習している 日課大練習をゴーベールと一緒に書いた人です。
「タファネル=ゴーベール」といえば、この本!
そのタファネルですが
1888年2月に パリに来ていたチャイコフスキー(1840-1893)に会っています。
(タファネルはチャイコフスキーより4歳年下なんですね。 同世代です。)
そして、チャイコフスキーは1893年 死の年ですが その時 すでに
1894年(またはそれ以降)の作曲計画をたてていて、
タファネルに 「フルート協奏曲を書く」と伝えているらしいのです。
え〜〜〜!!!!
もし、もしもですよ、
チャイコフスキーがあと1年でも2年でも長生きしてくれてたら
チャイコフスキー作曲「フルート協奏曲」
なんていう 大名曲が 存在したかもしれない・・
この話を読んだ途端、
私は チャイコフスキーの死因となったコレラの
原因となった水(生水が入っていたらしい)を彼に出したレストランを
恨みましたとも・・・・・ああ・・・・なんてこと・・・・
チャイコフスキーがフルート協奏曲を書く予定だったことは
この本に書かれています。
この「作曲家・人と作品シリーズ」は悪くないと思うのですが、正直言ってこの本は
読みにくいです。
文章の途中に頻繁に出てくる 出典となった手紙の「誰が誰にいつ出したか」など
チャイコフスキーについて読みたい人には 邪魔なインフォメーションでしかない、と感じます。
文章自体もわかりにくく、内容を把握すると
ちゃんと研究してあるらしく、深い内容だと思いますが 幾分にも理解しにくい。
大学の論文ならともかく、一般の音楽愛好家向けには思えません。
本当に内容がいいので ちょっと残念です。
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秋ですね。
イベントの季節ですね。
9月も下旬となれば 暑い夏も過ぎ去り(暦の上は 秋だし・・)
夏休みも終わり、学校行事の盛んになる季節でしょうか?
秋晴れの本当に 「日本の秋」のような お天気の良い日曜日、
とある学校のイベントで吹奏楽で ピッコロを吹いてきました。
演奏中は写真が撮れないので 開始前に・・
フルート吹きだと ほとんど避けて通れないピッコロ。
オーケストラでは 大抵セカンドフルートやサードフルートの奏者が持ち替えでピッコロを吹くことが多いですが
中には セカンドフルートがフルートを吹いているのに ファーストがピッコロ持ち替え、ということも
(滅多にないけれども)あります。
たとえば・・
ドヴォルジャーク作曲 交響詩「野鳩」op.110
この曲自体、あまり演奏されませんが・・・
プロオケの団員募集では(少なくともドイツの場合) トップ奏者募集には特に指示がありませんが
セカンド奏者には「ピッコロも義務」とあり、ピッコロの腕前も入団試験で披露しなくてはいけません。
(大抵、ヴィヴァルディのピッコロ協奏曲とオーケストラスタディを吹くことになります)
ピッコロ専門の奏者を置いているオーケストラもあります。が、数はまだまだ少ないです。
で、フルート奏者として アマオケでもなんでもオーケストラに入ると
ピッコロは避けて通れなくなります。
吹奏楽(最近は「ウインド・オーケストラ」とか「ウインド・アンサンブル」と呼ばれることが多くなりましたが)では、
このピッコロが大活躍で 持ちかえでなく、ピッコロだけ吹く奏者がいる団体も少なくありません。
吹奏楽は ビッグバンドや マーチングバンドから発展してきているのもあって、
クラリネットやトランペットは大活躍でも フルートは
「たまに シンフォニック〜オーケストラ〜な音色が欲しい、たまには違う音色が欲しいから 使われる」程度のことも多く
第一、トランペットがバリバリ吹いている所でフルートを吹いても
吹いている本人にすら 音が聞こえません。
(ましてやホールの最後列に座っている人には 全く聞こえないこと、保証します)
その点、ピッコロは
たとえトランペット奏者が10人いようが
一人で (音域にもよるけれど)対抗して
ホールの最後列に座っている人にも そのサウンドを届けることができます。
吹奏楽では やりがいがあります。
まあ、出す音出す音、まる聞こえ、ということもあり
右隣に座った人に「うるさい!」と嫌われることも頻繁にありますが・・・
音程も取りにくく、合いにくく、
チューニングしても 吹き方で半音くらい変えられる→意図しなくても変わってしまう・・
チューニングしても 無駄といえば、無駄。 演奏中に周りの音をきいて合わせるしかありません。
ピッコロを吹く最大のメリットは
「楽器が小さいので 持ち運びに困らない」でしょうか?
今回、私はピッコロのみ吹いたので フルートは持参せず、
演奏本番のあと、イベント会場での食事に繰り出しても 楽器を持参できるありがたさ、を
しっかり 味わせていただきました。
ピッコロを吹く最大のデメリットは
(これは人によって違いますが)
あまりの高音に 耳が痛くなる、悪くなる、ということでしょうか。
私は 普段は耳栓(専用の耳栓で すべての音が聞こえなくなるわけではない)をして練習、
本番はそれなりに大きなホールや野外なので 耳栓なしで演奏しています。
あとは・・あまりの高音に 自宅での練習がし辛い、ということでしょうか。
そして・・それなのに、演奏において 音が出る(息を当てる)ポイントが小さいため 練習が必要である、という事でしょうか。
練習するのに 場所を選ぶのに、演奏はシビア。
しかも、出番はフルートに比べると少ない、というちょっと恵まれない
かわいい ちいさい 子供のようなフルートのピッコロ。 やはり憎めませんね。
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先日、指導しているフルートアンサンブルの発表会が 無事に終了しました。
このアンサンブルは 子供から大人まで 音楽の経験も様々な人たちが集まっているのですが
メンバー皆が仲良くて とても雰囲気の良いグループです。
これまで 定期的に 年に2回の発表会を行ってきましたが
発表会をするには ホールを借りなくてはなりません。
場所が無ければ 演奏出来ませんよね・・・
ホールを借りるには 先立つものが必要。
そう、発表会をするには 最低でもホール代をいう金銭的負担が伴います。
先日、発表会を終えたこのフルートアンサンブルのメンバーに
これからも 発表会を続けたいか、と 問い合わせたところ
「練習のモチベーションが上がるし、いろいろな体験もできるから 是非続けたい」
金銭的負担が増えても 是非、続けましょう! との声が。
発表会があると 前述の練習のモチベーションが上がるのはもちろん、
他の人の演奏も聴けるし、いろいろなフルートの曲を知ることもできる。
司会などを頼むこともあるので そういった いろいろな経験もできる。
お金を払っても それ以上の経験ができるので 是非! と。
楽器のレッスンを受けても
人前で演奏する機会がない場合は
曲の仕上がりも 「まあ、これだけできれば、いいかな?」と甘くなりがち。
教える方としても 「一応、この曲を練習する事によって達成するべき目標は達したから まだ上手く演奏出来ないところもあるけれど、そろそろ次の曲を与えよう!」という事もしばしば。
本当はもっと丁寧に 最後まで通して弾けるようになって欲しいけれど・・・
本当はもっと感情も入れて演奏して欲しいけど・・・
本当はもっとすらすらとテンポを上げて演奏できるようになって欲しいけれど・・・
教える側も、発表会で演奏するわけではない曲については
生徒の能力ややる気をみて ある程度、いや かなり妥協して 曲を「あげる」(合格にする)事が結構あります。
演奏する方も 発表の機会があれば
「人前でちゃんと弾けるようにきちんと練習しよう!」
誰でも人前で恥はかきたくないし、できるだけいいものを演奏しようとしますよね。
(今回のアンサンブル発表会にて いただいた花束)
日本には 大小さまざまな 数多くのホールが
少なくとも大都市には ありますが (ホール代も結構な金額ですが)
こちらドイツには そういう 発表会などに使えるようなホールが あまりありません。
生徒のピアノやフルートの発表会をするとなると
学校の講堂、ホールを貸してもらえるか 問い合わせるか
教会に そういう事ができる場所があるか 問い合わせる事になります。
残念ながら 学校や教会といった公共の建物で 貸し出してもらえるところ というのが
年々少なくなっている気がします。
それでも、まあまあ「これなら使い物になる」といったピアノを備えた会場を借りる事が出来ても
個人の先生にピアノやフルートを習っている人は
発表会の存在が 必ずしも普通でないため、
生徒に 「今度 発表会をします」といったところで
「なにそれ?」 の世界だったり
「嫌だ、出たくない」という子も結構います。
中には 発表会当日まで 発表会の日がいつだったか覚えていない、というツワモノもいます。
発表会が翌日にあるのを わかっていて
前日に 友人を大騒ぎをして 寝坊する子もいます。
当然のごとく、当日になって いきなりキャンセルする子もいます。
こういう事情なので
「発表会だから 参加費を集めます」などは 全く 無理 です!!!
私はこれまで ホール代など全て自己負担で発表会をしてきました。。
が、
会費などとると、発表会演奏参加者は いなくなるでしょうねええ・・・
1年に1回のペースで行ってきた「発表会」も
私の足の怪我に伴ってここ2年ほどはやっていません。
そろそろ発表会をしないと・・生徒にも練習をする目的を作ってやらないと・・
(特にピアノ)
ですが、生徒の方は 人前で演奏するのはごめんだ!! と言わんばかり。
・・・・・目的があれば 練習も もっと楽しくなると思うのですが・・・・
(発表会参加代わりに クリックしてくださると励みになります)
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