ブログを始めてかれこれ5年目、
昨日の1日の訪問者数が何と1000件を超えていました!!(正確には1600件でした。)
にほんブログ村(マタニティーブログ)からの訪問者様が大半を占めているのかなと思います。
お付き合い頂き、ありがとうございます。
ブログ友達も出来て、とっても嬉しいです。
来年からは育児日記へと移行するかと思いますが、今後ともよろしくお願いします♪♪
今年中にと思い、私の出産レポをここに残しておこうと思います。
実は今回の出産の痛みも、もはや記憶から薄れそうなのだが
(人って痛すぎる事や辛すぎる事を忘れてしまう生き物らしい…)
やはり私の場合は、つわり>出産だった気がする。
3か月以上も続いた”悪夢のつわり”よりは、
長くても3日間だという”出口の見える出産”の方がマシに思えた。
もしかするとこれは、陣痛の痛みを私の脳が忘れてしまったのか、
出産時に出たエンドルフィンやらが関係しているせいかもしれないけれど…。
まだ”生まれる気配は無い”と思い込んでいた予定日2日前の夕方、突然の軽い出血があった。
その後不規則ながらにも前駆陣痛と思われる痛みが始まる。
慌ててインターネットで”ラマーズ法”という呼吸法を確認する。
もっと、イメトレしておけば良かった!!
日付が変わり予定日の前日、この日は1日中ベッドの上で過ごす事となる。
陣痛だと確信する痛みが始まり、iPhoneアプリの陣痛時計を開始する。
だが不規則で、痛みと痛みの間にご飯を食べたり眠ったりも出来る程度。
そのうち痛みの感覚も規則的になり、痛みも強くなっていく。
「早く行き過ぎて、待ち合いで待たされて辛かった」と言っていた友人や、
「早く行かなかったから、駐車場で動けなくなってしまった」と言っていた友人、
色々な体験談が頭をよぎる。
”ソフロロジー分娩法”という、呼吸により無痛分娩を可能にする出産方法があるらしい!!
もっと、勉強しておけば良かった!
だが、自分なりに複式呼吸を続けていると、何となく痛みが遠のいていった。
元吹奏楽部員で本当に良かった。
毎日毎日、真夏でも、真冬でも、30分の腹式呼吸は欠かさなかった。
「スゴイ!!もしかしたら私は、無痛で子供を産めるかもしれない。」
と思ったときの私の希望は、数時間後には遠くに馳せる事となるのだが↓↓
そして夜になり、待たされる恐怖よりも、駐車場で動けなくなる恐怖がリアルに感じられた時点で産院に電話した。
正直に「どのタイミングで行けば良いのか分からない」事を伝えると、サバサバした感じの良い助産師さんが「心配やったらいっぺん来てもろて良いよ〜」と言ってくれたので、父母彼を起こして入院グッズを下げて産院に行ってみる。
助産師さんに診てもらい、出産にはまだ時間がかかるかもとの事だった。
助産師さんに「居たければいても良いし、帰って様子みたければ帰っても良いし。」と言われ、
私が「あとどの位かかりそうですか??」と聞くと、「うーーん、日付は変わるやろうなぁ〜」と言われた。
まだ実感が湧いてなかったので、え、もう生まれるの??と思った。
そしてその時、なぜか私は家に食べ残したシュークリームとプリンアラモードの事を思い出していた。
何でこんな時に…父の運転でわざわざ産院に来ているのに、陣痛の最中私の頭はスイーツでいっぱいになってしまった。
人は身の危険を感じると、食べ物で頭がいっぱいになるとは本当だったのか…。
「やっぱり、家に帰って様子みます!!」
シュークリームを食べながら”あぁ、あのまま入院しなくて良かった”と思った直後
”くそーあのまま入院しておけば良かった”と思える位の陣痛が始まった。
でもまた産院にUターンもカッコ悪いと思い、寝てみる。
そして、痛みで起きる→寝る→起きる→寝る→起きる→を何度繰り返したのかは分からないけれど、
私のiPhoneの中の”陣痛時計”は途中で止まっていた。
想像を超える痛みで、ボタン一つすら押す事も出来なかった。
予定日当日の早朝、再び産院に着くと、「そろそろ来るかな〜と思ってたんよ!!」と先ほどの助産師さん。
こんな状態の妊婦さんたちを毎日の様に見るなんて、何かすごい仕事だなぁと冷静に思ったりもした。
そして、痛みの隙間に残ったわずかな理性を振り絞り、冷静に着替えたり、処置を受けたりする。
立ち会い出産にのぞむ彼も、廊下で通訳さんに英語で喋りかけられたりしていた。
それまで知らなかったけれど、この産院では外国人の妊婦さんの受け入れなんかもやっているみたいだ。
彼が見た目的に病院でビックリされるんじゃ無いかと色々心配してたけど、
日本語が喋れる事にビックリされていた位で、普通に接してくれて良かったと思った。
その後内診してもらうと、だいぶん近づいているし、お腹の張りもいい感じ(?!)と言われた。
アカゴサンは、相変わらず心臓バクバクしていて元気らしい。
「早ければ2時間位かな!!」
生まれるまで2時間……???その言葉を聞き、舞い上がる思いだった。
ここの産院ではほとんどの人が病院到着から2時間程で産むらしい。
自然分娩と言いながらも、子宮口を柔らかくする薬や、陣痛促進剤を使い、早く楽に産ませてくれるという話を聞いていた。
医師は一人しかいないので、休日や夜間の出産はほとんど無いという程”上手く”回しているらしく、ある程度は処置されるだろうと(裏から目線で)思っていたが、本当にそれを感じないほどに自然な流れだったと後から思う。
そして陣痛の波をただただ耐えている中、次々に来る助産師さんや看護師さんが、
「赤ちゃん大きいけど頑張りましょうね」と声をかけてくれる。
だが、その薄い仕切りの向こう側では、計画出産の準備がされたりもしていた。
私はいつどんな情況でも、舞台の裏側ばかりが気になってしまう。
どうやら2人の分娩の時間がかぶらないようにと配慮しているみたいだった。
そう、予定日といえども、私は前日の夜中まで産院に電話しておらず、予定外の出産なのは私の方だ。
でもこればっかりは仕方ない!!
8時で昨夜からの助産師さんが別の助産師さんとの引き継ぎを済ませたみたいで、
何事も無かったかの様に担当の助産師さんに代わったけれど、これまた感じの良い人で良かった。
そこからはとにかくあと2時間の言葉を目標に耐え続けた。
LDR(陣痛室と分娩室が同じ)だったので、どこからが分娩開始なのかよく分からなかったが、
結局生まれるまでには6時間もかかり、この産院では珍しい事だったらしい。
記憶は定かではないが、友人の体験談のように
旦那の腕を噛んだり(←ヒドイ)
「おかあちゃ〜〜んと叫んだり」(←恥ずかしい)もしなかったし、割と落ち着いていたかなと思っていた。
しかし隣で出産した人が私の声を聞いていたそうで(彼女の子供も同じ位大きかったらしく)、
「あんな事になるんや」と旦那と言いながら、結局帝王切開にしてもらったと言っていた。
その時は申し訳無い気持ちになってしまったけれど、途中からは私の情況を客観的に教えてくれて、笑い話になっていた。
それにしても、どんな事になっていたんだろうか…残念ながら私の記憶には残らなかった。
ある日の祝い膳
それにしても、この産院の食事は美味すぎた!!
この食事も実は決め手の一つ。。。
部屋の感じ
ある日のコースランチ
食堂では必ず話題になるのは凄腕だけど無口でドライな”医師”。
それと対照的にスタッフさん方はかなり喋り易いです。
沐浴指導・ミルク指導・授乳やらで入院生活は意外と慌しかったけれど、
なかなか刺激的な5日間でした。
もしかしたら安産とは言えない出産だったのかもしれませんが、
無事に乗り越える事が出来ました。
これから出産を控えている妊婦さん方が、安産出来ます様に…。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
]]>