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JUGEMテーマ:草木染め&手織り
木村葉子です。
8日金曜日から、第6回日本茜伝承プロジェクト展示会「茜さす日本の色」が開催されています。
昨年よりも、より多くの出展で、レベルも高く、素晴らしい草木染めの作品が並びます。
帯屋捨松からも参加させていただきました。
去年は茜で染めた糸だけを使い、のれんとタペストリーを織りましたが、今年は社長が、他の草木染めにも挑戦して、組み合わせた八寸の夏帯になりました。
日本茜、臭木、檜皮、玉ねぎで、4色を組み合わせ格子柄になっています。
そして、機織りも30年振りの社長の仕事。
入社して数年はずっと機織りをして、中国の工場ができてからは中国に出張して指導したりしていたのですが、営業部に変わることになってからはずっと織っていなかったので、慣れるまでちょっと時間がかかったようです。
なんとか完成しました。
12日火曜日まで。
知恩院の和順会館で開催中です。
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木村葉子です。
昨年の5月に日本茜を掘りに行き、たくさん持って帰ったものの、さて、どうしたら良いだろうか!と思案し、少しずつ、草木染めの勉強をすることになりました。
まず、身近な材料の、玉ねぎの皮から。
途中、渋柿のすりおろした汁の染めもやってみました。
少しずつ、勉強しながら、貴重な日本茜を染めてみました。
いろんなやり方を試し、今回、手間をかけて染めてみたところ、ようやく茜色、赤い糸に染まり、少しだけ、合格点に近づいたような気がします。
薄い染液から少しずつ時間をかけて色素を糸に染み込ませていく、とても時間のかかる作業ですが、昔々の人々が色を求めて繰り返した作業を同じようにやることが、何か普遍的な思いで繋がれるような気持ちになります。
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木村葉子です。
京都シネマで短期間の上映作品「紅花の守人」という映画を見てきました。https://beni-moribito.com/
紅花の赤い色の美しさは何度か見ていても、その背景にはあまり知識が無く、今回勉強のつもりで見に行きました。
紅花の色は花びらから、赤の色素を抽出してそめられます。
驚くことに99%が黄色の色素なのだそうです。
そのために、黄色の色素を洗い流していく作業から始まり、紅花餅にして乾燥凝縮していきます。
遠くはエジプトから、シルクロードを経て日本に伝わってきた紅花の赤。
多くの人々を魅了し、多くの財産をもたらしたようです。
紅花屏風というのかいくつか残されていて、製造過程がとてもわかりやすく描かれています。
今も昔も変わらない作り方です。
東北で育てられた紅花は、江戸時代は、船で京都の方へ運ばれて、美しい織物となり、女性の唇を彩る口紅となり、紅花商人は巨万の富を手にしたそうです。
大阪の住吉大社に、江戸時代に石燈籠を奉納した豪商たちが、その力を誇った歴史が残されています。入り口近くに大きな石燈籠があり、「紅花荷主中」という文字が刻まれているそうです。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33065460X10C18A7AA2P00/
以前住吉大社を訪れた時、刻まれた年号の古さと石燈籠の大きさに驚きましたが、その時は紅花商人のことは知らなかったので気が付かなかったのかもしれません。https://binmin.tea-nifty.com/blog/2009/05/post-364e.html
第二次世界大戦の頃、花ではなく米を作るように!と紅花の栽培が禁止されて、絶滅の危機にあったそうです。奇跡的に残っていたわずかな種から、大切に大切に育てて増やして今日に至ります。
花に話しかける姿は涙が出そうになります。
手間ひまかけて、美しい鮮やかな赤が生まれることをあらためて知り、今、将来に向けて様々な種類の紅花を残し増やそうと研究されていることも知って、多くの人が紅花に魅せられ大切にしていこうとしていることをあらためて実感しました。
そして何より、平和だからこそ。
機会があればぜひ見ていただきたいと思いました。
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木村葉子です。
先日美山で、夏の休日を楽しんできました。
バーベキュー、蕎麦打ち、ピザ窯、と外で遊んでいたすぐそばに、渋柿の木があり、青い実がたわわになっていました。
ちょっと前に見た草木染めの本に青柿をすりおろして染める柿渋染があったのを思い出し、これは是非!と少しいただいて帰りました。
すりおろして絞ると綺麗な黄緑色の柿の汁。
木綿生地に、筆で、手なりの縞を描いていきました。
古くなっていた絹の胴裏生地もあったので、それも試してみて。
しっかり乾いて定着するまで1週間ほど干していました。
一日たつと、すぐに変色しました。
社員もそれぞれ、思い思いに染めてもらいました。
さて、媒染です。
本に載っていた通り、どんどん色が変わっていきました。
面白い!
水洗いの後、しばらく空気にさらして、もう一度水洗い。
あとは陰干。
ほかの作品も出来上がりが楽しみです。
また後日!
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木村葉子です。
先日、茜堀りに参加してたくさんのフレッシュな茜の根をいただきました。
さてさて、こんな貴重なものをどう活かしていくのが良いか、あらためて資料室に入り、草木染めの本を取り出しました。
以前、桜の染め体験をさせてもらった事はありますが、今回はきちんと自分たちで勉強しなくては!
昔からあるのに、じっくり読んでいなかった、いい本が教科書になります。
茜の染め方は人によってそれぞれらしいので、まずは、どんな方法があるのか、そもそも、草木染めの基本的なことも知らずに大切なものを扱うわけにはいきません。
少しずつでも、みんなで勉強していこうと思います。
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JUGEMテーマ:草木染め&手織り
美山で、日本茜を栽培され、日本茜伝承プロジェクトで、伝統工芸とともに、廃れていた日本茜を復活し、文化を創設したいと活動されている、美し山の草木舎にお邪魔しました。
道中は雨がひどく、収穫できるか心配でした。
定刻に待ち合わせ場所の「美山ふれあい広場」から、早速畑に向かいます。
畑に着いた頃に、雨が小やみになりました。
覆っているビニールをはがして、収穫していきます。
大きな鍬で、掘り起こしていきます。
はじめはわかりにくかったですが、慣れてくると茜とほかの雑草との見分けがついてきます。
たくさん掘れました。
これから、美し山の草木舎に戻って洗浄します。
泥を落とすと、赤い根っこが現れます。
2キロほど、収穫できました。
染め方も、皆さん試行錯誤で色々試されているようです。
私たちも、色々試してみたいです。
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クチナシがあるけどいる?と陶芸教室のKさん
欲しい!やってみたい!とお願いをしたらさっそく持ってきてくれた。
こんな実なんだ!!
ググってみると花は白色でかわいい。
薬用や食用・染料と昔からいろいろ活用されている植物みたい。
染料としては古墳時代から使われていたとのことなので人と関わりがとても深いんだね。
さっそくKさんにも見せたいので10粒ほどで染液を採ってみる。
ハサミで細かくカットして500ccの水で20分。
水に入れるだけで黄色い液になった。
サフランと同じ成分があるとのこと。なるほど〜
すこしオレンジがかった液になってきた。
細かくしたので不織布のネットに入れればよかったと後悔・・。
こんな綺麗な染液が採れた。
重曹などの添加物は必要なかった。
テスト生地を染液にいれアルミ媒染を施す。
山吹色に染め上がった。
染液ー媒染の工程回数による色の変化を見てみた。
しっかり染まりますね。
Tシャツに染めてみたいなぁ。楽しみ!!
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#草木染め
#梔子
#クチナシ
#アルミ媒染
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しばらく放っておいたがそろそろ邪魔になってきたので実験をしてみた。
販売されているものは樹皮。「ん〜皮だけどうやって採ろう・・・」
とりあえず、鉈とカッターナイフ、ノミを使用しながら表皮を削る。
いや〜力がいるし、あぶないぞ・・・何より疲れちゃいます。
細い枝はパキパキと折ってしまおうと鉈の台にしていた角柱の溝にはめ曲げて折った。
ときどき曲げたときに表皮がぽろっと取れる。
おっ!!これは使えると角柱の溝の角に剥がしたいところを当てて「しごく様に曲げる」と表皮がうまく取れた。
そんなことをしながら表皮を採取。やってみないとわからないですね。
採取した12gの表皮を煮てみる。
火にかけるなり水が黄色くなってきた。
20分煮出す。時間の経過とともにワイン色が濃くなっていく。
20分煮終わって、ボウルに移す。
煮ているときよりワイン色から少し焦げ茶色っぽく見える。
テスト生地を入れてもうすい焦げ茶色にしかならなかった。
そこで重曹を添加してみる。
混ぜ合わせると
写真では変化が分からないが、黄色味が強くなった。
その後濃染処理したテスト生地を染めてみる。
上の写真の左が重曹を入れる前、右が入れた後。
それにアルミ媒染(ミョウバン)をする。
左側は2度媒染処理をした。右が1回のみ
結構な染まり具合と思います。
前日染め「カリヤス」と比べてみた。(実際はもうすこし鮮やかです)
色目はカリヤスに似ているがもう少し濃く深い色。
いい感じじゃないですか。
あー楽し!!
#楊梅,#草木染め
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蝦夷山桜の剪定枝をいただきました。
重曹をたっぷりいれて7回くらいやったら、
ようやく良い感じの色になったというお話を聞いたので、
サンプル作りをしてみました。
ウールマフラー出来上がりました。
フードジャケットで余ったウール糸、40羽の綾織です。
シンプルな柄だけど、綾織の風合いを確認したく織ってみました。
一部柄を変えてみてますが、
もっと多く変化をつけた方が作品としては面白かったかも。
綾織の説明に、「平織より、地厚で柔らかい風合いの布」とありましたが、
こーいう感じというのが掴めました。
暖かく、優しい気持ちになれるマフラーです。
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