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寝正月という記事のとおり 年末年始はとことんこたつの虫と化していたので 大掃除はもちろん塵のひとつも拾わなかった。 昨年12月に来客がありその際ある程度居間を片付けたことで かりそめの満足に浸っていた… 【このレビューの続きを見る】
「彼はふいに骨張った十指をひらいて、顔を包み込み、大げさに泣き崩れているような格好をした。掌に覆われた顔が暗くなり、指の隙間から眼球がのぞいていた。」 初期の比較をしてみようと『太陽の塔』から続けて… 【このレビューの続きを見る】
「きつねのはなし」 しっとりと、気がつけば水で濡れているような感覚がした。 それは芳蓮堂の彼女が持つ金魚の盆から溢れだした水と金魚をかぶったからか。 胴の長いケモノがにやりと笑ったのを見て、じっとり嫌… 【このレビューの続きを見る】
JUGEMテーマ:読書感想文暑くなって来たので怪談を読んでいます。森見登美彦の短編集です。この人の本は読むといつも京都の大学生の話ですね。細かい地名はさっぱりですが、分かると楽しいんだろうなぁ。きつ… 【このレビューの続きを見る】
面白いんだけど、こういう核心に触れないホラーは苦手。今作品も京都が舞台なのだが内容も文体もガラリと変わり、ほかの作品が「日本人一般が想像する京都の明るい楽しい姿」が舞台だとすれば、この作品は「京都民が知る京都の薄暗い影の世界」が舞台である。京都を離れてウン年経つけれど、舞台となった屋敷のある場所は覚えている。森見作品は風景を思い起こせるので好きだ。
こんにちは、おかのです。 まったく更新が滞って早○ヶ月。。。 年末のまとめも何もありませんでした、反省です。 プライベートではミクシイもやっていますが (友人との情報交換にとっても便利☆) こちらにも日… 【このレビューの続きを見る】
☆内容紹介 細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは何だったのか-。『小説新潮』掲載の表題作ほか、妖しくも美し… 【このレビューの続きを見る】
これはもうきっと相性の問題。 他の森見作品から溢れる“オモチロイ”語句たちを一切排除したら、こういう世界なのね。 舞台はいつもながらの京都。 ほの怖い設定の短編が4つ。 骨董屋芳蓮堂が共通して出てきて、繋がってるのねと思わせるが、微妙なずれがあったり、その辺ずれも見事に腑に落ちるような結末を期待して読むが、特になし。 残念ながら私には魅力が分からなかった。ホント残念。
きつねというよりみんな龍に憑かれていたのでは。 最後の水神で締めている辺り、 水神が琵琶湖に帰りたいがために色々取り図ったのかなと思った。 怪談というものは人の口を次々に渡り、 曖昧で結末もはっき… 【このレビューの続きを見る】
「宵山万華鏡」を読んだとき、ちょっと「きつねのはなし」的だなあと思ったので、も一度読んでみました。 これは、森見さん2作目。 森見さんと言えば、な作風とは、ちょっと違います。 でも、本来はこういう方向… 【このレビューの続きを見る】
むかしむかし大昔。 当時の彼が岡崎に下宿していました。 吉田神社 哲学の道 一乗寺 蹴上げ・・ 蹴上げという文字を見て反射的に思い出すのはそこから『将軍塚』へと続くドライブコースです。 あれは五… 【このレビューの続きを見る】
久しぶりに読書しました。最近ちょっと本から離れていたので。やっぱり演技をする上で、知識はあって損することはないと思うので、読めるときにがっつり読んでおかないとなあ。一人称の小説は感情の起伏も読み取り… 【このレビューの続きを見る】
「きつねのはなし」「果実の中の龍」「魔」「水神」の全4篇からなる短編集。 読み終わりにもすっきりとしない後味が残るような不思議な一作でした。 軽快でテンポのいい森見登美彦作品が好きな方はちょっと意表をつかれると思います。 1編完結ですが、全編通してどことなくつながっているようないないような。。。?
今日はまた6時間30分かけて、出張から帰ってきまして… ちょっと休んだので、何とか気力が戻ってきましたが 帰り道は、もうボロボロ… ここしばらく物を増やさないようにしよう…と 本を買うのは控えて、手持ちの… 【このレビューの続きを見る】
バイト先の芳蓮堂で使いに出されてから 天城さんの屋敷に通うようになった「きつねのはなし」 不思議な経験をしている先輩と瑞穂さんからの誘いを つまらない僕はかわし続けていた「果実の中の龍」 家庭教師先の西… 【このレビューの続きを見る】
JUGEMテーマ:読書 森見登美彦著『きつねのはなし』を読了。 ホラーな短編集。表題作『きつねのはなし』以外は全部書き下ろし。 今まで読んだ森見作品(『有頂天家族』、『太陽の塔』)と全然雰囲気… 【このレビューの続きを見る】
森見さんの「きつねのはなし」 表題作の「きつねのはなし」他3つの書き下ろし作品です 京都の骨董店を舞台に描かれた現代の百物語 薄暗い雰囲気と不気味な獣。読んだ後はしばらく水が怖くなる話です 最初の「… 【このレビューの続きを見る】
京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。 注目の俊英が放つ驚愕の新作。 細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。 闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。 私が差し出したものは、そし… 【このレビューの続きを見る】
☆☆☆★ それぞれの短編がリンクしている短編集です。 大好きな「太陽の塔」の可愛いらしい恋愛物(と、私は思う)とはまた違って、古都の妖しい雰囲気に包まれた一冊です。 湿り気を帯びた空気の匂いが、幽かに足下から漂ってきそう。 ちょっと「ぞっとする」感じがあります。
読了
読み始める
図書館貸し出し(→6/3)
私が読んだ著者の作品は3冊目 前2冊で抱いた印象とは似つかない作品で意外でした 不思議で妖しい雰囲気が漂っていて続きが気になる感じだったのですが、話に入り込み難くなかなか読み進められませんでした JUGEMテーマ:読書
内容(「MARC」データベースより) 細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは何だったのか-。『小説新潮』掲載の表題… 【このレビューの続きを見る】
105→1,100 あまりせどらーには荒らされることの無い文芸書からチョイスです。最近のビジネス書はほぼタイミングでのみ仕入れの質が決定されつつあります。それだけせどらーが増えたということでしょう。 だからと… 【このレビューの続きを見る】
きつねのはなしだと思ったら途中まできつねで最後はよくわかんなくなりました。森見作品のギャグじゃない部分。情景描写がきれいで京都という舞台が美しく頭の中に広がります。ホラー要素(ファンタジー要素?)が含まれているので微注意。こういう話好きですよ。
なんかあんまり頭に入ってこなくて。 もしかしてこの方の文体苦手なんだろか、私。
なんとも不思議な読後感。京都を舞台に幻想的な物語が語られる。場所や人はリンクしながらも何処か食い違い、どうにも捉えようがない。 どうも私は白黒付けたがるたちのようで、こういう雰囲気を味わう作品に敬意は表するが、面白さはあまり感じない。ただ、近頃京都にハマってる身として、南禅寺や疎水等知っている名が出てくる点が嬉しい。短編は後半に行く程曖昧さは広がり、やはり表題作が1番良いと思った。 ★★☆☆☆
私が差し出したものはなんだったのか。 京都の骨董屋・芳蓮堂、 そしてきつねをめぐる幻想忌憚。 4篇の物語が収録されているのですが、 そのどれもがしんしんと静かな雰囲気を湛えています。 しずかにしず… 【このレビューの続きを見る】
薄闇の古都でみた悪い夢。目覚めても夢の続きにいるような。 あらすじ 細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。 闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。 私が差し出したものは、そし… 【このレビューの続きを見る】
うーん、なんだか、結局よく分からずじまい。 和性ファンタジーとしては最高品質。だと思う。でもミステリー慣れしているもんだから、謎めいた事柄にはきっちり解答がつくと思って読んじゃうじゃん。最初から期… 【このレビューの続きを見る】
二連続で森見作品。 「きつねのはなし」は他の作品とは全然雰囲気が違う作品。「太陽の塔」みたいなノリを期待、というか予想して読み始めたので、ちょっと「アレ?」と思いました。でもこれはこれでいいかも。元… 【このレビューの続きを見る】
JUGEMテーマ:読書 内容(「BOOK」データベースより) 京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。注目の俊英が放つ驚愕の新作。細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは、あれは何だったのか。さらに次々起こる怪異の結末は―。端整な筆致で紡がれ、妖しくも美しい幻燈に彩られた奇譚集。
きつね、水の短編集。 「太陽の塔」「四畳半〜」とは全く違うタイプの作品。 不思議だけど切なくて、なんとなく暗い感じ。 ラストが不思議で不気味なのが「きつねのはなし」 切ないのが「果実の中の龍」だと… 【このレビューの続きを見る】
3話程短編がはいっております 昭和レトロな雰囲気だたよう ファンタジーのようなホラーのような 不思議なお話です 現実逃避したい今日このごろ こんなお話を読んで トリップしています 胴の長い黒いな… 【このレビューの続きを見る】
きつねのはなし 著者/森見登美彦 骨董屋・芳蓮堂、狐の面、胴の長いケモノ…。 京都を舞台に奇妙に絡まり合う不思議を孕んだ四編の物語。 一番気になる話だったのは、「魔」かな。 それぞれの話は季節もば… 【このレビューの続きを見る】
内容(「BOOK」データベースより) 京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。注目の俊英が放つ驚愕の新作。細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私… 【このレビューの続きを見る】
最近、京都大出身のもの書きが巷(ちまた)を跋扈(ばっこ)していませぬか?・・・やはり、古都京都には、いまだに物の怪ならぬ不思議な力が現代人と深く縁(えにし)を結んでおるらしい・・・な〜んてね(笑)。でも、… 【このレビューの続きを見る】
京都の骨董屋をめぐる、ぬらりと異界をわたる深い闇のものがたり。 ホラー? 今まで読んだ森見作品の中では異色です。 でも相変わらず出てくる四畳半(笑) 相変わらず文章のタッチが微妙に好みとずれている… 【このレビューの続きを見る】
新潮社 / 2006年10月30日初版 / 1400円 京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。 注目の俊英が放つ驚愕の新作。 細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。 闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁か… 【このレビューの続きを見る】
京の骨董店「芳蓮堂」をめぐる、妖しくも美しい幻燈に彩られた奇譚集。 夕闇にしずんだ京都。 幻想的な灯火、水をうった石畳、頼りなげにゆれる川べりの柳の葉――排他的な雰囲気のただよう街。昼間とはまたちが… 【このレビューの続きを見る】
もともとは表題作「きつねのはなし」だけだったものに、書き下ろしの作品3作が加えられて、連作短篇集のようになっているのですが、これは、連作にして正解。大正解です。 表題作にして、第一作となる「きつね… 【このレビューの続きを見る】