「コードギアスR2」総括っぽい感想
何だかんだでblogでの感想は脱落していても視聴自体は完走してましたし、最終回を迎えた事ですし纏めを書いておきます。ちょっと今更でしょうけど、落ち着いた頃だしいいかなと。
ちなみにあちこちのエントリで再三書いてますが改めて言い訳しますと、感想脱落した第一の原因は、クリフハンガーが過ぎて感想書くのが…
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何だかんだでblogでの感想は脱落していても視聴自体は完走してましたし、最終回を迎えた事ですし纏めを書いておきます。ちょっと今更でしょうけど、落ち着いた頃だしいいかなと。
ちなみにあちこちのエントリで再三書いてますが改めて言い訳しますと、感想脱落した第一の原因は、クリフハンガーが過ぎて感想書くのがしんどくなったからです。1期はきちんと1話完結させてくれてたので、ストレス溜まらずに良かったな。1期についてはmixiで結構まめに感想書いてましたわ。
ロロ好きとしては19話で彼が死んで以降は消化試合になるのかと思いましたが、作品としてのテンションはずっと高いままを保っていたのでそのまま見続けてました。
ロロも最後は偽兄にきちんと看取られて良かったねえ。ずっと孤独だったからこそ家族ごっこやるだけでも幸せだっただろうに。シャーリー射殺した件については納得行きませんけど。
で、上記Amazonのアニメージュオリジナルは、RD関連記事としてエントリ上げた時に触れておこうと思って結局やってなかったんですが、巻末に掲載されてるコードギアスに関しての上遠野浩平氏のインタビューが、正に俺の言いたい事を述べてくれててですね。
このシリーズはルルーシュの物語であって彼以外の誰のものでもない。それもルルーシュが全てに反逆して行ってその都度挫折させられると言うループな話だと看破してるんですよ。だから反逆する対象がなくなった時点で終わり。
正しく私もそう思いながら、このアニメを4クール、足掛け3年(だっけ?)見守ってきた訳です。
1期はまだ普通のキャラ群像劇としてのアニメを装っていたんですが、R2になってからは完璧にルルーシュのためのアニメになっています。ルルが好きじゃなきゃ見てられないアニメに。
ぶっちゃけ私もルル大好きだからこそここまで付き合った訳ですけど。笑いながらチューリップ仮面の奇行を見守るような事が出来ない人は、そりゃ脱落したりアンチに回ったりするよね。
まあ何つーの?6月頃からのドSシナリオ連発時点から(それ以前も大概だが、ロロのシャーリー射殺からそのノリが極まって来た)、日曜のR2でへこまされた後に水曜放流(日テレ本局視聴組は火曜深夜ですか)のRDに癒されて来たRD好きの人って、俺以外にも結構いらっしゃると思うんですよ。
9月以降はRDでもドSシナリオ入ってきたので、非常にしんどかった週もありますが。それでもいいバランスでふたつのアニメをハマって視聴する事が出来た半年間だったと思います。
で、ギアスは否定するくせにダモクレス+フレイヤによる恐怖政治はいいんかいなとか、はたまたその逆はどうなのよとか、そう言う突っ込みどころは各々にあるよな。
もっとも後者のルル側では、ゼロ・レクイエムの存在を把握している人間以外はギアス掛けられた駒になってるんだから、そんな疑問を抱く奴は居ないんだろうけど。
じゃあナナリーはそう言う疑問は抱かないんかねえ。自分の言葉で喋ってるつもりなんだろうけど、シュナイゼル様にいいように操られてただけですよねありゃ。いい事ばかりを吹き込まれていた。政治経験皆無なんだから仕方ないんでしょうが。無知は罪と、ユフィの線を地で行ってる…とユフィが結局あまり好きじゃなかった俺は思う訳で。
わざとなんだろうけど、シュナイゼルとルルの最終決戦がチェスのような描写だったのも、ある種のスタッフ側からの厭味なんだろうなあ。こいつらリアルで戦ってる意識あるの?と。
ルルは命捨てる覚悟があって、シュナイゼルは自分の命はどうでも良いと思っていて。でも彼らを守ってくれる一般兵は容易く死んでゆく。この辺の皮肉がコードギアスらしい。
最後に繋がったルルとスザクとニーナの罪人達の行動原理には燃えざるを得ませんでした。ユフィの存在がばらばらだった3人を繋げてくれる。
全ての悪意を自分の側に集めると言う手法は、結局はシュナイゼルもナナリーもルルもやろうとした事で、最終的にそれを成功させたのはルルな訳ですね。戦争地域全てにフレイヤ撃ち込むとシュナイゼルが言い出したのには「それ半年前の前番組がやったような事かー?」と突っ込んだ人たくさん居たんだろうな。
「全ての人に憎まれて世界をひとつに纏める」と口では容易く言えるけど、果たしてまともな人間がそれに耐え切れるもんなのかねえ。背負おうとしていたナナリーも結局トリガーハッピーみたいな風にフレイヤの発射スイッチ押しまくってましたし。最初は躊躇ってても、いつかは感覚麻痺するよね。それは覚悟とは言わない。
だからこそ、あそこでルルが刺されて死んだのは、彼にとっても救いだよなと思う訳です。憎しみを背負うのは彼の死後の虚像。
彼はもう、自分はやり遂げたと思い込んで死んでゆき、今頃はCの世界でシャーリーやロロにいい子いい子されてるんですかね。何かむかつくな。
むしろ「ゼロ」としての仮面を被せられたスザクの方がしんどいだろうなと思います。スザクはカレンに殺された事になっている。だから絶対に「ゼロ」の仮面は外せない。
でもスザクの贖罪意識はアーニャが指摘したようにドMと言ってしまっていい程ですんで、彼はそれはそれで幸せなのかもな。彼もまた自分の正義に殉じる事になる。
そして「憎しみの対象をひとつに纏めたからと言って、果たして世界はひとつに纏まるものなのか?」と言う新たな問題も浮上します。それは前番組が後番組として片付ける問題なのでしょうが、あっちはまた新たな戦乱の火種が燻っているようです。
しかしコードギアスとしては、それはやりません。何故なら、前述したように、これは「ルルーシュの物語」だから。彼が死んだ時点で終わり。終わるしかない。
ルルも全ての敵を一掃し、反逆する対象を失った以上、ここで死ぬしかない。非常に纏まった物語だと思います。
日本人サイドの殆どの人間が日常に戻ってしまってるってのは「おいお前ら気楽だな」と思ってしまいます。
扇さんの首相就任劇にはあちこちですげえ反発喰らってるっぽい雰囲気ですけど、誰かがやらなきゃならない事だからなああれ。黒の騎士団残党では地位が高かった彼がやるしかないだろう。俺がそう思うのは扇さんが好きだからですか。
むしろ喫茶店開業してる玉城とかそこで和んでる騎士団員はどうなのよ。…が、戦争が進んでいる中でもアッシュフォード学園パートを忘れなかったこのアニメですんで、非日常から日常に帰るってのはパターンなんだろうなと納得する他ないですね。
カレンが学生に戻ったのは仕方ないよね。何だかんだ言っても彼女はまだ「子供」だもの。大人達とは違う。戻れるものなら日常に戻るべきでしょう。
ああまでルル命だった彼女がどうして最後でルル側に回らなかったのかは、スザクと最終決戦をやらせたかったからなんでしょうね。
しかしその理由は、最後に派手にナイトメア戦で締めようぜ!って意味合いではなく。
カレンは日本人を標榜してますけど、ブリタニア人でもあるんですよね。なのに日本人として黒の騎士団としてブリタニアをぶっ潰す道を選んだ。テロに走った。
対してスザクは完全に日本人なのに、名誉ブリタニア人として生きる道を選んだ。ブリタニアを中から変えてゆこうとした。テロではなく、彼が言う所の「正当な手段」で。
果たしてどっちが有効だったのかは言い切れませんが、非常に対照的なキャラクターだと思います。だからこそ最終決戦の相手として選ばれたんじゃないでしょうか。
その他には、なーんで生きてるのかなーこの人達ーみたいなキャラが生き残ってるのも意外っつーか。沙夜子さんは忍者だから納得しなきゃいけないんでしょうが、ギルフォードの生存について未だに意味が判りません。好きキャラだから嬉しいと言えばそうなんですが、死に損なったんじゃね?と言う気分に。
それと、最後にオレンジがオレンジ畑で爽やかに和んでるのは、悪乗りし過ぎだと思いました。おいおい。
…と纏めてみましたが、何だかうっかりコードでルルが死に損なってる可能性があるんですっけ?
シャルルからコードを継承してしまっていて、不死の身体になってしまってたと。だからラストのC.C.が乗ってる荷馬車の御者がルルと言う説が。まあ1期のうっかりギアスを考えるに、ルルらしいっちゃそうなんですけど。
そう言う可能性も含ませて終わってる辺りも、最後まで存分に視聴者釣ってくるよなあと思います。
何にせよ1期からずっと楽しませて貰いました。いずれ通しで合計50話見直すでしょう。