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まにら新聞寄稿 Archives
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まにら新聞寄稿 Archives

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このテーマについて
1992年創刊のフィリピン唯一の日刊邦字新聞に掲載された文章の数々を改めて新しい写真を添えて記録とする。
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まにら新聞掲載 Archives (8) サンダカン航路を往く その−1 (2004年掲載)

 ? 旅心そそられる船路    ☆ 旅の発端 【セブで最初に出来たスターバックスの店】    セブに最近増えた喫茶店でコーヒーを飲みながら、地元に3紙ある英字紙をパラパラめくっていると、セブ発着の船会社スケジュール欄中に「セブ―マレーシア」と小さく載せている船会社を見つけた。週2回の運航で、セブからミンダナオ島のサンボアンガを経てマレーシアへ行っている。  そういう航路があるとはかねてから聞いてはいたが「これが、うわさのマレーシア行きの船か!」と、わら山の中で針を見つけ...

セブ島工房 | 2017.05.18 Thu 19:17

まにら新聞掲載 Archives (7) ホーリーウィークの過ごし方 その−5(2005年)

 (4) フィリピンと沖縄を繋ぐ舟と思わぬ感電体験    バンタヤンの市場で有名な渡りガニの一種、ブルー・クラブや貝、果物、飲料水を仕入れ、来たコースを逆にたどりキナタルカン島に戻った。乗ってきた舟には3馬力くらいの農業用にでも使われるガソリン・エンジンが付けられていたが、直径10センチメートルしかない小さなスクリューは船型に合うのか効率良く推進し、速力は10ノット以上出ている。 【写真−1 沖縄で見たサバニ 前後の形態が特徴的】    沖縄に『サバニ』という舟があり、対波性...

セブ島工房 | 2017.03.28 Tue 21:03

まにら新聞掲載 Archives (6) ホーリーウィークの過ごし方 その−4(2005年)

 (3)  隣りにあるバンタヤン島へ小舟で行く    水は人が生きていくには最重要である。私の知人がアフリカのケニアで、伝統的井戸掘り技術の一つ『上総掘り』の技術移転をしているが、彼の地では水を確保するために女性や子どもが長い時間をかけて水を運んでいて、その労力は大変なもので、井戸が近くにあるとないとでは一生が左右されると言っても良く、世界の多くはまだこのような状態の地域が多い。 【写真−1 当時の写真: 島にある井戸 個人の持ち物で有料】  この島には台地上に井戸が掘られてい...

セブ島工房 | 2017.03.27 Mon 21:12

まにら新聞掲載 Archives (5) ホーリーウィークの過ごし方 その−2(2005年)

 (2) 戦時中は沖合いを見張る要衛の島 キナタルカン島     昨晩泊まったのは、砂浜に臨むヤシの木に囲まれた家で、波の音を枕にする申し分ない環境だったが、その家の持ち主は家の後ろに迫る崖を上った台地上に住んでいた。 【写真−1 当時の写真:島の浜辺に到着】  台地にある家は近辺の草葺の屋根を持つ民家とは規模も作りも段違いの、コンクリート造りの建物で、持ち主は現在アメリカに住み、もう島に帰る気はなく姪夫婦に家を預けていた。   ハバルハバルに乗って島を回った時、コンクリー...

セブ島工房 | 2017.03.26 Sun 11:48

まにら新聞掲載 Archives (4) ホーリーウィークの過ごし方 その−1(2005年)

 (1) セブ島北端の島々にて     セブはリゾートとして有名であるが、地元に住む人間には目新しさのない退屈な環境であり、といって最近韓国人の新婚旅行のメッカとなっているボラカイなどは、10年以上前に行った記憶の中でも、既に俗化していて、再び行こうという気は起きない。   【写真−1 最近のマクタン島のリゾートの様子 海は汚れる一方】  明日からホーリーウィークが始まるというのにこんな気持ちで、予定はまったく立っていなかった。それが昔、我が家で手伝いをしながらカレッジに通...

セブ島工房 | 2017.03.24 Fri 19:49

まにら新聞掲載 Archives (3) ぐるりネグロス島 (下)

= 南欧風リゾートも旅の楽しみ = (2003年2月17日掲載)    〈 旅の楽しみは 〉  この国では、食べる所、泊まる所には不自由しないが、車にはテントや寝袋、ガスコンロ、調理具を積み込みどこでも泊まれるようにしていた。途中の町々にあるメルカド(市場)に立ち寄り、何か新鮮な食べ物や面白い品物があるか物色するのも車旅の良さである。   【写真−1 露店の魚売り場で見かけた魚たち 正に熱帯魚】    今回の旅では東ネグロス州ドゥマゲッティ市近くで、新鮮な生のシラスと...

セブ島工房 | 2017.03.21 Tue 19:31

まにら新聞掲載 Archives (2) ぐるりネグロス島 (中)

= 砂糖貴族の夢の跡 = (2003年2月10日掲載)   〈 壁画と建物 〉  西ネグロス州ビクトリア市に島で最大の製糖工場があり、そこに「オソリオ教会」がある。教会内にキリストの壁画が描かれていて、メキシコの壁画運動の影響を受けているのかもしれないが、この国では風変わりなキリスト像で一見の価値がある。ライフ誌にも紹介されている。   【写真−1 セブ島北にある1926年創業の製糖工場入り口】    同州の州都、バコロド市手前のシライ市には砂糖産業全盛のころに建てら...

セブ島工房 | 2017.03.17 Fri 19:29

まにら新聞寄稿 Archives (1) ぐるりネグロス島 (上)

 【まにら新聞という1992年創刊になるフィリピンの日刊新聞に縁あってずいぶん前から寄稿していたが、記録の意味でここに改めて掲載をしたい。フィルム時代に写した原稿用の写真は多いが、デジタル時代となって探してデジタル化するには面倒なので、記事に関連する写真を添えることとする】    = ビサヤ語とイロンゴ語圏 = (2003年2月3日掲載)    年末年始の休暇を利用して、セブ島の西端に横たわるネグロス島を、5泊6日の日程をかけて車で回った。この島はフィリピン第5の面積を持ち、島名のネグロス...

セブ島工房 | 2017.03.16 Thu 20:10

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