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JUGEM（以下J）：まずは映画出演おめでとうございます。
ブログを始められて早２年。活躍が目覚ましいですね。

ありがとうございます。
実は、今回の映画出演はブログがきっかけだったんですよ。
映画『プール』のプロデューサーが「いい子いないかな〜」とインターネットで探しているときに、たまたま私のブログを見てくださって、「なんか面白そう」って思っていただいたらしいです。

J：そうなんですね。それは私たちも嬉しいです。
映画出演のお話をいただいた時はどう思われましたか？

初めての映画出演のお話でしたし、もう、ただひたすら「すごい」と思いました。まさか自分に演技ができるなんて思ってもいなかったので、ただただ驚きました。福井に住んでいる親はもっと驚いて、電話で報告したら、一回電話を切って、その後すぐにもう一度かけてくるぐらいの動転ぶりでした。
そのくらい衝撃的だったんですが、事務所の社長の「時にはチャンスに身をゆだねてみるのも大切だよ。」っていう言葉に後押しされて、素直に、「そうだな。出演しよう。」と思うことができました。

J：映画『プール』は『かもめ食堂』や『めがね』のスタッフが再集結とのことだったのですが、伽奈さんもこの２本は見られていたんですか？

もちろん『かもめ食堂』も『めがね』も見ていました。イチ映画ファンとして「面白いな」と思っていた作品だったので、まさか自分が出演する側に立てるなんて思ってもいませんでした。

J：その作品に出演されていた小林聡美さん、もたいまさこさん、そして加瀬亮さんなどとの共演でしたが、いかがでしたか。

みなさんとても良い方でした。
今回の映画はまるまる1ヵ月間タイで撮影されたんですが、私は初めてのタイでしたし、暑すぎて調子が悪くなってしまったんです。そうしたら、小林さんやもたいさんなど共演者のみなさんが「漢方」を勧めてくださったり、スープを作ってくださったり、たくさん気を遣っていただきました。本当にみなさん優しくて、映画のイメージ通りの方たちでした。

J：伽奈さんはどんな役でしたか？

私の役は小林聡美さん演じる京子の娘役「さよ」です。京子さんがある日突然娘・さよを置いてタイに行ってしまい、さよはおばあちゃんと暮していました。でも、「どうしてお母さんは自分を置いていっちゃったんだろう？」という思いから、卒業旅行も兼ねてお母さんに会いにタイに行くというのが物語の流れになります。初めての演技はとっても難しかったですが、さよにとってこの旅行は、初めての海外旅行で、わたしもタイは初めてだったので、そういうところは感情移入しやすかったです。

J：先ほど、映画の担当者の方がブログを見て伽奈さんを選ばれたとおっしゃっていましたが、確かにJUGEMスタッフの間でも伽奈さんのブログは面白いねと評判ですよ。

本当ですか？嬉しいです。
私のブログ「さかなかな」を読んで、「話しかけやすくなった」とはよく言われます。実際よく話しかけられるようにもなりました。私の故郷は福井なんですけど、当時の市長さんからブログにコメントをいただいたこともあるんですよ。

J：市長さんから！すごいですね。伽奈さんのブログには福井のこともよく書かれていますよね。

はい。福井が好きなんです。
夏はきちんと暑くて、冬はきちんと雪が降って、でも北海道ほどは寒くないし。といって、もし来られてがっかりされちゃったら困っちゃいますが（笑）

J：ご家族も福井にいらっしゃるんですか？実は私たち、伽奈さんのお兄さんがすごく気になるんです。この記事を読んで↓

2007年 11月 7日（水）の記事「魚」：http://sakanakana.jugem.jp/?eid=6

（略）

さてさて、もう数日前のことになってしまいますが、
Reemのショーに出演しました。
そしてショーが終わった後に、
一緒だったTAOちゃんと、
新宿のとある、魚を釣ってその魚を食べられるというお店に行きました。

（略）

運ばれてきた鯛はまだ生きていて、
なんとかとどめをさせないものかと
魚に詳しい兄に心臓の位置を聞いたところ、
画像が一枚送られてきました。

ココだそうです。
でも魚にとどめをさすことはしませんでした。
なんだか残酷なことだと思いましたが、
その分有難く頂くことにしました。

ありがとう、魚。（完）

J：この独特の絵と文章にスタッフ一同やられてしまいました。このお兄さんはどんな方なんですか？

兄は福井で海洋系の仕事をしているんです。だから、魚のことはいつも兄に聞いています。