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ファンの間では晴れ女と言われている茅原実里。自身もSUMMER CAMP3開幕前日に「私は晴れ女。私は晴れ女。私は晴れ女っ…!!!!」と念じていたが願いは届かず、当日はあいにくの雨模様に。しかし開演後は一時晴れ間ものぞいていた。

会場内に入場すると、ステージ中央に組まれた祭やぐらが目に飛び込んでくる。ステージ全体も色とりどりの提灯で彩られ、まさにお祭そのものだ。中央のやぐらに茅原実里が登場し、自身が叩く大太鼓の音を合図にライブがスタートする。黒の袴に赤いタスキ姿で大太鼓を叩くみのりんに会場全体が息をのんだ。

「サマーキャンプ３始まるよーー！」という茅原の掛声の後、やぐらの上でベースボールワンピースに変身して7月6日に発売されたばかりの「Planet patrol」をライブ1曲目に披露。冒頭からファンが思い切り盛り上がれる構成だ。

今回のSUMMER CAMP3のテーマカラーは緑。入場時、全員に配布された緑のフラッグが会場全体を包む光景に、茅原自身も「みんな緑だねー、きれいだねー！」と満面の笑みで喜んだ。

その後、衣装を緑のはっぴに着替えたみのりんは太鼓を叩きながら再登場。茅原実里バンドCMBのがんちゃんこと岩田ガンタ康彦のドラムとバトルするシーンも。太鼓は昨年から、本人の念願だったそうだ。

続いて毎年恒例のスペシャルコーナーに突入。今年はファンから事前にリクエストされた夏ソングを歌う特別企画。初日を飾る1曲目はファンも驚きのAKB48「ポニーテールとシュシュ」。大盛り上がりのファンの掛声は、初めて披露する曲にも関わらず歌声とシンクロしていた。2曲目は本人も大好きだという井上陽水「少年時代」。3曲目のポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」の冒頭では、「涼宮ハルヒ」「みなみけ」シリーズで共演している声優 小野大輔がDJとして声の出演。「みなみけ」保坂の突然の高笑いDJ演出に会場は騒然。ステラシアターに、おのでぃとファンによる「あはは！あはは！あはははは！」の大合唱が鳴り響いた。

スペシャルコーナーの曲は日替わりで、2日目は「HOT LIMIT(T.M.Revolution)」「secret base 〜君がくれたもの〜(ZONE)」「夏色(ゆず)」を、最終日は「夏祭り(Whiteberry)」「HIGH PRESSURE(T.M.Revolution)」「ふたりの愛ランド(石川優子・チャゲ)」をそれぞれ披露し、ファンに一味違ったみのりんの魅力を見せた。

12曲目で赤のタイトなロングドレスに着替えた茅原は新曲「Planet patrol」のカップリング曲「赤い棘のギルティ」を披露。ステージ前に設置されたトーチからは炎が燃え上がり、マイクスタンドをポールに見立てて妖艶に踊る茅原のパフォーマンスにファンは釘付けとなった。

ロングドレスから一転、背中部分が大胆にあいた紫×シルバーグレーのミニドレスに衣装チェンジしたみのりんは、客席に飛び出し、会場を1周しながら「Voyager Train」を熱唱。後方席のファンもみのりんを間近に感じられる嬉しいサービスだった。

盛り上がりも最高潮となったクライマックスは「サマーキャンプといえば・・・あれをやろうかな？」というわけで、昨年のSUMMER CAMP2のテーマソング「SUMMER CARNIVAL〜みのりんサンバ〜」をCMBメンバーをバックダンサーに従え熱唱。 最後は鮮やかな黄色の浴衣姿に着替えて今年初お披露目の「みのりん音頭」。みのりんの太鼓指導を担当した和太鼓奏者・田場恵美子さんの太鼓も加わり、お祭ムード一色で初日ステージの幕をおろした。

今回のSUMMER CAMP3では、3日ともそれぞれ新たな情報が発表された。初日のこの日は、Key for DefectionツアーのライブCD発売を発表（現在Lantisオフィシャルショップで販売中 ）。2日目は2年ぶりとなるカウントダウンライブの開催、最終日は茅原自身がヒロインのCVを担当する10月開始の新アニメ「境界線上のホライゾン 」の主題歌となる新曲「TERMINATED」の発売をそれぞれ発表。2011年後半も様々な形でファンを楽しませてくれそうだ。