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JUGEMテーマ:ノンフィクション 停電していたとき、考えた。今まで、様々な人生の浮き沈みを経験してきたので、大きな流れから見れば、今度の停電が、今回の苦難のどん底だと体で感じる事ができた。底まで沈んだら、後は浮き上がるだけである。 恐らく、停電がターニングポイントになって、私の人生は、上向きになっていくだろう。何度も、同じ様な目にあっているので、段々神経が図太くなってきたようだ。 叔母は、「あんたもいつまでも、夢を追っている歳でもないやろ。いい加減、落ち着きなさい...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.17 Fri 08:45
JUGEMテーマ:ノンフィクション 部屋に戻って、ロンとカークに状況を説明する。ロンは、欧米人がよくやるように両肩をすぼめただけで何も言わなかった。もう、彼も半分諦めているのだろう。 カークの方は、かなり怒っていた。断水の上に、停電だから仕方がないと言えば、仕方がない。 「リュウ、俺は、明日ホテルに行くよ。また、一日中、壁を見て過ごしたくはないからな。」 「ああ、それがいいかもね。」 「君も一緒に来ないか?」 「いや、俺は遠慮しとくよ。金も無いし。」 「そうか...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.17 Fri 00:31
JUGEMテーマ:ノンフィクション 警備室で私が出会った日本語の達者な人は、高さんと言う人で、現在お姉さんの会社で経営学のインストラクターとして働いているとのことだった。警備室を出て、名刺を交換し、二人で世間話をしていると、高さんから、 「よかったら、お近づきの印に、ここにいる私の後輩と三人で、これから犬の肉を食べに行きませんか?」 と誘われた。警備員室にいたもう一人の見知らぬ男性は、高さんの後輩だったのだ。 「いやー、犬の肉は嫌いじゃありませんが、さっき火鍋を食べて...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.16 Thu 21:08
JUGEMテーマ:ノンフィクション 私は、警備員室のあるA棟の一階まで下りた。警備員室に行くと4人の男性が座っていた。顔見知りの警備員が二人と初めて顔を見る男性が二人である。私は、いつも私の苦情に対応する警備員に中国語で苦情を言い始めた。 「停電してるよ。」 「ああ、そうみたいだね。」 「いつ頃、復旧するんだ?」 「12時頃かな。」 「12時!あと3時間も電気無しで過ごせってのか?」 「俺たちに言うなよ。俺たちは、何も出来ないんだから。」 お決まりのセリフである。...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.16 Thu 19:39
JUGEMテーマ:ノンフィクション 断水が始まってから、二週間が経過しても、復旧しなかった。ジョンとケリー夫婦はすぐに出て行った。無理もない。引っ越して来た二日後から、水が使えなくなったのである。彼らの会社に対する印象が最悪なものになったのは、間違いない。 初めの頃は、水を運んで来ていたJたちも、持って来なくなった。お陰で、3日に一回は9階から4階まで降りて、水を汲みに行かねばならない羽目に陥った。 蛇口から水が出ないとホントに不便である。手を洗う時は、ペットボトルを...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.16 Thu 15:35
JUGEMテーマ:ノンフィクション 水が止まる二日ほど前に、廊下を挟んだ向かいの部屋(シェアルーム)にカップルが引っ越してきた。ジョンとケリーと言うアメリカ人のカップルだった。 二人にとっては、災難だったとしか言いようが無い。引っ越してすぐに、水が使えなくなったからだ。断水してから、一週間経った頃、J とヘンリー(中国人)という男が、状況を説明するためにアパートにやって来た。 彼らが言うには、アパートの管理部門の責任だとの事だった。 「で、いつ頃、復旧する...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.16 Thu 09:14
JUGEMテーマ:ノンフィクション 私が、勤務していた高校をお払い箱になったのが、2011年の12月23日である。お払い箱になった理由は、私が寝ている生徒を起こさなかったせいだそうである。 授業妨害をする生徒たちばかりだったので、「邪魔するくらいなら、寝てていいよ。」と言って、マイペースで仕事をしていた。それでも、崩壊したクラスは、ヒドイもんだった。確かに教師の力量不足で、クラスが崩壊する場合もあると思うが、この高校は、明らかに別の理由で乱れているようだった。 殆どの生...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.16 Thu 00:07
JUGEMテーマ:ノンフィクション 一月初旬に、住民登録証のコピーをもらいに会社の事務所に行った。日本に送る各種証明書を領事館で発行してもらうためである。 無事、コピーをもらい、帰ろうとすると、廊下の角で以前の同僚のオリバーにばったり会った。彼は、私が以前勤めていた大学で出会ったアフリカ系アメリカ人の元同僚である。 「おお、オリバー、偶然だな。」 「ハーイ、リュウ。元気だったか?」 「ああ、お陰さまで。君もこの会社の社員なのか?」 「いや、今日は面接を受...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.15 Wed 21:17
JUGEMテーマ:ノンフィクション スピリチュアル小説「悪夢」を書き上げた日にロンが帰って来て、その翌日にはカークが戻って来た。 カークは、冬休みに婚約者をマレーシアから、呼ぶ予定になっているが、まだお金が溜まっていないので、呼べるかどうか分からない。彼女は、失業したばかりでお金がないので、飛行機代はカークが出すしかないからだ。 カークは、このフィアンセとインターネットを通じて知り合った。出会い系サイトに実年齢で登録した時は、誰も声を掛けてこなかったので、二十歳...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.15 Wed 19:34
JUGEMテーマ:ノンフィクション 12月24日、金曜日、急にロンが通化に行く事になった。よりにもよって、クリスマスイブにである。 「リュウ、俺も通化に一週間出張することになったよ。」 「一体、何でまた、急に?」 「いや、向こうで日曜日の授業が入ったらしいんだ。」 「ああ、なるほど。カークは、宗教上の理由で・・・・・・」 「そう、日曜日は働けない。」 「だから、君が代わりに行く羽目になったのか?」 「そうだよ。全く、何の因果で、日曜まで仕事しなくちゃいけないん...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.15 Wed 17:19
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