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JUGEMテーマ:保護犬 ある朝のこと。大手門を開けると忍者犬クーヘンが神妙な顔つきで正座しておった。何とな、遠慮なく申してみろ。「殿、世の中はシルバー・ウイークなる、新たな戦が始まってございます。間諜の情報では隣国のワン大名が、この混乱に乗じて攻め込んでくる様子。ここは、待ちではなく、攻めに出てはいかがでしょう」さすがじゃ、その注進、採用いたす。攻撃は最大の防御。出立の準備じゃ。「我も、殿の旗本に加わりたくございます」忠義者のプリンツも犬番屋から、這い出してきた。出陣じゃ、目指すは仙台ワン大...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.23 Wed 09:32
JUGEMテーマ:保護犬侍犬プリンツの訓練の様子を紹介しよう。彼も穴掘り名人を自認する一匹である。前足を使って巧みに自分個犬用の穴を掘っておった。プリンツよ、何ゆえに穴堀など?拙者は尋ねた。「敵を待ち伏せするためでございます。こうすれば、目立ちにくくございます。これも訓練のひとつであります」 さすが、侍犬よ。だが、迷彩色の毛色でないのが、惜しい!ホワイト犬の宿命か、遠目からでも、目だってしまう。前向きな努力を拙者は評価したい。忠義に励むがよい。穴にスッポリと、はまっておるプリンツを見ておくれ。
侍犬と忍者犬 | 2009.09.21 Mon 11:29
JUGEMテーマ:保護犬 うららかな秋の日である。世の中はシルバー・ウイークなる、ひとときの祭りに浮かれておる。この平穏な日々が、いつまで続くのか…。時は戦国ワン時代、戦は全国的にみれば続いておる。誰が、この戦国ワン時代を制するのか? 拙者も城を守るばかりではなく、いずれは打って出なければなるまい。隣国のワン大名も、虎視眈々と我が領地を狙っておる。攻撃は最大の防御か。そのためには、侍犬プリンツと忍者犬クーヘンを、もっともっと鍛えなければ。そんなとき、中庭で異様な物音。ガウガウ、バウバウ脇差代わ...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.20 Sun 10:49
JUGEMテーマ:保護犬 さて、隣国との戦も小休止しておる。だが、日々の警戒は怠れぬ。いつ、休戦条約を破棄されるものか心配でもある。時は、戦国ワン時代である。侍犬プリンツと忍者犬クーヘンも、城の大手門の警護に当たっておる。しかし、24時間警戒活動だけでは、気苦労も多かろう。オモチャを与えてみた。いずれも、拙者の好きなGOLFに関係したもの。ヘッドカバーのお古である。トムとジェリー、ウルトラマン、バルタン星人のキャラものである。仮想敵とみなして、二匹とも猛烈な攻撃をしかける。もの凄い迫力である。噛み...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.19 Sat 08:09
JUGEMテーマ:保護犬ZZZZ,ZZZZ,ZZZZ,盛大なイビキをかきながら眠る忍者犬クーヘンであった。特訓、特訓、特訓の忍者犬修行の毎日。さぞ、お疲れであろう。時には、時間を忘れて眠るのもよかろう。太っ腹な態度をみせる拙者である。ちなみにメタボではない。クーヘンの夢に、勝手に潜入してみた。なんと、忍者犬のくせに、女子プロレスラーになる夢を追っていたとな。まあ、それもよかろう。所詮、夢なのじゃ。以下、拙者の娘こと、つぶあん姫が写し取った夢の内容である。簡単に解説しよう。クーヘン選手の入場です。クーヘン 「何よ...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.18 Fri 21:30
JUGEMテーマ:保護犬 城への帰還後のこと。忍者犬クーヘンも、この世に生をうけて三ヶ月以上を経過した。領内に住む犬どもには、狂犬病ワクチン接種を厳しく指導しておる拙者である。クーヘンにも、その時期が参った。赤ひげオジサンなる動物医師に、チックン命令を指図した。強健なボディ獲得のため、狂犬病ワクチンを、強権を発動して命じた。間違って肩に注射したら強肩が台無しになるわ、今日検討します、といっても許さぬでござる。「あたい、殿の命令ならば、多少のオイタなんか、平気だワン」おとなしく、チックンされるク...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.17 Thu 18:33
JUGEMテーマ:保護犬さて、領内見回りも三日目である。清涼なる高原での腹ごしらえも済んだ、我ら一行が向かった次なる土地は、岩手は藪川(やぶかわ)なる、本州再寒の地であった。藪と川とは、いかにも寂しげな土地の名ではないか。しかも、岩洞湖なる人造湖まで、いつのまにか造られておった。おのれ、殿様に無断でダム建設とは! 役人の無駄遣いか。城へと帰還後の沙汰を待て!それは、さておき、この湖はワカサギ釣りのメッカとな。チンケな小魚を釣るのに、氷に穴を開けて、寒風の中待ち続けるとは、物好きもいるものである。し...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.16 Wed 18:52
JUGEMテーマ:保護犬 領内見回りの二日目である。海辺の散策で、しばしのひと時を過ごした拙者と、お供の二匹であった。「殿、海風にあたるのも良いかと存じますが、少々ひもじく存じます」そうであった。昼飯どきであったか。拙者は侍犬プリンツと忍者犬クーヘンに腹ごしらえの準備を命じた。「殿、オムスビをほおばるのに適当な高原がございます」さようか、されば参ろう。場所は奥州、岩手は早坂高原なる避暑地であった。そう言えば、前巻の海辺の場所を公開しておらなんだ。三陸リアス式海岸の宮古市近郊でござった。「さあ、...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.04 Fri 22:05
JUGEMテーマ:保護犬 さて、侍犬プリンツと忍者犬を召抱えた拙者は、領内の見回りへとお忍び道中に出かけた。身分を隠しながらの小旅行なるがうえ、護衛はこやつら二匹のみの旅ガラス。太平洋なる大海原まで来ると、凸凹兄弟犬はやけに張り切りだした。海を見るのは久しぶりとな。はしゃぐ凸凹犬に、かつての、若き日の、つぶあん姫の面影をみた拙者であった。つぶあん姫もオコチャマ時代は可愛かった。生意気なことは一切言わぬ娘であったのに…。感傷的になる拙者であった。
侍犬と忍者犬 | 2009.09.03 Thu 20:36
JUGEMテーマ:保護犬 忍者犬クーヘン嬢より、かつて住んでいた異国城での思い出話を聞いた。クーヘンと兄貴の侍犬プリンツとは、実は異母兄弟とな。なるほど! さすればマッチロ王子と 白黒姫の理由が合点がいった。田舎の貧しい丸太小屋で、クーヘンは暮らしておったそうな。親切なオジイちゃんとオバアちゃんのもとで。ある日、領主の使者と名乗る、白馬の騎士が参ったそうな。「クーヘン姫、迎えに参りました。あなたこそ、現王が若き日に、恋人との一夜を過ごした時の落としだね。コワイお妃先様のご許可がようやく下りまし...
侍犬と忍者犬 | 2009.09.01 Tue 19:39
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