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JUGEMテーマ:保護犬 城の改修工事も終わり、平穏な日々が続いておる。プリンツも木陰で、すっかりくつろいでおる。異国犬プリンツより、申し出があった。「居候だけでは申し訳ない。ここはひとつ、正式に召抱えていただけないか。お役にたちたく思っております。妹犬も同様の考えであります」そうであったか、我が城も改修を終えて、門番も必要と考えておった。元、異国の王子に門番とは失礼かとも思ったが、プリンツは快く引き受けてくれた。拙者はプリンツとクーヘン嬢を配下に召抱えた。プリンツ門番の働きぶりには目を見張る...
侍犬と忍者犬 | 2009.08.24 Mon 10:13
JUGEMテーマ:保護犬 クーヘン嬢を救出して、まもなく、我が城も改修にはいった。悪代官なら、まだしも、本格的な敵武将の攻撃にも備えなければならぬ。塗装屋なる技能集団が参上した。「我らに、目くらましの術はまかせられよ」信用してまかせた。彼らの技術は間違いなかった。一時でも疑った拙者を、自分自身恥じた。信用した拙者は決意した。一から出直そうではないか。クーヘン嬢も新居に満足そうであった。
侍犬と忍者犬 | 2009.08.23 Sun 22:00
JUGEMテーマ:保護犬 妹犬の悲痛な救助要求をキャッチした拙者と異国犬プリンツであった。我が国中央部の保健所なる、迷宮へと進入に成功した。「いたいた、あれが我、妹犬のクーヘンでござる」プリンツの声にかなたを見入ると、可愛げなる女子犬が監禁されておる。何たる、非人行為であろうか。「待っておれ、助けに参った」拙者とプリンツは悪代官に立ち向かった。激闘の末、我々は勝利した。悪代官を成敗し、妹犬なる、クーヘン嬢を救いだした。「クーヘン嬢、怪我はござらぬか?」「危機一髪のところ、助けていただき有難うご...
侍犬と忍者犬 | 2009.08.23 Sun 21:45
JUGEMテーマ:保護犬 青い目の異国犬プリンツから事情をさらに聞いた。ドイツ公国の西洋城で下克上があったよう。彼の父殿の時代のことであるそうな。城と領地を奪われた一族は放浪の末、太陽の昇る方角へ、東へ東へと向かった。何のあてもなかったが、東からいい匂いがしていたからだとか。不幸にも大陸より、我が国へと向かう船が難破したそうな。一族、父母、妹とは、難破で海に投げ出されたあとの消息は分からぬようだ。このときである。プリンツの耳に遠くから、妹犬の助けを呼ぶ泣き声が聞こえた。「お兄ちゃん、助けて。悪...
侍犬と忍者犬 | 2009.08.22 Sat 22:41
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