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家に帰ると、意外な事に幼女がいなくなっていた。キッチンにもいないし、寝室にもリビングにもいなかった。するめと水はなくなっていた。どうやらいなくなってしまったらしい。となるとパンはどうなるんだろう。 そう思って、キッチンのパン庫をチェックしてみたけど、パンの数は増えてなかった。おかしい、パンは何処だ。いや、目の前にあるのは別にして。そもそも幼女は本当にいなくなってしまったのか。 探してみようか、とも思ったけど、今日は雨に濡れてしまったからとりあえず風呂に入ろう。身体が冷えてしかたない。風呂...
::: number house 909 ::: | 2008.04.29 Tue 19:50
幼女の話を同僚に話してみた。静かに額に手を当てられた。熱なんか出てない。失礼な。けど、確かにこんな話はあんまりないんだろうな。 もう他人に話すのはよそう、と思った矢先に吉田(坊主)が食いついてきた。「いや、きっとそれは幼女がパンなんだよ。そうに違いない」なんだこいつ。そんな訳あるか。幼女はパンの配達員に間違いない。坊主頭に消しゴムのカスを擦りつけながら論破してやった。 「じゃあ、もしそうだとしたら、パンはお前、幼女は俺が引き取れば解決だな。幼女がパンだったら、俺が幼女を引き取ればって言...
::: number house 909 ::: | 2008.04.29 Tue 19:47
昨日は、輸送機から投下されるかも知れないと言う情報を得たので、窓にたかる異様な数の雀を蹴散らして、窓からじっと空を見上げていた。結局、それは徒労に終わったのだが。他の人は一体どうパンを手に入れたのだろうか。 その内、首が悲鳴をあげだしたので、諦めて横になった。宅急便も23時まで待ってみたが、来なかった。横になっていると、もしや目が覚めたら枕元にパンがあるのではないか、と言う子供の様な考えが頭を過った。けどこれはありかも知れない。 しかし、目が覚めてみると、そんな甘い考えはあっさりと打ち破...
::: number house 909 ::: | 2008.04.29 Tue 19:45
パンの無料配布実施中!の広告に惹かれて登録してみたものの、不思議な事にパンが配布されない。もしやパンツなのでは、と思い改めて見直してみても、パンツではなくパンだった。大体パンツなんて配布されても嬉しくはない。だからパンなのだ。しかし一向にパンが配布される気配はない。 一日中縁側に寝そべり、パンが配達されるのを待ちながら過ごしていたら、いつの間にか夕方だった。今日はもう諦めるべきだろうか。 こういう時に、待つのを諦めて買い物に出掛けると、宅急便は一瞬の隙をついてやって来る事を知っている。...
::: number house 909 ::: | 2008.04.29 Tue 19:42
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