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納棺師の知られざる仕事。それは部屋の掃除。 ふつう、ご遺体が病院からお家に帰ってくると、お客様やご親族が面会しやすい部屋をひとつ取って、そちらにお休みいただくこととなる。 だけどよくよく考えてみると、普段使いの居間でもなく、さりとて2階の寝室とかでもなく、そういう微妙な使い勝手の部屋っていうのは大体が、”物置部屋”になっていたりするのだ。 故人の最期に立ち会われて、それから一旦家に帰る余裕があればいいのだが、そうでなければご遺体が帰られ...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.08.02 Thu 11:16
方向性ってものが必要だ。 納棺は毎回、現場の状況が全くと言って良いほど違う。マニュアル通りではちゃんとした仕事はとても網羅しきれない。だからいつもその場その場での配慮が必要で、配慮するためには、意味と、目的と、その方向性ってものが必要なのだ。 現場でどちらを向き、何を成すか。そこに正解はない。ある意味納棺師ごとに違い、だから納棺師の仕事には個性やその人の考え方が否応なく表れてくる。 私は心理的なケアを優先する。ご遺体というよりいつもご家族の方を向...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.08.01 Wed 08:55
一日中、パソコンの前に座って、ポスティング用のチラシを作っていた。 近頃はなんでも自分でできるあたり、本当に便利な世の中だと思う。 (或いは利便性は水のようなもので、私たちの存在の意義は、その水の中に溶けこんでいく砂糖の粒に似ている。便利であるほど、自由であればあるほど、同時に薄まってしまいもする) 印刷は、ネット印刷のサイトで頼んでみることにした。→ < ラクスル > クラウドっぽい作りのサイトで、データの入稿をはじめ利用方法全...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.31 Tue 09:24
東から西へ。観測史上においても異例だとかいう妙なルートで日本の西半分を横断していった台風も一過となり、天気はすっきりとした日本晴れだ。 海沿いの町で、小高い丘の上なら、きらきらと元気そうに輝いている真っ青な海が見えるだろう。ちょうどそう、こんな日。そんな場所でのこと。 窓が大きくて、海の良く見える家だった。わざとそういう風に作ったらしい。故人は釣りの好きな方で、ご家族に聴くまでもなく、部屋に無造作に並べられた2,30本ほどの釣り竿がそのことを誇らしげにアピー...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.30 Mon 08:35
ブログでアゴ上げのことを書いている内に、開業当初の準備がある程度完了した。 今月後半は、役所に必要な書類を出し、銀行口座などを整え、判子を作ったり広告、ロゴ、webサイトを作ったり。 やることが多く、未体験のことばかりで楽しかった。 色々な仕事をしてきたけれど、どこにいても本当に頼りになるツールは、ToDoリストなのだと改めて実感する。 ノートなどにやるべきことを書き留めておくだけ、という偉大な発明。 仕事の予定は、プライベートと...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.29 Sun 08:33
私は小さい頃からインドア派だったので、肌が白い。 納棺師をしている時も、良くお客様から「あんた白いわね」と言われたものだ。 (ちょっと意味合いが違うけど、年配の男性から「キミ死相出てるぞ!」と言われたこともある・・・ご忠告、痛み入ります・・・) それで困るのが日焼け対策だ。納棺師はけっこう車で移動している時間が長い。 エアコンをかけられるんだから贅沢言うなと言われるかもしれないが、暑さを感じないからこそ、窓から照り付ける紫外...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.25 Wed 08:04
JUGEMテーマ:「終活」を考える 遺品整理・遺言など 先日、読み終えた本です。 「カウンセラー物語」- 心に寄り添う21人の軌跡 ここには、21人の「カウンセラー」さんのことが書かれています。 ほとんどが、「心理カウンセラー」さん。 そのなかで、異色のカウンセラーさんがいます。 それは、「終活カウンセラー」です。 「終活カウンセラーとして自分らしく輝いて生きる」 というページ...
ときめき♪終活ぐらし | 2018.07.24 Tue 13:17
あまり一般的には意識されていないことだけど、意味は健康と深い関わりがあるそうだ。 『ある人の意味志向が低下すると、その人の精神衛生一般も悪化し、フラストレーションの影響が増大する。意味志向が改善されると、人生の成功がどんな位置にあってもそれに対して、肯定的な態度を生み出す能力が高まる』 −V・E・フランクル 春秋社『意味による癒やし ロゴセラピー入門』より フランクルというのは、ナチスドイツによる民族浄化の時代、強制収容所で過酷な生活を送った経験で...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.24 Tue 11:27
そういう仕事をしていると、やっぱり幽霊を見たりするの? と、良く聞かれる。 個人的には怪談は好きだけど、幽霊は信じていない。特に深い理由はなくて、自分には見えないし聞こえないから、何となく信じていないだけだ。 しかし信じていなくても、霊感が全くゼロでも、見るときは見るものを、見る。 古い立派な造りの古民家、秋頃だったか、今時どてらを着ている方が居て、平成生まれに近い私には物珍しかった。 ご親族は多く、案内も大変だ。故人は背...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.23 Mon 08:00
ブログを書いてサイトの宣伝をしたいのだけど、何も読ませる話がないのでは手前勝手だ。だから少し、印象深い過去の納棺のことなど書いていこう。 最近は猛暑がニュースになっている。日差しの中でセミは元気そうに鳴いているが、人間が出歩くには暑すぎる。 納棺師は恵まれているほうだ。仕事は部屋の中だし、ご遺体を守るために空調がきいている。現場に向かう車中でもエアコンを付けられる。 そうは言っても、夏だ。エアコンをつけても暑い部屋はあるし、額に汗を浮か...
夜ルコト 営業日誌 | 2018.07.22 Sun 08:42
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