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マティス作品に積極的な興味を持って鑑賞したのはこれが初めて。デトロイト美術館展で窓の大作に目を奪われたことはあったけれど、制作途中で終えたような作風はぴんと来なかった。 今回は作家活動の初期から最晩年に至るまでの道のりを辿れる展覧会。全体を通してみると、ロザリオ礼拝堂がマティスの最高傑作のように感じられ(ステンドグラスの神々しさ!)、新たな表現方法の模索は結果として、全て祈りの場の創造の為だったのかもしれないと妄想した次第。 個人的ハイライトは「豪奢、静寂、逸...
Un gato lo vio −猫は見た | 2023.06.25 Sun 16:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 デビ―・レダ(Debbie Reda)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMake a wishー。 先端が丸まった円筒にディフォルメされた(恐らく)少年。 異様に大きな目と、黒丸の口が顔の構成要素で、 帽子がシチュエーションのヒントになっています。 横顔なら目は一つで、 正面なら、二つ目の目は、 不思議なことに、蝶結びが付いたアイパッチになっています。 描かれるのは、少年の姿形ではなく、 あてもなく想像し...
画廊めぐりノート | 2023.06.19 Mon 05:06
地元の展示会でご一緒している中村春日さんの展示、ギャラリートークにお邪魔してきました。 JUGEMテーマ:美術鑑賞 軽いオープニングパーティも兼ねていて、コロナでこういった交流、久しぶりで楽しかったです。☺️ 100号から展示されていて、見応えがありました。 17日まで、お近くの方は是非^_^☺️ 中村春日展GlazedDaily.2 2023年6月7日(水)〜17日 (土) *12(月)・13(火)休廊 13:00-18:00 (Last-16:00) ギャラリートーク 6月10日(土) 16:00〜 作家在廊...
くまきち@kyonyamamoto | 2023.06.18 Sun 12:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ルーヴル美術館展 愛を描く 展に、ギリギリですが行ってきました。 ようやく時間予約制はなくなり、並んだ順に入場です。 土曜日ということで、国立新美術館の一階構内一杯に、長蛇の列になっていました。 いつもの美術館巡りの友人も、コロナであまり顔を合わせてなかったので積もる話もあり、まずは地下のカフェでお食事とおしゃべり。 メインはお互いの体調関連の話になりがち。 大腸ポリープに差し歯に血糖値片頭痛・・・・。 ここ10年ぐらいは...
くまきち@kyonyamamoto | 2023.06.18 Sun 11:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 NICHE GALLERY(中央区銀座3-3)では、 内山吉隆 個展。 展覧会タイトルは、ーあるこれからの青春譜ー。 筆者の鑑賞対象は作品のみで、 作品のみに徹するので、 画家の属性は興味の外で、 展示されている同じ画家の他の作品も、 別の作品に移った途端に興味の外になります。 全体を振り返れば、 抽象から具象への振り幅が大きいことに気付きますが、 その多様性は1点1点の鑑賞時には忘れています。 人は起きている時はもちろん、 寝ている時も夢として、 あるいは...
画廊めぐりノート | 2023.06.18 Sun 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、うのぜみ2023展。 会場風景。 中濱尚紀、成山亜衣、宇野和幸の3人展。 展覧会タイトルは、 ーU know they mean 2023 「たしからしさのうわがき」ー。 確かに抽象画制作は、 画家が描くことの増幅、拡張、展開、否定の重なりで、 画家にとって確からしいことを 視覚化する行為のように思われます。 成山亜衣は、 見えたことと、見えた状況を、 等価に扱うことで、 画面上を混乱させつつ、 感受の在り様をストレートに描きます...
画廊めぐりノート | 2023.06.17 Sat 04:34
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、横須賀幸男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーPareidolia IIー。 パレイドリアとは、 雲の形や、天井板の木目、月の模様などから、 勝手に、自然に、 具体的な何かの姿形が連想される心理現象のこと。 同じモノを見ているのに、 見る人によって、あるいは、見方によって、 連想されるモノに差異が生まれるのが 面白いところです。 純度(抽象度)の高い抽象画においては、 画家の意図と、 見る側の捉え方の相違が生じるのは、...
画廊めぐりノート | 2023.06.16 Fri 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MEGUMI OGITA GALLERY(中央区銀座2-16-12)では、 カリム・B・ハミド(Karim B Hamid)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーUpon The End of Play and Infancyー。 描く行為は、 描くモチベーションがあって発動されるので、 そのモチベーションが維持される間は、 粛々と前に進んでゆくものであり、 もちろん、途中での一進一退はあるものの、 いづれ1枚の絵になってゆきます。 今回の作品を鑑賞するに、 そのような一方向の流れが感じられず、 複数の作画行為が...
画廊めぐりノート | 2023.06.15 Thu 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、花原淳子展。 会場風景。 木版画による群像図。 舞台は一杯飲み屋、立ち飲み屋。 行きつけの店に気軽に寄って、 益体もないどうでもいい話で盛り上がって、 ほろ酔い気分でさっと店を出る。 長居せず、深刻にならず、本気にならず、 その日一日を気分よく締めます。 そのような猥雑で楽しい時間が同時並行で進む場が、 視点を上に取り、全体を俯瞰する 独特の構図で捉えられています。 木版画という画法と、 このテーマとの...
画廊めぐりノート | 2023.06.14 Wed 04:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、 木村繁之展。 会場風景。 人の姿形がモチーフというより、 ある人がいるだけで、 その場の時間や空気が変わる、 その時間、空気がモチーフのようです。 その人は、 積極的に何かを成そうとするのではなく、 大切な何かを捉えようとしていて、 それが長い時間だったので、 もうすでに、 自身が、その大切な何かになっていて、 そのことに気づいていない風です。 人の姿を借りて、 心象世界を現わそうとする立体作品は 芝...
画廊めぐりノート | 2023.06.13 Tue 04:43
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