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光の領分 by 津島 佑子

文庫 講談社 (1993/9/2) 15 x 10.4 x 1.6 cm ISBN-10: 4061962418 ISBN-13: 978-4061962415 Territory of Light by Yūko Tsushima Kindle版 Penguin (2018/4/5) ASIN: B06XB1L9HK PB Penguin Classics (2018/4/5) 13.5 x 0.9 x 21.6 cm ISBN-10: 0241312191 ISBN-13: 978-0241312193 内容紹介 夫との別居に始まり、離婚に至る若い女と稚い娘の1年間。寄りつかない夫、男との性の夢、娘の不調、出会い頭の情事。夫のいない若い女親のゆれ動き、融け出すような不安を、“短篇連作”という新しい創作上の方法を...

Book Castle -my list- | 2018.09.26 Wed 17:29

「クアドラプル・ミーニング(神業レベル)」『バベットの晩餐会』徹底解説:第五章・中篇

      さて、第五章「STILL LIFE」の続きを見ていこう。例によって無駄話はナシで進めるよ。     第五章の前篇はコチラ!       バベットがルター派プロテスタントの「しきたり」を、一週間悩んだ末に「形だけ」受け入れたところからやな。     そうだったね。   姉妹がバベットに実演して見せた「split cod(タラの開き)」と「ale-and-bread-soup(エールとパンのスープ)」とは、「Godを父と子に...

おかえもんの深読み三昧 | 2018.09.26 Wed 15:47

ふたつのオリンピック by ロバート・ホワイティング

単行本 KADOKAWA (2018/9/21) 19 x 13.4 x 3.8 cm ISBN-10: 4044002185 ISBN-13: 978-4044002183 発売日: 2018/9/21 内容紹介 半世紀のうちに東京も私も、 まったく別のものに 生まれ変わった──。 1962年、地球上で最もダイナミックな街の米軍基地に、十九歳の青年は降り立った。冷戦下、立ちあがる巨大都市。私は東京を貪り食った。ロマンスは言うにおよばず、小さな冒険、絶え間ない刺激、新しい世界が山ほどあった。諜報員、英会話教師、ヤクザの友人、サラリーマン、売れっ子ジャーナリスト。ときどきの立場で、「...

Book Castle -my list- | 2018.09.21 Fri 13:26

「フランスでは人々が蛙を食べます」『バベットの晩餐会』徹底解説:第五章前篇

        さて、第五章『STILL LIFE』の解説をしよう。   例によって僕はイサク・ディーネセンの『バベットの晩餐会』をもとに解説しています。       STILL LIFE?「平穏な生活」っちゅうことか?     普通に訳せばそうなんだけど、そんな単純なハナシじゃないんだ…   表向きは「平穏な生活」に見えるけど、実際は違うんだよね…   第5章で描かれることを要約するとこうなる&he...

おかえもんの深読み三昧 | 2018.09.19 Wed 22:32

「Babette can cook」『バベットの晩餐会』徹底解説:第四章後篇

          さて第4章「パリからの手紙」の続きを解説しようか。     前回は無駄話ばかりで全然先に進まなかったな(笑)       ええかげんな奴じゃけん、ほっといてくれんさい♪     もうええわ!     『刑事物語』の樹木希林、亡くなっちゃったね。     ふつう「『寺内貫太郎一家』『ムー』『はね駒』などのTVドラマでお茶の間の人気者となり、そ...

おかえもんの深読み三昧 | 2018.09.17 Mon 18:38

瑠璃でもなく、玻璃でもなく 唯川 恵

JUGEMテーマ:小説全般   図書館にてタイトルと表紙の色彩に惹かれて読んでみた。     うーん。 時間潰しにちょっと読むならOKかも?   あんまり好きじゃないなあ… 特に朔也と美月。   なんつーか 時代感覚が私の年代より 20年位古い感覚? 上記のバカップルみたいなのが身近にいたら 友達だったら縁切るし、親戚でも一切関わりたくないなあ 子どもさえ産めばOK って時代錯誤過ぎるでしょう…  朔也は今後も同じように浮気繰り返す...

資格取得の勉強&イラスト&ギター&筋トレ。 | 2018.09.17 Mon 18:18

「ヘアードレッサーって、どんな仕事?」『バベットの晩餐会』徹底解説:第4章前篇

          さて、前半の山場である第三章も片付いたことだし、次は第四章の解説といこうか。     前回を未読の方はコチラをどうぞ!       第四章のタイトルは「A LETTER FROM PARIS」や。   カナダからとちゃうで、パリからの手紙やで。     第四章は、第三章で描かれたオペラレッスンから15年後のこと。   マチーヌは34歳、フィリッパは33歳、そしてお父さんは亡くなっ...

おかえもんの深読み三昧 | 2018.09.16 Sun 20:04

「オペラレッスンで何があったのか?」『バベットの晩餐会』徹底解説:第三章後篇

          さて、イサク・ディーネセン『BABETTE'S FEAST(バベットの晩餐会)』第三章「PHILIPPA'S LOVER」に隠された裏の物語「裏筋」を解説しようか。   いや…   「裏筋」というより、こちらがある意味「本筋」なのかもしれないな…   本作における作者イサク・ディーネセンの筆先は「見えない筋をいかに描くか」ということに力が置かれているように思える…     裏筋マニアか。 &nbs...

おかえもんの深読み三昧 | 2018.09.13 Thu 13:29

人間たちの庭 by レーナ・クルーン

単行本 西村書店 (2018/9/10) 19.5 x 13.5 x 1.8 cm ISBN-10: 4890137920 ISBN-13: 978-4890137923 発売日: 2018/9/10 内容紹介 ホテル・サピエンスは、残された人間たちの集う庭であり、避難場所である。医学研究所であり、病院であり、教育機関や博物館でもある。 雲の観察者、常識婦人、ヒッグス氏、死を予言する占い師……奇妙な住人たちは、姿を見せない看護人やクローンのような修道女によって患者のように管理されている。彼らが不治の病をわずらっているからだ。「人間性」という名の病を。 壊滅した世界の混沌と...

Book Castle -my list- | 2018.09.13 Thu 10:31

パリのサタン by エルネスト・ド・ジャンジャンバック

単行本 風濤社 (2015/1/21) 19 x 13.6 x 2.6 cm ISBN-10: 4892193895 ISBN-13: 978-4892193897 内容紹介 破戒僧、ここに現る! シュルレアリスムかキリスト教か? ダリの偏執狂と、ペレの破天荒さをあわせもつシュルレアリスム最大の奇人 神話か自伝か? 自殺、誘惑、瀆聖、蘇り、サバト、黒ミサ……。 私を拐かす黒人姿のサタン、ジャン神父、モン=サン=ミシェル大修道院長。 ジャズの響きに、映画のモンタージュのごとく虚構と現実が錯綜する奇書! 原題: Satan À Paris by Ernest Gengenbach (French) `...

Book Castle -my list- | 2018.09.08 Sat 17:27

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