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JUGEMテーマ:二次創作全般 「すまないな。僧院をないがしろにして」 国王フィリップ三世が大僧正の部屋でハーブティーを飲みながら言う。 「仕方ありません。正当な血が途絶えてしまった今、王室で一挙に力を持たなければ崩れてしまいます。それに王子が即位した時に僧院のちからを復権させると言われています。私は権力が欲しいのではありません。この国を守りたいだけです。陛下のお気持ちと同じです。ただ先日もお話しした通り少々厄介なことになっております。アレクサンドラ様は国王一家と僧院のみ知る...
愛のままに・・・ | 2022.04.22 Fri 09:57
JUGEMテーマ:二次創作全般 「ちょっとチェスしないの?」 リビングで男三人、テレビゲームに興じてばかりいるのを見かねて亜由美が言う。伸は出勤していない。しずちゃんと毎日あちちだ。それに引き換えこの男どもはチェスの大会に出る気は全くないらしい。 「チェス盤もコマもない。どーするんだ」 面白げに当麻が言う。当麻の頭脳をもってすれば練習などしなくていいのは明白だが。 「街に行って買ってきなさい。征士もそのお金持ってきてるんでしょ」 ああ、そうだった、とパルヴァール吉野家本家の当...
愛のままに・・・ | 2022.04.21 Thu 07:46
JUGEMテーマ:二次創作全般 ししょーの拡大されていた部屋で山のような人数でお茶をしていると二人の男性が飛び込んできた。 「母上! 父上!」 金髪碧眼の男性が発した言葉に皆、はてなである。ただ、亜由美だけがその魂を見破った。 「こう君? きよ君?」 当麻がぎょっとして男性を見る。 「さすがはあゆだな。いかにも王子アーノルド殿下と王子アンソニー殿下だ」 「何? こうときよか」 「お会いしとうございました」 ペラペラの日本語で亜由美の前にひざまずいて手をとる。...
愛のままに・・・ | 2022.04.20 Wed 12:19
JUGEMテーマ:二次創作全般 その日、吉野家本家メンバーが空港に行くと伸と若い女性二人がいた。 「遼! 遼じゃないか。また会えたね」 昔から伸は遼に甘い。もしや、と思った時期もあるが女性と恋仲になったのを機にその気がないのは明白だった。ただ、何度も言えるが、遼に甘い。猫かわいがりする。今も当麻達に目もくれず喜んでいる。 「あのー」 亜由美が遠慮がちに声をかける。 「私たちいるんだけど」 「ああ。そうだった。悪いね」 「悪いと思ってないだろ。なんでまたお...
愛のままに・・・ | 2022.04.19 Tue 21:47
JUGEMテーマ:二次創作全般 近況をテラスルームで語り合っていたところに沙羅揶が来る。 「当麻にセイジから国際通信よ」 「セイジが?!」 当麻達三人は声を上げる。伽遊羅だけが涼しい顔だ。 「お前、知ってたのか?」 「征士はパルヴァールの吉野家当主ですわ。あんな大事故起きたなら連絡の一つや二つは来ますわ」 「ナスティもいるの?」 亜由美の問いに小悪魔的な微笑みを浮かべる伽遊羅である。 「さぁ? 通信したならわかりますわ」 「イジワルね」 「姉様がデートして...
愛のままに・・・ | 2022.04.18 Mon 08:35
JUGEMテーマ:二次創作全般 翌朝、起きると見慣れない天井に亜由美は一瞬戸惑ったが、すぐに納得した。 「私、ここに来ちゃったのね」 「姉様〜!!」 ずいぶんと大きい伽遊羅がダイブしてくる。 「ぐえ」 「これ。かゆ。あゆを殺す気?」 「えー。私そんなに重い?」 ちらと、伽遊羅が亜由美を見る。こくこく、と亜由美は頷く。 「ひどーい。乙女ですのに」 「乙女はあゆもです。私もダイブしたいのに」 「あ・・・姉様?」 「ちょっと独り言よ。さぁ。着替えて朝食にしまし...
愛のままに・・・ | 2022.04.16 Sat 22:53
JUGEMテーマ:二次創作全般 愛のままに・・・ 第一部 第二話 懐かしの我が家 当麻は通院で様子見となり、後日、亜由美と共に事情聴取されることとなった。本家へ来た亜由美は懐かし気に家を見上げる。 「懐かしい? そうね。あなたの家だったんだもの。そのまた娘が二回も当主になったものねぇ」 「来たか、末娘」 「緋影!」 緋影が言ったとたんに鋭い声で沙羅揶が制する。 「末娘ではなく、あ・ゆ・みです。私の妹です。今度、末娘なんて言えば婚約破棄しますからね!! いきましょ。あ...
愛のままに・・・ | 2022.04.13 Wed 20:18
JUGEMテーマ:二次創作全般 愛のままに・・・ 第一部 第一話 再会 小さな女の子はただじっと見つめていた。真摯なまなざしで弓を射る男の子を。女の子の頬に涙が伝う。ばっと女の子は振り向きもせず走り去った。男の子の弓がわずかに揺れた。今の気配は。とっさに動こうとして動きを止めた。庭の外の気配はもうなくなっていた。遠い昔の話。 亜由美は吉野の街を歩いていた。一目でいい。死ぬ前にもう一度だけ。そう青信号の横断歩道を歩き始めた。そこへ一台の暴走車が飛び込んでき...
愛のままに・・・ | 2022.04.12 Tue 23:26
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