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闇詩

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「終わり」

終わるのだ　終わってしまえ終わるためにつづけるのだ終わりのない始まりなどはじめからありはしない始まった以上いずれいつかは終わるのだ終わりを求めつづけつづいているもう終わったのであればそれはそれで良いのであるだが問題は終わってない側にある終わったのか　終わっていないのか終わらぬのに寸断終えたとあっては腹の虫が収まりきらぬではないか悔恨を抱えたまま一生涯を終えるというのかやり切れぬではないかそれこそ終わらぬではないかわたしはまだ終わってなどいないだから...

　 | 2010.12.23 Thu 00:36

【わたし宇宙】20101220

わたしが死ぬるときも大多数の人間が幸福に生きつづけるのだその無関係性を思えば、いまわたしがこうして独り不幸をかみ締めていることすら何ら不思議はないのだ幸も不幸も時が巡ればいずれは個々に降りかかる大なり小なりいずれにせよみな同じ運命を辿るのだとにかく時間がかかる作業だ人生とは何十年もの熟成の末、仕上がるウィスキーのようなものかもしれない熟成のあいだ、こまめな手入れが必要だし仕上がった「もの」が高級品かどうかは「もの」ができてみないとわからない不安な作業だ　しかし...

　 | 2010.12.23 Thu 00:33

過去を哭べ

【短歌と三行詩】曝されし痛みの呼吸が伝わりて躯命の持ちたる過去を哭べさらされしいたみのこきゅうがつたわりてくめいのもちたるかこをよべ　この世界に今、居る理由を僕は知りません。　躯とこころがいだき続ける痛みの訳なら怖いくらいに知ってはいます。　何処に捨てたなら、救われるのか、そんな淺はかなる亊ばかりを考えているのです。 ---- 【一言】昨日、熱にうなされながらも沢山寝たので……今夜は眠れません！(゜-゜) ---- JUGEMテーマ：短歌 JUGEMテーマ：詩 JUGEMテーマ：小説/...

月齢十五 | 2010.12.20 Mon 04:47

ぴえろのよる

笑ってるの？泣いてるの？口から言葉が出るたびにあなたが痛いと笑う口から言葉が出るたびにあたしも痛いと笑う交わすたびに傷つけて、傷ついてあの夜、頭の中で少しだけ泣いた気がしたけどあたしたちにはそんなこと関係ないよねだって朝になったらこんなに笑えるんだから

lost lullaby | 2010.12.04 Sat 18:02

【異口同音】

ちがうと思っていたことをちがうと言い放ったのちここでふとちがうことがちがわなくなったことにわたしは気付くなにもちがわないのだ　われわれは相手を否定するといった点においてたった今同一の存在となったのだとそのような講釈を相手に言いなにもなかったかのようになにもちがわなかった点を詫びるのだが相手は憤慨しさらにまた激しくそれを否定にかかったその否定こそわたしはちがうと言い放つのだったがさらにまた輪をひろげてその上から相手は次々に否定の言葉を浴びせかけてくる ...

　 | 2010.11.28 Sun 00:53

【詩】それなりのぷらいど

傷付いたふりして傷付けるのがお上手酸素を吸って二酸化炭素を吐くようにあたしを守るための口紅今日も真っ赤に引いたなら闇を纏って歩き出せる高いヒールは地べたを歩きたくない唯一のプライド JUGEMテーマ：闇詩　……とかに投稿してみるてすと。

喫茶店で甘い物を。 | 2010.11.27 Sat 23:46

無題

白黒ではない世界色のついた世界が私の暮らしているところちゃんと音にも溢れていて好きな物が多いの毎日ご飯を食べて買い物に出掛けて洋服えらび寒い日には毛布にくるまれてさみしい時は誰かに電話する　　　　　　彼女の髪の気先が肩をなめらかに滑り落ちる　　　　　　唇が彼女の耳元へ寄せられる　　　　　　視線が私の顔へ向けられる　　　　　　それは葡萄色の内緒話色のついた世界それは私が住んでいるところ私の身体が物理的にあるところ人の身体に触れることのできる文明というものがあり言葉が通じる世界護ってくれる人がい...

tread a thorny path. | 2010.11.17 Wed 03:58