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ウロボロスの記憶が僕に暴走を嗾けた。あそこで逃げ出さなかったらおじさんに何をしでかしていただろうか。斎藤さんに記憶を実体化出来ないかと相談したがその様な技術は彼には無いらしい。何かが分かりそうなのに…過去に引き摺られてどうにかなりそうだ。おじさん、僕を受け止めてくれますか。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:07
またニヤついている。たぶんさっきの着信は娘さんからだったのだろう。おじさんの百面相は今に始まったことではないけど、あんなに幸せそうな顔色を見せるのは決まって楓ちゃんに関してだ。おじさん、貴方のそんな顔を見る度に僕も幸せな顔をしてるんですよ。ま、このメガネでカモフラしてますけどね。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:06
ケータイを見ながらニヤつく隣のおじさんが気になった。何なんですかさっきから?と聞けば「いや〜珍しくスーツなんか着ただろ、楓が一緒に写真撮ろうって、ほらっ」と見せられた画面にはヤニ下がったおじさんと楓ちゃん。なんだ〜お前も一緒に撮りたいのか〜?と言われて・・・嬉しかった。 JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:05
聞きたいなら尋ねればいいのに視線だけで堪えている。いつもの軽妙な口の悪さもこの指輪に関しては静かだ。馬鹿だなぁ〜お前の視線は熱いんだよ。おじさんの過去には拘るな、まぁ大した話じゃないがきっとお前には重荷だろうな。未だにコレに縛られっぱなしの俺だが、おまえさんの熱も縛りがキツイぜ。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:04
楓の授業参観だ。「パパ、あんなダサイかっこで来ないでよね、よそのパパはみ〜んなスーツなんだからっ」と言われて今日はバッチリだ。曲がってますよ、と急に伸びてきた手にネクタイを絞め直された。「娘さんに会うのに緊張してるとか?」って、お前の顔が近いからだ、このイケメン野郎。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:02
「馬子にも衣装って奴だなバニーちゃん」「貴方こそスーツなんて授業参観ですか?」何だと〜ワ カゾー!僕は元がイイんでね!そんなやり取りを見て思わず「いいなぁ仲良しで」と呟いたら、どこがだよっと凄む虎徹さんの向こう側から「ふっイイだろう」 と声が聞こえた気がした。裏山だよエドワード。 JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.09 Thu 00:00
目の前に出されたのはウサギのぬいぐるみだった。「どうしたの?」と尋ねれば、直したいのだが裁縫は苦手と照れながら言うので「じゃぁ僕が直しますよ」と預かった。後日元通りになったぬいぐるみを彼に渡すと眩しい笑顔を返された。思わず僕も笑った。「斎藤さん笑えるんですね!」と驚かれた。 JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.08 Wed 23:59
デスクの上に増えた楓が作ってくれたと嬉しそうに言っていたフォトフレームの中にスーツを着た若い虎徹と彼女がいる。その写真を見つめるバーナビーと目が合ってしまった。「なんですか?」と取り澄ました彼に「過去に囚われているのはお前の方なのかもな」とは言わずにいておいた。俺は大人だからな。 JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.08 Wed 23:58
最近僕の部屋には不似合いな物がひとつ増えた、ウサギのぬいぐるみだ。なんで素直に貰って来ちゃったかな…。「ホントウに欲しいもん言ってみ?」と聞くので「じゃぁその帽子」と彼のトレードマークを指さすと「バ〜カやれっかよ」と笑われた。その笑顔は頂きました。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.08 Wed 23:55
「お前にこんなのどうかな?」とそんな一文で送られてきたメールの添付ファイルはピンクのセルフレームメガネをかけたおじさんの顔だった。なんですかその僕のカラーがピンクという固定概念は。また1つケータイにデータが増えてしまった。「貴方の方がお似合いですよ」そう返信した。JUGEMテーマ:BL小説・SS
愛の140劇場 | 2011.06.08 Wed 23:54
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