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JUGEMテーマ:ファンタジー連載 「おい、凛。誰だそいつは」 「そうだよ。誰だい?」 二人は凛に詰め寄った。 「拾った」 はっきりと短く、凛は言った。 「「は?」」 二人は異口同音に聞き返した。 「いや、だから、拾った」 同じことを訊かれても意味が分からない。 「いやいや、意味が分からないよ」 確かに。小雪はつい、頷いてしまった。 「小雪!同意しないでよ」 「いや、でもなぁ……」 小雪は考えてしまった。 「考えないでよ」 凛はつい、突っ込んでしまった。 「おい!凛...
神様の悪戯 | 2008.07.01 Tue 16:40
JUGEMテーマ:ファンタジー連載 「すごいだろ、ここはオイラ達の村。オイラたちは[イズル]とよんでいる」 小雪は凛のいった[イズル]に反応した。 「イズ……ル?」 「そう、イズル。なかなかいいネーミングセンスだろ」 [イズル]……。神様の使いが出した手紙に書いてあった。 あれ?手紙?どうして知っているのだろう、私の……、自分の名前も、どうしてここにいるのかもわからないのに……。 「ほら、ついたよ」 凛は小雪の異変に気付かず、明るく言った。 「小屋……」 「そう、小屋」 「他のは?」 「ご近...
神様の悪戯 | 2008.07.01 Tue 16:39
JUGEMテーマ:ファンタジー連載 〜2.異世界〜 少女は草原の中で目覚めた。 そこは、さっきまでいた場所とは違い、緑一色の世界だった。 しかし少女にはさっきた場所と今いる場所の区別ができなかった。 「ここは…どこ?私は_____誰?」 場所も自分の存在も分からず、それにより底知れぬ恐怖が込み上げてきた。 「だ、誰か!」 早く、この草原を抜けようとどんどん前に進んでいった。 ぬける、直前に誰かにぶつかってしまった。 少女はその誰かにすがるように言った。 「助けて!!」 「誰か...
神様の悪戯 | 2008.07.01 Tue 16:38
JUGEMテーマ:ファンタジー連載 神様の悪戯 松山 聡 1 試練 〜1.神の声〜 ≪何を望む?おまえは何を望む?≫ 一人の少女がベッドで寝ていると、神々しい声が聞こえた。 「だぁれ…?」ゴホゴホ。 ≪何を望む?≫ 「望む?」ゲホゴホゴホ。 少女は更に咳込んだ。よくみると、あちこち、傷だらけだった。 「そうだなぁ…早く元気になって…」ゴホゴホ「みんなのところに帰りたいよぉ」 言っているうちに少女は泣き出してしまった。 ≪それを望むか?≫ 「うん…」 半泣きのまま、頷いた。 ≪...
神様の悪戯 | 2008.07.01 Tue 16:37
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