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ミンダナオ島大虐殺事件
このテーマに投稿された記事：19件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c9/12246/
- 2009年11月23日（月）ミンダナオ島マギンダナオ州で57人が殺される事件があった。この事件についてフィリピンから実相をお伝えしたい。
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Xディ防災サバイバル対策 旧名下流極貧貧民ダイエットブログ | 2024.03.26 Tue 17:46
ミンダナオ島大虐殺事件 （17） 事件から一年が経った
2009年11月23日、ミンダナオ島マギンダナオ州で57人が虐殺された事件から今日は一周忌になる。 現在事件で逮捕、起訴された者を中心に裁判が行われているが、しかし、裁判は遅々とし進まず先行き不透明な状態になっている。 この事件では196人が殺人罪で起訴されたが、逮捕、拘置されているのはたった81人で、残る115人は逃亡、捜査側の無能力もあって新たに逮捕するのは困難な状況である。 被告となっているアンパトゥアン一族の前マギンダナオ州知事、その2人の息子の前イスラム教徒自治区知事と犯行現場の前町長が主犯と目され...
セブ島工房 | 2010.11.23 Tue 15:27
ミンダナオ島大虐殺事件 （16） 果てしなく裁判は続きそうだ
マニラのバスジャックで8人が犠牲者になった事件に隠れているが、裁判は続けられている。 公判で伝わってくるのは被告側が証言者を買収しているとか、脅しをかけている芳しくないことばかりで、被告側には57人の大虐殺を引き起こしたという事件の重大性認識と反省はない。 9月1日の公判では、弁護側は答弁書を用意していないという理由で一週間延期された。こういった行為は被告側の裁判引き伸ばし作戦に他ならず、判決が出て確定するまで何十年もかかるのではとささやかれている。 ところが、9月8日に開かれた公判で虐殺事件を...
セブ島工房 | 2010.09.14 Tue 17:37
ミンダナオ島大虐殺事件 （15） 裁判は遅々として進まず
アキノ新政権が6月末に発足して、この大虐殺事件は陰に隠れがちだが裁判は行われている。 57人の被害者の中に大勢の報道関係者が含まれていたために、新しいニュースに食い付く習性の報道関係者もいつになく報道し続けている。 もっとも、なぜ30人以上もの報道関係者が襲われた車列に加わっていたかの疑問が前から挙げられていたが、最近裏話のような話が漏れてきた。 この話は報道関係者に対して車列に加わってくれたら『金』を出すとの要請が、襲われた側からあったとの話である。 その額、1万ペソ（2万円）といわれ、報道陣は...
セブ島工房 | 2010.07.30 Fri 19:38
ミンダナオ島大虐殺事件 （14） 最近の奇怪な動き
5月10日投票のフィリピン統一選挙のため、この事件の扱いは過熱する選挙運動に埋もれてしまったようだが、いくつかの動きがあった。 現在、事件で逮捕された連中は起訴され、裁判を受ける身になっているが、この中で首謀者のアンパトゥアン一族の中で、イスラム自治区（ARMM）前知事と同前副知事が殺人罪での起訴を取り下げられた。 理由は証拠不十分とのことだが、この取り下げが司法長官による検察への指示というから驚く。（写真は決定に抗議する人々、Inquirer紙より） 日本の重大疑獄事件で法務大臣が検察に対して指揮、命令...
セブ島工房 | 2010.04.20 Tue 12:03
ミンダナオ島大虐殺事件 （13） この国の司法制度の不思議さ
フィリピンの『司法制度』はおかしいのではないかとは昔から言われているが、この裁判を巡ってもおかしな状況が出て来た。 国が違えば司法制度も違い事件の扱い方も変わって来るのは分かるが、最近の動きでは『容疑者が所在不明』と言うのがあった。しかも、その数600人以上と言うから半端ではない。 これは戒厳令布告の理由となった『反乱罪』で容疑者となった者達だが、どうしてそんな事態になったか。 日本の場合、逮捕―留置・取り調べー起訴―拘置の流れで被告となるが、フィリピンは少々やり方が違う。逮捕と言わずに拘束と言...
セブ島工房 | 2010.01.30 Sat 17:46
ミンダナオ島大虐殺事件 （12） アンダル町長第2回公判と警察
第1回公判で無罪を主張したアンダル町長だが、1月13日に開かれた第2回公判で驚愕する証言が出た。 これは検察側の用意した証人で、事件のあった町の副町長をしている。フィリピンの選挙はどこの自治体でも正副とも選挙で選ばれるので、稀には反対派同士で当選が別れる事がある。 大統領でもラモス＝エストラーダが反対党同士だったし、エストラーダ＝アロヨのケースも同じ結果だった。 しかし、この証人に立った副町長は名前こそ違うが、アンダル陣営に属していて良くぞ証言に踏み切ったと感心するが、何か裏があるのかも知れな...
セブ島工房 | 2010.01.19 Tue 17:31
ミンダナオ島大虐殺事件 （11） アンダル町長の裁判
1月5日、アンダルの公判手続きが始まった。まだ、公判をどのように進めるかの手続き段階で裁判はこれからである。（写真は連行されるアンダル＝赤系のシャツ姿） このアンダルは事件現場のダトゥウンサイ町の町長で、未だ現職のようだ。これは事件で逮捕された父親のマギンダナオ州知事、実兄のARMM（イスラム教徒自治区）知事も同じで、事件関係者で公職にある者は誰も辞めていない。日本のような道義的責任云々を考える風土がないから、居座っているなどと責任追及するような事は全く無い。 この公判手続きでアンダルは『無罪』...
セブ島工房 | 2010.01.07 Thu 11:58
ミンダナオ島大虐殺事件 （10） アンパトゥアン裁判の行方
一応、捜査は進み28人が殺人罪で起訴された。また、戒厳令布告の根拠になった反乱罪で661人を書類送検したとある。 送検されてもこれから起訴がされるかどうかは分からないし、反乱罪と言うのは政府側の考えで、いつでもなし崩しに出来る。うがった見方に、アロヨは一族に政治的借りがあるので、アンパトゥアン一族を救うために敢えて反乱罪を適用したと言うのがある。 本来、この事件は大量殺人の刑事事件だが、殺人では一族関係者の終身刑は免れないので（フィリピンは死刑を停止している）いつの間にか政治的事件にすり替えられ...
セブ島工房 | 2009.12.24 Thu 12:57
ミンダナオ島大虐殺事件 （9） 逮捕されたARMM知事インタビュー
マニラ新聞と言うフィリピン唯一の邦字紙が14日付で、アンパトゥアン一族のARMM知事と単独会見した記事を載せた。本文の出所資料は同新聞と断っておく。（写真は戒厳令解除後の州庁舎入口に立つ兵士。Inquirer紙より） さて、この知事41歳。父親が虐殺で有名になってしまったマギンダナオ州知事（選挙が無効にされて元知事と言う見方もあるが、自分達で勝手に選挙無効にでっち上げた）。殺人罪で1番に起訴された事件現場の町長が実弟で、他にも州内の自治体首長は縁者が固めている。 このインタビューだが、取材側の不勉強があって...
セブ島工房 | 2009.12.14 Mon 13:26
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