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読書の楽しみ

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空中ブランコ他２点

体調が優れずあまり読んでいないのですが、ちょっとだけ。 ◆藤堂志津子著『夫の息子』例の角川文庫、愛の一冊フェアにて購入。タイトルは忘れちゃったけど、以前読んだこの著者の作品が面白かった印象があったので買ってみた。結果大ハズレ(-.-;) ところどころ男女の心情描写がいいなと思う時もあったけど、全体的にストーリーがなんじゃこりゃでした。新聞の日曜版で連載されていた小説なので仕方ないのかもしれないけど、やはりブツ切れの印象が否めない。いいトシして携帯にしがみついている女はみっとも...

Fly Me to the Moon！ | 2008.07.07 Mon 19:20

イン・ザ・プール

先日読んだ『空中ブランコ』がゲハゲハに面白かったので、そのシリーズ第１弾の『イン・ザ・プール』も読んでみたですよ。もう最高でした著者は第131回直木賞受賞の奥田英朗です。伊良部総合病院地下にある精神科を訪ねる変な患者と、もっと変な精神科医・伊良部一郎先生のお話なんですが、流石第１弾だけあって、もう強烈で強烈でｗｗとりあえず目次ですが、１．イン・ザ・プール２．勃ちっ放し３．コンパニオン４．フレンズ５．いてもたってもです。ご想像の通り、それぞれ１．水泳依存...

Fly Me to the Moon！ | 2008.07.07 Mon 19:14

死神の精度

死神によって死すべきと定められた人間に対して、死神の調査部から調査員が１人派遣される。派遣された調査員は、対象の人間を１週間観察し、死を「可」にするか「見送り」にするかを報告する。「可」にした場合は、８日目の死を見届ける。映画にもなっている、伊坂幸太郎著『死神の精度』です。伊坂さんの作品は、その比喩や言い回しに趣があって好きなのですが、今回は調査員である死神（人間界での名前は千葉）の性格上、他の作品に比べて一段と面白くなっています。死神は人間界の風習にうといので、ときどき...

Fly Me to the Moon！ | 2008.07.07 Mon 19:02

四畳半神話大系

森見登美彦著『四畳半神話大系』角川文庫先日行った浅草松屋の上にくまざわ書店があったのでぶらり立ち寄り、カバー欲しさに１冊購入。ちょっと前に紹介した『太陽の塔』を書いた森見登美彦の名が目に留まり、長編第二作の『四畳半神話大系』を買って帰った。森見登美彦のデビュー作『太陽の塔』を読んだ時の興奮はなかなかに忘れられるものではなかった。直球勝負でむやみと愛を叫ぶような小説ばかりが幅を利かすご時勢に、綾もあれば嘘もある屈折したモノローグを硬派の文体にのせて巧みにあやつり、実に鮮やか...

Fly Me to the Moon！ | 2008.07.07 Mon 18:43

親指の恋人

石田衣良著『親指の恋人』小学館『池袋ウエストゲートパーク』からずっと石田衣良さんの作品を読んできたけど、最近はどうも上手すぎて鼻につくようになってしまった感あり[:がく～:] 『美丘』を読んだとき、石田版セカチュウだと思った。 …こんなモノは俺にも書ける！！とかｗｗｗ漱石の『三四郎』に対抗して『青年』を書いた鴎外の心境でしょうか。ｽﾄﾚｲｼｰﾌﾟｽﾄﾚｲｼｰﾌﾟ[:牡羊座:] そして今回の『親指の恋人』は、お察しの通り石田版ケータイ小説です[:ケータイ:] ホントなんでも書けちゃうんですねー[:猫2:] 　...

Fly Me to the Moon！ | 2008.07.07 Mon 18:34