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盛田隆二 著 『夜の果てまで』 角川文庫 北大の4年生「俊介」が、ラーメン屋の後妻「裕里子」と恋に落ち、駆け落ちをする物語。 小説は裕里子の夫が失踪宣告申立書を提出するところから始まる。 場面は裕里子が失踪する1年前に飛び、俊介と裕里子の出会いから失踪の1日前までがリアルに描かれる。 この小説は読んでいて辛かった。つまらなくて読み進めないのではなく、あまりにリアルで主人公の俊介に感情移入し過ぎたせいだ。 あんなに苦労して手に入れた新聞社の内定を、裕里子との駆け落ちによって取り消されそうにな...
Fly Me to the Moon! | 2008.07.07 Mon 17:46
『週末のフール』 伊坂幸太郎 著/集英社 ¥1470 8年後に小惑星が地球に衝突することが分かってしまった。太古の昔に恐竜が絶滅したのと同じ境遇が今また人類を襲う。 人々は絶望し、大人は働くのをやめ、子供は通学をやめ、あてもなく逃げ惑い、店を襲っては商品を略奪し、人を襲っては命を奪い、自暴自棄になり自殺していった。 しかし小惑星衝突3年前になると、人々は若干の落ち着きを見せる。せめて残りの人生を平和に暮らそうと考える人も多くなったのだ。 「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬...
Fly Me to the Moon! | 2008.07.07 Mon 17:39
『魔王』 伊坂幸太郎 著/講談社 安藤は30歩圏内にいる他人に意識を集中させ、頭の中で考えた事をその人に言わせることが出来るという能力を持つ。 ガムを噛みながら二人分の電車の座席を占領してふんぞり返っている金髪の若者がいる。この若者の前に立っている乾燥した果物のような皺だらけの老人に 「偉そうに座ってんじゃねえぞ、てめえは王様かっつうの。ばーか」 と大声で言わせる。 思いつきで景気のいいことを口にし、部下を翻弄し、その結果問題が発生すると声を張り上げ、「俺はそんなことを言った覚えはない」...
Fly Me to the Moon! | 2008.07.07 Mon 17:37
気付いてみたら、7月も2日目ですね[:チョキ:] 毎年この時期になるとちょっとばかり楽しみにしていることがあります。 それは、 各社夏文庫の小冊子を読むことです。 何と地味な楽しみでしょう。ふふふ★ 今年も早速本屋さんでチェックして来ました[:GO!:] 集英社と角川のはあったけど、新潮社のが無い・・・?何でだろ? まぁ、どこかで出会ったらもらってくることにしましょ[:STOP!:] JUGEMテーマ:読書の楽しみ
ともさんちのデジカメ雑記帳 | 2008.07.02 Wed 15:48
論理の飛躍を極力避け、見落としのないようにぐだぐだと話の筋道を引きずるのが橋本流だが、今回は少し様子が違っているような気がした。 >>続きはこちら
★デイリー・ロク★ | 2008.06.29 Sun 01:23
ここ1週間調子が悪く、5日ぐらいかかってやっと読み終えた。 古本屋さんで見つけ、いつもの様に表紙に惚れて買った1冊。 とってもユニークで可愛らしいでしょ? ピースさん風に言うなら「寝かせて置いた」1冊です(笑) あと残り2冊、寝かせている本があるんだけど、 迷いに迷ってこの本から読み始めました。 そして、読んでいない本もその残り2冊となったので また古本屋さんに行って大量に仕入れなきゃ!
Every day of me. | 2008.06.26 Thu 21:57
この1冊で、田口ランディさんのことが 今まで以上に好きになりました。 短編の中の短編集みたいな。 短いものなら、2ページで1編が終わってるぐらい。 ランディさんが思春期の頃に書かれたものを 少し手直ししてあったり、長年書き留めてあった日記のような そんな感じの1冊だった。 面白かったのは「ハエ」1匹で1つの物語があること。 これには思わず笑ってしまった(笑) ご両親やお兄さん、旦那様や娘さんがチラっと出てきて、 ランディさん好きには、面白い1冊だと思います。 JUGEMテーマ:読書の楽しみ
Every day of me. | 2008.06.21 Sat 11:26
麒麟の田村裕。 『ホームレス中学生』の印税で 2億円稼いだそうである。 そのニュースを聞いた高3の長男が 「小説って儲かるんだね」 と目をかがやかせたので、 「何百万部も売れればな」 と言ったら、 「でもオレもう遅いかも!」 「え、何が?」 「だってオレもう高校生だし」 「年は関係ないだろ、小説書くのに」 「でも小説書く前に ホームレスにならないと」 ・・・なるなよ。
★デイリー・ロク★ | 2008.06.19 Thu 17:32
普通の小説だと思ったこの本。 いつものように、古本屋でタイトルに惹かれ手にとった1冊。 でも、この小説、何だか普通の小説とちょっと違う、、、 私が今やっている認知療法にとても良く似てる。 それもそのはず。 小さな理由で離婚し、その後自分が癌であることを知った主人公が、 あるセラピストの元で「自分らしく生きること」を学んでいく物語なのだ。 物語風に書かれているけど、実は自己分析が芯。 ありのままの自分で生きる。ということ… 自己分析とは、自分だけじゃない。 父親、母親、兄弟、姉妹、全てを理...
Every day of me. | 2008.06.19 Thu 16:35
うーん、とっても謎めいた内容でした。 それにとにかく切ない。 1968年12月10日に起こった、現金輸送車3億円強奪事件。 私にとってこの事件は、生まれる前のことだし、 頭の中でぼんやりと聞いたことがあるな〜って程度しか記憶にない。 結局、刑事事件としても民事事件としても時効が成立した。 そして、そのまま迷宮入り。 映画化もされているこの小説。 ただのフィクションなのか、それともノンフィクションなのか。 読み終わったとき、これは実話なのだと根拠もなく確信しました。 (真実は犯人だけが知っているの...
Every day of me. | 2008.06.14 Sat 13:35
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