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そうです。それが私、ポインターといいます。 過去作含めてひたすらに推敲。トータル55000字。これは多いんですかね、少ないんですかね、何も……わからぬ……と思っていたら、同じ文字くらいでZINEを発行された人のポストが回ってきて勇気づけられる。 冬乃くじ『猫の上で暮らす一族の話』。最高でした。私は何を読まされているんだ、シュールであると同時にしっかりとした空想の手応え、時折真に迫る観察眼。表題作のラストへの躍動感は白眉だった。「サトゥルヌスの子ら」素晴らしい。この作品を読めてよかった。「ある書物が...
水平線上の雨 | 2026.04.01 Wed 22:32
本を読んだり風邪を引いている間に三月が過ぎ去り、髪を切ったら新年度に居た。信じられない。本当に三月は終わったのだろうか。四月の実感など一つもなく、まして年度が変わったなんて遠い異国の出来事としか思えない。しかし、十六時半に流れる区のチャイムが十七時半に移ったし、月初恒例の防災強化無線も流れたので、やはり時は更新されたのだろう。どうにも身体だけ未来に進んで精神は三歩くらい後ろに取り残された気分である。冬枯れの立木が雪に覆われ目を瞑っているような、鉱毒に汚染された山の最後の木々が諦めの表情を浮...
記4 | 2026.04.01 Wed 22:20
生まれて初めて昆布水つけ麺なるものを食べた。麺が冷たい昆布出汁に浸かっており、食べる際は熱いスープに移す。昆布出汁は味付けされておらず、そのまま食べると薄いが麺に絡むと塩味を程よく薄めてくれる。スープ自体もドロドロしない塩や醤油がベースのタイプで、多少飲んでもあまり罪悪感がない。同じ店で売られている通常のつけ麺は濃厚魚介出汁の濁ったものだったから、昆布水つけ麺は同ジャンルの中でも別枠と考えるべき一品なのだろう。つけ麺というと魚粉たっぷりで塩辛く、スープは割っても飲むに耐えないほど重いイメー...
記4 | 2026.03.31 Tue 18:44
テーブルの椅子に座ってご飯を食べ始めたら、母親が懐かしそうに思い出話を始めた。 ・・・珍しい・・・。 「諒はねー、小さく生まれたのよ〜。小学校の時は、4年生位まで?並ぶと一番前だったのに、それが今じゃ、こんなでかくなってー。いつの間にか、あっという間にまゆこの身長、抜かしたものね。あの時の産婦人科の先生もきっとびっくりよね。バスケやってたからかなぁ〜・・・。」 「・・・生まれた時、俺、どうだった?・・・すぐ生まれた?」 「そうねー、ちょっと時間かかったかなー、お母さん、玲...
碧海 | 2026.03.29 Sun 16:43
「もうー、お姉ちゃんったらー。両親もー。」 「あはははは!」 「・・・笑っていいのか悪いのか、判断に迷う・・・。」 「・・・思い出したらおなかが痛い・・・。・・・でも・・・、そっか・・・。そうなんだ・・・、じゃあ・・・えっと・・・、バッグに入れてきたかな・・・。車の中だっけかな・・・。あ、バッグの中にあったあった。」 ・・・ お姉ちゃん、バッグの中から大事そうに白い四角い封筒を出すと、神妙な顔をして、私に差し出した。 ・・・ 「はい、これ。・・・今見てもいいし・・・。後...
碧海 | 2026.03.29 Sun 10:58
「えへへ・・・。また泣けてきちゃった・・・。ごめんね・・・、迷惑かけた張本人が勝手に思い出して、勝手にしゃべり始めて・・・、勝手に泣いて・・・。」 バッグからハンカチを出して、目を押さえた。 泣き笑い・・・。 「・・・ううん・・・。いっぱい泣きなよ・・・。一番つらかったのは奈津美なんだから・・・。よく耐えたね・・・。」 「・・・ううん・・・。お姉ちゃんとお父さんとお母さんの方がつらかったよね・・・、絶対・・・。あたしなんか当事者なんだから・・・、耐えて当然だよ・・・。全然だよ...
碧海 | 2026.03.29 Sun 10:48
「違うよ!捨てたじゃなくって、生かした!だよ!・・・」 ・・・ ・・・ありがとう・・・お姉ちゃん・・・。 ・・・ 「・・・うんうん、ほんとそうだよね・・・。ほんとにそう・・・。お姉ちゃん、言ってくれたよね・・・あの時も・・・。」 「・・・うん・・・。」 「・・・」 「・・・」 「・・・ねぇ・・・、亜沙美が・・・家出した時の事・・覚えてる?・・・お義母さんと一緒に東京へ行って・・・、お姉ちゃんちにお世話になって・・・。」 「・・・亜沙美・・・?・・・家出・・・?・・・...
碧海 | 2026.03.28 Sat 17:52
「・・・奈津美・・・。2階でちょっと寝てきなさい!熱がある顔してるよ!」 うわっ、お姉ちゃん、思いっきりマジだ! 「ぶっ!・・・だから、違うって!元気だってば!お姉ちゃんはほんとに心配性なんだから〜!・・・それより、お茶入れるね!コーヒーが良い?」 「あ、そだね・・・、お茶にしようか。・・・飲んだらまじでお昼寝したら?飛行機、疲れたでしょう?・・・って、亜沙美と一緒だね!お茶、昼寝、夕飯コース!」 「言えてるー!」 「さすが親子!はいはい、じゃ、ゆっくり休んで!あたしがお茶用意す...
碧海 | 2026.03.28 Sat 15:55
スーパーでたくさん買って、それからまた車でちょっと行って、お母さんの家に無事到着〜。 「はーい!着きましたよ〜!お疲れ様〜!私、ゆっくり車入れるから、奈津美は先に降りて、家、入ってて!」 「はーい!ありがとございます〜!お先にすみません〜!」 自分のお泊りバッグを持って、車からよいしょっと降りた。 おー!懐かしい我が家! いつも変わらず、私を出迎えてくれてありがとう〜! ・・・って・・・ ・・・この間来たのいつだっけ?・・・ ・・・・・・ ・・・もしかし...
碧海 | 2026.03.28 Sat 12:46
6月上旬、 関東のお姉ちゃんから電話がかかってきた。 おー、久しぶり〜♪ お姉ちゃん、相変わらず、メールじゃなくて電話派〜。 子どもの頃から全然変わってない。 何歳になっても、世間の流行に流されないから、ほんとすごいよね〜。 ポチ! 「もしもし、奈津美ー?」 「うん、あたしー、やっほー!」 「ねー、諒の結婚前にさ、1週間位、ゆっくり泊まりに来ない?うちでも良いし、お母さんちでも良いしー。結婚式のレンタルの着物選んだり、お母さんちの荷物片付けたり、のんびりしよーよ。...
碧海 | 2026.03.28 Sat 11:51
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