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都内最大手のタクシー・ハイヤー会社の日本交通はこの5月から「陣痛タクシー」なるサービスを始めた。妊婦が出産予定日、かかりつけの病院、乗車場所などを事前に登録することにより、急に産気づいても電話一本で迅速に病院まで載せていってくれるサービスだ。開始間もないにも関わらず、すでに登録は数千人にも及び毎日相応数の利用があるという。
また「キッズタクシー」も同社の人気サービスだ。両親の送迎が難しくとも、子どもを安心して任せられる経験豊富なドライバーが送迎をしてくれるというものだ。事前登録は必要だが、子どもに現金を持たせる必要がない支払い方法があったり、チャイルドシートを用意してくれたりとサービスは手厚く、重宝するリピーターは多い。
その他「観光タクシー」「介護タクシー」など次々に新しいサービスが生まれているが、その背景には何があるのだろうか。
「技術の革新の影響が大きいですね」
そう答えてくれたのは日本交通の川鍋一朗社長だ。
「弊社では2004年に電話システムをデジタル化したのですが、それにより全車に配備しているGPSと連動させ、すべてのタクシーの存在地が瞬時にわかるようになりました」
どこにどのタクシーがいるのかを本社で把握できるようになったことにより、きめ細かなサービスができるようになったのだという。
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