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きのう、歌舞伎座の昼の部を見てきたのですが、全体的にたいへん充実した舞台で、さすがに通常より値段が高いだけのことはある大歌舞伎でした。 「袖萩祭文」のお君ちゃんを勤める子役の名演にびっくり。役づくりとして完璧でした。 芝翫さんの貞任が、芝翫の名跡と歌舞伎座の舞台に相応しい大きな芸容で立派でした。 笑三郎さんの勤める浜夕が、お君から書状を受け取る時に、書状ではなくまずお君の手を握ったところでもうじゅるじゅるに泣いてしまいました。 (同じ演目で何度も泣ける自分の感性が自分で不思議) た...
ふくきち舞台日記 | 2020.01.19 Sun 10:39
JUGEMテーマ:歌舞伎 青貝師、 という職業が有ったのですね。 刀などの装飾をするのだそうで、螺鈿だの漆だので、装飾したんでしょうか。 六郎太夫(ろくろだゆう)という青貝師が、娘の梢(こずえ)の為に、 刀を売ろうとした話が有ります。 源平の時代のことです。 娘のムコさんが平家打倒の為に挙兵する軍資金を援助しようと、 刀を売ってお金を得ようと考えたのです。 六郎太夫は、娘を伴って、平家の武士、大庭三郎のところへ、 この刀を買ってくださいと言いに...
かわいひでとし日記 | 2020.01.16 Thu 20:39
JUGEMテーマ:歌舞伎 私は現在48歳なのですが、「久しぶりに会った知り合いが爺さんになっていた」「婆さんになっていて驚いた」ということがあるのです。 自分のほうは、もう少し若いつもりでいた。驚きはするものの、もうこの歳なのだから、それもそうかと思う。 急激に老眼が進み、私はもともと近眼なので、遠くも近くも見えない。 人間ドックで聴力検査を受けると、むかしは聞こえて当然と思っていたはずの音が、去年から聞こえなくなっている。 ある日突然、奥歯の1本がグラグラしてきた。いつ歯医者に行こうかと...
ふくきち舞台日記 | 2020.01.13 Mon 22:03
JUGEMテーマ:歌舞伎 先日、何年かぶりに、浅草歌舞伎を見に行ってきたのです。若い歌舞伎俳優から、義太夫狂言の持つセリフの抑揚が消えてきているように感じました。義太夫節は音曲なので、音程が違うと音痴に聞こえますね。 ◎ ◎ ◎ 昨日、新橋演舞場の昼の部を見てきました。「金閣寺」が面白かったですね。私が見慣れた演じ方とは違っているところがずいぶんありました。下手の桜に縛られた雪姫が、花道のほうまで出てくるのは、新鮮で面白かったですね。そして、雪姫の「天道様、仏様、拝みとうても手が叶わぬ...
ふくきち舞台日記 | 2020.01.12 Sun 10:56
JUGEMテーマ:家紋 JUGEMテーマ:歌舞伎 五斗三番叟! 初見で 観てまいりました!!! 牛若丸の出る演目にしては かなり砕けた調子で、 後藤又兵衛おっと 五斗兵衛盛次による「三番叟」のパロディが見せどころ 素晴らしかったのは 竹田奴の皆様で、 先月の阿古屋と違って 見せ場の多い竹田奴で 白鷗さんの五斗兵衛が見せる酔態での三番叟を受けて おなじノリで並走しておりました。 そういえば ...
水引 家紋 のブログ | 2020.01.11 Sat 19:51
JUGEMテーマ:歌舞伎 三島由紀夫最高??? これほどまでに傾いた脚本も珍しい・・・ 暫 と同じ次元での痛快な荒唐無稽さが 人間の思いの芯を突いてくる それにしても 和歌を徹底的に洒落のめすという、 尽くし のめし 歌舞伎の美学を徹頭しつくしていて 改めて職業文学者の威力に圧倒されました。 それにしても 海老名さま 顧客が三管四職! 東蔵さんがとてもいい! ...
水引 家紋 のブログ | 2020.01.10 Fri 21:49
JUGEMテーマ:家紋 JUGEMテーマ:歌舞伎 毎月 ちょう楽しみな「絵看板」 鳥居派の絵師は 紋を描いても天下一品! この画像の家紋!??!は 五斗兵衛 なる兵法家??の紋章である 「上り藤に五の字」紋・・・・ いかにもありそうで、おそらくある・・・架空の家紋?! なんのこっちゃわけわからんことでありますが、 お芝居の世界においては、加藤清正公や、後藤又兵衛候、真田幸村候等の 豊臣恩顧 大坂の陣での豊...
水引 家紋 のブログ | 2020.01.02 Thu 20:04
JUGEMテーマ:家紋 JUGEMテーマ:歌舞伎 保名! 観ました! 音楽も素晴らしく 玉三郎さんの袴姿! 舞踊であり 劇であるという 歌詞に乗るかのような 踊りであり 手振りに乗るかのような 音曲であり 観られたことに 心から感謝であります。 そう! 保名さんの 来ている着物に「源氏香図」が 家紋としての位置でついておりましたが、 どの源氏香図なのかが特定できず・・・ ...
水引 家紋 のブログ | 2019.12.25 Wed 20:01
JUGEMテーマ:歌舞伎 今月の歌舞伎座で、大佛次郎:作の『たぬき』が上演されています。福助ファンの私にとっては、三津五郎、勘三郎、福助で上演された時のものが心に残っていますが、それはもう15年も前のことなのだそうです。時の過ぎるのは早いものですね。ついこの間のことのような気もします。 数年のあいだ離れていた息子が父親に気付く幕切れは、浪曲で聞いた『祐天吉松〔ゆうてんきちまつ〕』にそっくりです。元は講談だそうですけど。 河竹黙阿弥も、講談からずいぶんネタを貰ってきているそうですが、元の講...
ふくきち舞台日記 | 2019.12.23 Mon 21:45
JUGEMテーマ:歌舞伎 今月の国立劇場の『盛綱陣屋』、猿弥さんの伊吹藤太が最高ですね! ところで、『盛綱陣屋』の首実検の時、なぜ首が客席のほうを向いているのかなあと疑問に思ったのです。小四郎は、斬られた首の顔を見て切腹するわけですから、向こうを向いているのが自然じゃないですか。 レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた『最後の晩餐』で、13人が全員テーブルの向こう側に座っているのも不自然と言えば不自然で、絵画には絵画の嘘があり、芝居には芝居の法則があります。 『伽羅先代萩』の八汐も、千松を...
ふくきち舞台日記 | 2019.12.23 Mon 00:04
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