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オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第4弾。 アリョーシャ役のウラジミール・モロス(写真は、マリインスキー劇場のホームページより) 第4場 二人はともに アリョーシャはカテリーナ・イヴァーノヴナを訪ね、ミーチャとの関係がこじれたことや、彼女の金を兄がグルーシェニカと飲み騒ぐことに使ってしまったことを彼女に伝えた。 驚いたことに、カテリーナ・イヴァーノヴナは隣の部屋からグルーシェニカを連れてきて、二人は決してライバルではないと言った。 グルーシェニカはある官吏と長い間恋人であった...
お楽しみはこれから! | 2008.08.24 Sun 22:42
オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第6弾。 写真は、フョードルの家で食後のコーヒーを飲んでいるところ。フョードルは「神は存在するのか」の問いをイワンとアリョーシャにぶつける。(写真出典:ITAR-TASS) 第6場 コニャックを飲んで フョードル・パーヴロヴィチの家。 使用人グリゴーリーとスメルジャコフは彼らの主人の世話をするが、主人は息子のイワンと一緒に昼食を終え、コーヒーを飲んでいる。 アリョーシャが現れる。 信仰についての議論が始まる。フョードル・パーヴロヴィチが聞く。「イワ...
お楽しみはこれから! | 2008.08.24 Sun 22:29
オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第5弾。 写真は、マリインスキー劇場の玄関。軒先に「カラマーゾフの兄弟」の文字がある。 第5場 何のために?(ミーチャのアリア) ミーチャが一人残っている。 「死ぬしかない。全て失ってしまい、死ぬしかない。なぜ草原には何もない? なぜ人々は貧しいのだ? なぜ子供は飢えているのだ? 私はグルーシェニカとその美しさを見た。しかし、それは失われてしまった。美しさは手に負えないものだ。何のためにか。どうしてなのか」 要約:ユーリー・ディミトリンJUGEMテ...
お楽しみはこれから! | 2008.08.23 Sat 22:57
オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第2弾。 ゾシマ長老の部屋でけんかする親子。ミーチャ(左)はフョードル(右)のふりかざす杖をとりあげ、折ってしまう。 第2場 どんなことでも許される! 長老ゾシマが隠遁する修道院の外。 長老に面会を求める人々が入り口で待っている。 修道院長が、フョードル・パーヴロヴィチ・カラマーゾフと息子のイワン、アリョーシャを長老のところへ案内する。父親は、長老がミーチャとの間の相続権をめぐる争いを解決してくれることを望んでいる。 ミーチャが遅れて登場す...
お楽しみはこれから! | 2008.08.20 Wed 00:19
オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじを25場に分けて連載する。 写真は、サンクトペテルブルクの街角に貼られたオペラ「カラマーゾフの兄弟」の宣伝ポスター 第1幕 第1場 伝説の始まり(プレリュード) 中世の都市の広場。 大審問官とその護衛はゆっくりと広場を横切っていく。 未来からのように、子供の聖歌隊が歌う声が聞こえる。「夜は静かだ。夏の夜は…」 ミーチャ・カラマーゾフの差し迫った災難を予言するように、男性の声が何度か繰り返される。「…殺すことを認めよ。」「父を殺すことを認めよ。」 要約...
お楽しみはこれから! | 2008.08.19 Tue 06:06
「自家製クラシカル・クロスオーバー」というブログの記事のおかげで、オペラ「カラマーゾフの兄弟」のロシアのテレビ報道の映像があることを知った。 ロシア語日本語(Google自動翻訳)(笑) 3分弱の短いニュースだが、オペラを創った3人の人々へのインタビューに大半の時間があてられている。 まず、作曲家のアレクサンドル・スメルコフ。1950年生まれだが、歳より若く見える。 次に、舞台監督のワシリー・ワルハートフ。モスクワ生まれ。生年は書いてないが、2005年学校卒業というから驚くほど若く、才能を...
お楽しみはこれから! | 2008.08.17 Sun 11:52
世界初演オペラ「カラマーゾフの兄弟」の評判はどんなものか。とても気になるが、遠く離れた日本までは、なかなか伝わってこない。でも、ようやくサンクトペテルブルクの英字紙(『The St. Petersburg Times』)のものが見つかったので、拙訳で紹介する。 写真は、『The St. Petersburg Times』より グルーシェニカ役のクリスチーナ・カプスチンスカヤ(左)とドミートリー役のアヴグスト・アモノフ(右) 二人は愛のデュエット「テイク・ミー・アウェイ」を歌う 厳しい兄弟(*) カラマーゾフの兄弟に基づくマリインスキー...
お楽しみはこれから! | 2008.08.09 Sat 09:53
7月23日、マリインスキー劇場でオペラ「カラマーゾフの兄弟」(作曲:スメルコフ、指揮:ゲルギエフ)の世界初演を観てきた。 (写真は、visualrian より) 躍動感あふれる指揮で、手兵のマリインスキー劇場のオーケストラと、ソリスト達やコーラスを思うがままに操るゲルギエフの見事さには感心した。スメルコフの曲もワーグナーを彷彿とするような正当派のオペラでよくできていた。特にモークロエでのハチャトリアン的なお祭り騒ぎや、第二幕後半でしばしば登場するショスタコービッチ的な盛り上がりをみせる音楽は素晴...
お楽しみはこれから! | 2008.07.24 Thu 16:13
今回のロシアの旅のハイライトは、オペラ「カラマーゾフの兄弟」の世界初演を観ることだが、このオペラについて現在日本で得られる情報はごくわずかしかない。 まず、マリインスキー劇場のホームページから。 Wednesday, 23 Jul 2008, 19:00 Mariinsky Theatre 1, Teatralnaya Square The Brothers Karamazov opera mystery in two acts after the novel by Fyodor Dostoevsky Music: Alexander Smelkov Production by Vasily Barkhatov (2008) Conductor: Valery Gergiev Libretto by Yuri Dimitri...
お楽しみはこれから! | 2008.07.10 Thu 20:30
アメリカ人の音楽評論家ジョン・アードインによって書かれた、偉大なるマエストロ、ワレリー・ゲルギエフによるマリインスキー劇場の復活と挑戦の物語(亀山郁夫訳)である。 著者は、グルジア出身のピアニスト、アレクサンドル・トラーゼ(日本ではNHK「スーパーピアノレッスン」の講師として知られる)を介してゲルギエフと知り合い、「キーロフについて本を書いてみたらどうだい?」と勧められた。ゲルギエフは、キーロフの本は広い視野を持つロシア人以外の人物によってそれは書かれるべきだと固く信じていた。そのねら...
お楽しみはこれから! | 2008.07.09 Wed 00:03
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