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voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 枝魯枝魯編 | #010 - 宇治の十条 そんな松本だが、 ゆくゆくはハワイに店を持ちたいと言う。 あまりにも意外過ぎて、 ハワイに立つ松本の姿は想像が難しい。 というより、 今の松本の姿は、花板にあって精悍だ。 一方の枝國であるが、 ここまで京都京都と話をしてきたものの、 実は宇治の出身である。 「枝さんは自分のホームは、宇治。 京都とは違うと思ってるよ。」 飲んでも...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:33
今や、センスのある雰囲気のお店は増えた。 そこで振るまわれる料理は確かに味にもこだわっている。 が、空間演出や環境で造り出せる味にも限界はある。 それに飽きてきた人が実は多い。 その隙間を埋めたのが、 枝魯枝魯ではないかと思う。 カウンター越しに提供されるものは、 決して料理だけではない。 エンタティンメントそのものだ。 それは、くずし割烹というよりも、 今の世に密かに求められていた、 もてなしの形だったのではないだろうか。 それ真剣に向き合った「くずし割烹」というスタイルは...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:31
voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 枝魯枝魯編 | #008 - Salon de EDAKUNI 「正直、仕事中の記憶ほとんどないわ。」 オランダから駆け付けた友人に、 枝國が漏らした。 オープン2日目。 カウンターの中を所狭しと行き来しながら、 枝國は料理を作り続ける。 何かに意識を集中させるゆとりなど、 どこにも見当たらない。 その枝國の仕事姿を、 密かに演出しているのが仕事着だ。 前から見ると、 見たこともないほど鋭...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:30
voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 枝魯枝魯編 | #007 - 本当は僕が行くべき 「客層が、どう変わったのか?」 100回を超えるリピーターが少なくない店だ。 まだ枝魯枝魯を知って日の浅い自分には、 すぐに答えにたどり着けるわけもない。 見かねた彼女が付け加えてくれた。 「枝さんのいた時の方が、客の年齢層が広かった。」 「松本さんになった今は、もう少しせばまったんやで。」 それだけ聞くと、 「客が減ったのだろうか...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:28
「枝魯枝魯ひとしな」での食事がすすむ中、 Paris の枝魯枝魯で感じたことを、 失礼は承知の上で率直に松本に話してみた。 枝國なき京都を、 「くずし割烹 枝魯枝魯ひとしな 」を預かるという意味で、 今、「くずし割烹」について一番考えているのは、 松本をおいて他にいない。 「僕は2階のお客さんが増えることを望んでます。」 毎月のようにカウンターに来てくれるリピーターを、 大切にしないと言ってるわけでは決してない。 しかし、この言葉を聞いて、 多くのことが自分の頭の中で整理できたように思う。...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:26
Paris での食事を見せると、 松本も、彼女も、口を揃えて言った。 「枝魯枝魯の看板料理ばっかりや。」 ごぼう醤油もしかり、白みそで煮込まれた角煮もしかり。 4月18日のオープンから5月3日までに出された料理は、 枝魯枝魯の最も得意とする料理が並べられたのだという。 「正直、パリで枝國さんが一人でできる精一杯なんやと思う。」 「でも、僕がいても同じ物を出したと思いますよ。」 「Paris ならではの枝魯枝魯の味はこれからですね。」 松本はそう口にした。 この日、松本は枝國に対して、 「...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:25
Paris での取材の翌日、 4月19日に食事を頂くことにした。 はじめて、枝國が一から仕込んだ料理を口にする。 その日のコースは、全9品。 揚げた小イモの旨味がクセになりそうな【先附】に始まり、 ほうじ茶のアイスクリームの添えられた【デザート】でしめられた。 うすいえんどうの豆腐などを盛り付けられた【前菜】は、 その器があってこそ。 主張しない濃紫の塗りの器は、 落ち着いた色目の前菜を主役へと引き立てる。 一転して、落ち着いた目に飛び込むのが朱塗りの椀。 色鮮やかな椀のフタをあけると、 枝...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:23
voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 【枝魯枝魯編】 #001 - intro 2008年4月18 日パリ18区 に、 いつもとは違う景色が生まれた。 今まではただの帰り道だったはずの、 Rue due Abbesses を少し上がった路地裏。 Paris の飲食店には珍しい、 カウンターの料理人が外からもよく見渡せる ガラス張りの落ち着いた店構えだ。 Paris の人間からしてみれば、 日本食と映るだろうが、まるで違う。 それは、従来の型に捕われない、 伝統的な割烹とい...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:06
voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 枝魯枝魯編 | #003 - 「僕がいても、この料理を出した。」 帰国した週の金曜日、 4月25日、今度は「枝魯枝魯ひとしな」にお邪魔した。 結局、Paris に行って感じたことは、 京都で確かめる以外に他はなかった。 店長の松本が花板を勤めるのが金曜日までということで、 背中を押してくれたイラストレーターの彼女とお邪魔させて頂いた。 金曜日の20時台ということもあってか、 店は華やいだ雰...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 15:02
voice of KYOTO 独自インタビュー企画 voice -inside- vol.4 くずし割烹 枝魯枝魯 枝國栄一 枝魯枝魯編 | #000 - intro 2008年4月18 日パリ18区 に、 いつもとは違う景色が生まれた。 今まではただの帰り道だったはずの、 Rue due Abbesses を少し上がった路地裏。 Paris の飲食店には珍しい、 カウンターの料理人が外からもよく見渡せる ガラス張りの落ち着いた店構えだ。 Paris の人間からしてみれば、 日本食と映るだろうが、まるで違う。 それは、従来の型に捕われない、 伝...
editor's blog / voice of KYOTO | 2008.08.01 Fri 14:46
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