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再話あるところに、子供のいない夫婦がおりました。夫婦は、子供が授からないことで言い争いをした結果、女房は鍛冶屋である夫が、鍛冶をして自分で作ればいいというので、夫はなるほどと思い、早速、鉄の塊からそれらしい物と、それに持たせるむちを作りました。 するとどうでしょう。鉄に命が宿り陽気に歩き始めました。両親はとても気に入ります。そして鉄のハンスと名づけます。ところがハンスは両親にとって重荷になってゆきます。何しろ食べるものを有るだけ食べて、なお満腹とならず、家の財政が傾いてゆきました。両親はハ...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:37
再話ある商人の息子は、ヴァイオリンばかり引いていて使い物にならず、父親に追い出されてしまいます。そして商人の息子は、追い出された道すがら、二本の棒きれで、ヴァイオリンを引く真似事をしている少年を気に入り、道連れとします。商人の息子は少年に本当のヴァイオリンを教え、二人はヴァイオリンを引きながら世の中を歩きまわって生計を立てます。 ある時商人の息子は道を歩いていると熊を連れた男に出くわし、ありったけのお金と熊を交換します。商人の息子の目論見だとヴァイオリンを弾きながら熊をそれに合わせて踊らせ...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:36
再話主イエスはペテロとヨハネを従えていろいろな国を旅して世の人々の暮らしぶりを見聞して回っていました。 ある晩三人はとあるジプシーの家に一晩の宿を頼みます。女房が出て応対しています。どうやら亭主は酒場に出ているようです。亭主の様態をよく知っている女房は、泊めてあげたいのはやまやまだけれども、よしたほうが良いと断ります。どうやら亭主は酒を飲むと、暴力をふるうような人間らしいのです。しかし主イエスは目立たない所ですぐに寝てしまうから、見つかりはしないだろうと再度お願いするものだから、女房も折れ...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:35
再話ある家族が夕食後の団欒をとっています。母親は糸を紡いでいます。子どもたちは父親にお伽話をねだります。父親は子どもたちに、おとなしく聞くなら新しいお話しをしようと約束しました。お話しの題名は「ばらの姫」です。そして父親は話し始めます。 ある一人のみなし子が道に迷い、村からどんどん離れて、やがて森の女に見つかりその家に連れてゆかれます。それ以降その女は、みなし子を本当の息子のように育てました。 みなし子はやがて大きくなると、ばらの姫を探しにゆくと言い出します。女は、ばらの姫は竜に見張ら...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:34
再話あるところに王がいて娘が三人おりました。いずれも美しかったのですが、末の娘の美しさは殊の外でした。 ある日王は、客人を招くから、娘たちに結婚相手を見つけるようにと言いつけます。二人の姉は気に入る相手を見つけたようです。しかし末の娘は、自分の望むものを三つ持ってきたものを夫としたいと言い出します。その第一は言葉をしゃべるぶどう。第二は笑うりんご。第三には銀の鈴の音のような音のする桃ということでした。しかし、そんなことができるものはおりません。客人は、皆うなだれて帰ってゆきます。 翌日王...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:34
再話ある男に、大きな息子三人と、親指ほどの大きさのハンスという息子がおりました。ある日男は、息子四人を連れて畑仕事に出ます。しかしハンスには仕事をさせず、荷物の脇にでも座らせて休ませていました。なぜなら、草原に入ってしまうと、鳥にでもついばまれてしまいかねないからです。 ところがハンスは言うことを聞かず、しばらくすると畑に出てしまいます。そして案の定、コウノトリについばまれてどこかへ連れてゆかれてしまいました。 男はハンスの鳴き声に気づきましたが、どうすることもできませんでした。仕方なく...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:33
再話四人の子供を持った貧しい百姓がいました。女房は七年も前から病気で起き上がれません。なので百姓は、洗濯から料理に片付けと家事は何でもこなし、そのうえ女房の世話もしなくてはなりません。しかし女房は食べることに関しては旺盛で、あればあるだけ食べてしまうのでした。百姓はもうこんな生活に半ば嫌気が差しています。 そこで百姓は何を思ったかしれませんが、とある行動を計画します。おそらく破れかぶれの末に思いついたことだったのでしょう。森へ行って蟻が何千匹もいる蟻の巣をを袋に取ってきて家に持ち帰ります。 ...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:32
再話あるところに百姓がいて、七人の子供がおり、暮らしぶりがとても貧しくて、とうとう食べ物が底をついてしまいます。女房にせっつかれて百姓は狩りに出ることにしました。 しかし獲物は見当たりません。暗い表情をしているとそこへ一人の狩人が現れます。百姓は事情を話し、どうか助けてくれと懇願しました。すると狩人はイノシシを七頭やってもいい、ただし自分の名を七年後に言い当てなければならないというのでした。 百姓は狩人のことをトゥンダだなと思いますが、七年後にはきっと名前も分かるだろうと深く考えもせず、...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:32
再話あるところにとてもしっかりとした娘がいました。しかし、その母親である悪い継母は彼女を目の前から消えろと、家から追い出してしまいます。娘は仕方なく遠くに逃げて、森をさまよいます。 日が沈んで、このままでは狼にでも食べられてしまうと娘は思っていると、遠くに明かりを見つけます。それを頼りに娘は歩を進めると、明かりの正体は、綺麗なお城でした。 娘は呼鈴を鳴らします。するとなんとしゃれこうべが窓から顔を出します。娘は、しゃれこうべと交渉して一晩止めてくれるよう頼みます。 するとしゃれこうべは...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:31
再話高い山のへんぴな村に一人の貧しい母親が住んでいました。おそらく生活のために、なにか施しでも受けるつもりだったのでしょう、ある日母親は親切な人たちからのお布施をもらって谷に降りてゆきます。 その途中鬱蒼としたもみの木の森を通って山女の住む岩壁に出ます。すると焼きたてのパンの匂いがししてきます。ひどい空腹に悩まされていた母親は一切れでもいいから貰えたらと思います。 すると、山女が現れてパンをくれるではないですか。しかもいくら食べてもこのパンは減りません。母親は礼を言おうとしますが山女は稲...
'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:30
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