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小学生に読ませたい本
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子どもの頃から読書の習慣をつけさせたいので、
子どもが楽しく読める本を探しています。
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世界の民話(オーストリア) 『山男』 世界に分布する開かずの間のモチーフ

再話一人の利口な男の子がいました。その母親が近くの町で売るための野いちごを、この息子に森へ摘みにゆかせます。男の子はすぐに野いちごが覆い茂る場所を見つけ、かごに積み始めますが、そう長くは続けることができませんでした。なぜなら辺りに恐ろしい声が響き渡り、森じゅうが震え、男の子はすくんでしまったのです。 男の子は見上げると火のように髪を逆立て赤いひげを生やした雲をつくように大きな山男が立っています。そして男の子はこの山男に捕まり森の奥に連れてゆかれます。やがて山男は魔女の大きな家にたどり着き、...

'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:29

世界の民話(オーストリア) 『牛買い聖者』 聖者というものの存在可能性

再話母親が息子に牛を売りに行かせます。母親はその時、牛の値を安く叩かれないよう注意しました。 ところが息子は市場に来てみると、誰も彼も口達者で、皆、詐欺師に見えるのでした。彼は牛を連れて帰ってしまいます。 その帰り道に、へいに囲まれた十字架の脇に立っている聖者像を見て、ふと彼はひらめきます。聖者像は何を語りかけても無言のままです。これぞ口達者な詐欺師ではないと。 息子は、十字架に牛を縛り付けて家路につきました。しかし案の定息子は母親にこっぴどく叱られます。そして牛を連れ戻しておいでと母...

'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:27

世界の民話(オーストリア) 『がんこな仕立屋』 ユーモアさえ感じられる、現金な仕立屋

再話主イエスが聖ペテロと旅をしています。その道中で、とある仕立屋と出会い、道連れとなります。一行は森の中を通過中お腹が空いたので食事にしました。仕立屋は羊を殺して焼きます。その時のことです。彼は二人に気づかれないように、羊の肝を先に食べてしまっていました。イエスとペテロは何も知らずに残りの肉を食べます。三人の旅は続きます。 一行はとある町に着くと町中は黒い布で覆われ深い悲しみに沈んでいます。どうやら王女が死の病にふせっているのだということでした。王は娘の病を治してくれれば銀貨をカゴに五杯く...

'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:25

世界の民話(オーストリア) 『勇敢なおんどり』 勝ち誇るものの賛歌

再話ある百姓に飼われていた、百羽のめんどりと、一羽のおんどりは、おんどりの勇ましい掛け声の元、こっそり抜けだして冒険に出かけます。僕らはまだ若いのだから、世間に出て力を試してみようとの理由からです。 やがて集団は野牛に出くわし、彼もこの陽気な集団に賛同して仲間に加わります。どんどん進んでゆくと、今度は生意気なやぎにも出くわし、退屈を持て余していた彼もこれに加わります。 お昼ごろ一行は池に到着しますが、池には暗い顔をしたがちょうがたちが浮かんでいます。おんどりは自分たちの自由を高らか宣言す...

'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:24

世界の民話(オーストリア) 『王さまの花嫁』 西洋に由来するモチーフ?

再話あるところに王さまがいてお嫁さんを探しているのですが、手近には気に入る娘はいませんでした。 あるときのこと王は、城の前をゆく貴婦人に一目惚れして、そのうちに教会にでも現れるだろうと思って、その時に話しかけようとでも思っていたのですが叶いません。仕方なく、直接彼女が城の前を通りかかるのを待って、結婚を申し込みます。 すると彼女は、結婚式の前後三日間を祝宴として、その間中、門番を立てて、誰も町から出入りすることを禁ずるなら結婚を受け入れましょうと答えます。王は同意しました。 そしていよ...

'ものがたり'散策 | 2016.08.02 Tue 14:10

世界の民話(ドイツ) リンク

世界の民話(ドイツ) 『三本の金髪のある王女』 高慢な王女様の知られてはならない秘密 世界の民話(ドイツ) 『蝶むすび』 ストーリー展開での落差が生むユーモア 世界の民話(ドイツ) 『三人の王女』 空想力が働き出す昔話の突拍子もない仕掛け 世界の民話(ドイツ) 『背中にこぶのある仕立屋の話』 圧倒的なものの前の計らうものの無力さ 世界の民話(ドイツ) 『七羽の鳩』 魔法の使われ方のマイナーなケース 世界の民話(ドイツ) 『牧童と商人の娘』 ”持てる者”はいかなる境遇もプラスへと 世界の民話(ドイツ) 『火...

'ものがたり'散策 | 2016.07.30 Sat 00:40

世界の民話(ドイツ) 『蛙の嫁さん』 愚かではあるけれど誠実な者、ドイツ民族が愛した造形美

再話三人の息子を持った父親がいました。ある時父親は、上の二人の息子を、嫁探しの為に世間に出します。しかし、三男の馬鹿なハンスには家畜の世話でもさせていました。ハンスはこれを不満に思います。そこで父親は、しかたなくハンスも嫁探しに出すことにしました。 ハンスは出かけます。彼は、森を通ってそこを出ると池があり、蛙を一匹見つけます。その蛙がハンスを呼び止め彼の用向きを聞きだします。蛙は、それなら私と結婚しようというのですが、ハンスは、これと言って当てもなかったので承諾してしまいます。上二人の兄も...

'昔ばなし'散策 | 2016.07.30 Sat 00:38

世界の民話(ドイツ) 『みなし子』 キリスト教圏の世界観

再話父親も母親も死んでしまい、身寄りのいないかわいそうな少年がいました。誰一人この子を引き取ってくれる者もなし、着物や食事を恵んでくれる者もなし、少年はボロ着を着ておなかをすかせながら村を出てゆきます。 やがて少年は、大きな森をさまよいます。終いには、この先を悲観したのでしょう。泣きだしてしまいました。すると傍らに上品な紳士が現れます。紳士は働いてくれたら面倒を見てあげるからというので付いていきます。 着いた先は一軒の大きな陰気くさい家でした。そこで少年はたらふく食べ物や飲み物をもらい、...

'ものがたり'散策 | 2016.07.30 Sat 00:37

世界の民話(ドイツ) 『魔法使いの弟子』 魔法と悪の親和性

再話ある父親には三人の息子がおり、上二人の息子は賢く勤勉でしたが、末の息子、名をハンスといいますが、彼については手を焼いています。彼はどんな仕事をさせても下手な上、何一つまともなことはできませんでした。一日中ぐうたら過ごしています。またある時は仰向けに寝転び空ばかり見ているので”天上のぞき”というあだ名までついています。父親は、ハンスが稼ぎに出て食いぶちが減ればと思っていましたが、ハンスを雇おうとするものなど、どこにもいませんでした。 ある日ハンスは、まきを集めに森に出されていると、見知ら...

'ものがたり'散策 | 2016.07.30 Sat 00:36

世界の民話(ドイツ) 『生命の水、美の水、青春の本』 R.P.G.の下敷きのようなお話

再話あるところに王さまがいました。王さまはひどい病気で、とある賢者の言によれば、生命の水、美の水、青春の本をがあればこの病を治すことができるとのことです。王様は三人の王子にこれらの品々を手に入れて来いと命令します。三人の王子はそれぞれ別の方角に散ってゆきました。 末の王子は、探索の途中一件の小さな家に出くわし、そこに住むおばあさんからどうやら手がかりを得ます。彼女はお客は何百年ぶりだろうとつぶやいています。おそらく魔女のたぐいでしょう。それに、手がかりと言っても、手がかりの手がかりともい...

'ものがたり'散策 | 2016.07.30 Sat 00:29

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