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白い月の丘で (カドカワ銀のさじシリーズ) 濱野京子銀のさじシリーズだから「すぐに分かる」といえば分かるのだけれど、私は読み始めるまで気づかなかった。碧空の果てに (カドカワ銀のさじシリーズ) の関連作品です。続編というほどつながっているわけでもないけれど、こちらから先に読み始めても全く問題なけれど、できれば「碧空の果てに」の方から読んでおいた方が、100倍楽しめる。といったところでしょうか?ちょうど10年後のお話になります。舞台となる国も違い、主人公も違うけれど、知った名前がちらほら…「あ...
ふしぎの本棚 おすすめ絵本とファンタジー児童文学 | 2011.04.19 Tue 13:42
「精霊の守り人」シリーズの外伝「流れ行く者」。守り人シリーズの主人公・バルサがまだ養父ジグロと一緒にいたころのお話です。 ●生きているジグロ この外伝で特にうれしかったのが生きているジグロに会えたことでした。「精霊の守り人」ではすでに彼は亡くなっており、バルサの思い出の中にいたジグロが、実際に生きて旅をしたり、戦っている姿が見れるなんて! ジグロはカンバル王の陰謀に巻き込まれた親友にたのまれ、彼の娘 のバルサと追ってから逃げる生活を送っているのですが、刺客となった友人たちに追われる生活は時に...
日々の書付 | 2011.03.08 Tue 11:38
「獣の奏者 外伝 刹那」は本編で語られなかったエリンとイアルの恋とジェシの出産・子育ての様子、エサル師の若き日の恋物語。「探求編」「完結編」が始まるまでの年月、エリンとイアルがどのようにして結ばれ、どのように時を過ごしてきたかが伝わってきます。 「刹那」は、エリンとイアルが結ばれるまでのじれったい思いと、結ばれてこどもの産む決意をするふたりの姿が描かれています。 特に父親となるイアルは、過酷な運命を背負っているため、子の運命について不安や恐怖にさいなまれます。エリンはそんなイアルの不安を払...
日々の書付 | 2011.02.12 Sat 20:21
漂泊の王の伝説新聞か雑誌かに載っていたタイトルが気になって読んでみたら久しぶりにいい本に出会いました。主人公が「おりこうさん」じゃないのがいい!「君!性格悪いで!」といいたくなってしまうところが魅力的。主人公が子どもじゃないのがいい!大人になっても迷ってさまよって…あらすじ(amazonより) 砂漠の王国、キンダの王子ワリードは貧しい絨毯織りの詩によって、夢と名誉をうばわれてしまう。憎しみにかられ、ワリードはその男に難題をもうしつける。人類の歴史をすべて織りこんだ絨毯をつくれ、と。それは、成し...
ふしぎの本棚 おすすめ絵本とファンタジー児童文学 | 2010.10.19 Tue 10:49
輪廻転生の概念は、日本に生まれ育った人なら馴染みのものであると思う。信じる信じないは別としてどこかで一度は聞き、「まぁ、そういう死生観もあるよね」程度の許容は出来る人が多数派なのではなかろうか。 ところが、キリスト教文化圏の人々はどうも違うらしい。この世に生を受けたたった一人の自分、今の自分が唯一であり、別の人格や肉体を持って再び生まれるなどとは恐怖でありアイデンティティを根本から揺るがす衝撃的な思想であるらしい。 と、私自身も衝撃的に知ったのは、昔TV放映されていたアメリカ映画「リーイン...
毎日木っ端みじん | 2010.10.05 Tue 23:26
「夢の守り人」は、守り人シリーズの中でも異色の作品です。シリーズの世界では、この世「サグ」と重なり合って存在する精霊の世界「ナユグ」があるのですが、その他にも泡のように漂いながら、時折りこちらの世界と重なりあう異世界が存在します。 その<花>と言われる異世界は人の夢を糧として<花>を育み、発芽し、次の<花>に種を残してゆきます。 前作「闇の守り人」での事件が終わり、主人公バルサは故郷カンバルから新ヨゴ皇国のタンダのもとへ戻る途中、旅の歌い手・ユグロを助けます。一方、タンダは幾日も目覚めない...
日々の書付 | 2010.08.20 Fri 14:49
ストラヴァガンザ―花の都 メアリ・ホフマン あらすじ(amazonより) パラレルワールド長編ファンタジーの完結編護符を手にしたものが、ストラヴァガント(時空を超えて旅すること)する冒険物語3部作の完結編。タリア覇権獲得をめざすキミチーの都ジリアで、ニコロ公爵は、自分の息子の結婚式を盛大に行うことを計画。一方で、キミチー家とヌッチ家の対立は激化する。ヌッチ家の息子たちは、この結婚式を襲撃する計画を立てていた。ジリアの都をつつむ不穏な空気に一早く気づき、ストラヴァガンテがジリアに集結した。ロンドンにス...
本の中から出ておいで ファンタジー児童書と絵本のブログ | 2010.08.20 Fri 10:26
ストラヴァガンザ―星の都 メアリ・ホフマンスララヴァガンザシリーズ第2弾。先日フジテレビ「とくダネ!」のオープニングトークでイタリア・シエナの競馬を紹介していましたが、まさにそれ!です。街中を走る競馬が今回のテーマ!あらすじ(amazonより) 時空を越えて旅する冒険ファンタジーある世界から別の世界へと、時空を超えて旅をすることを、ストラヴァガント、その旅人をストラヴァガンテという。21世紀のロンドンと、16世紀の架空都市タリアをめぐる旅は、護符を手にした者だけにゆるされるすばらしい大冒険だ。1部『仮面...
ふしぎの本棚 おすすめ絵本とファンタジー児童文学 | 2010.08.20 Fri 10:16
僕僕先生シリーズももう4作目。今回の「さびしい女神」では苗(ミャオ)族の住む六合峰を訪れる僕僕一行。 六合峰では神につかえていた巫女が禁忌を犯してしまったため、封じられた渇きの神・魃が解放され土地は渇きに襲われていた。前回の因縁で知り合った蚕娘は実は六合峰の巫女で峰西の王女・水晶だった。 六合峰の旱魃に心を痛めた王弁は僕僕先生の力でなんとかしてほしいと頼みますが、先生はなぜか気のりがしない様子で、どこかへ行ってしまいます。 しかたなく王弁は自ら封じられた魃に会いに行き、彼女がほんとうは破壊を...
日々の書付 | 2010.08.04 Wed 20:29
何度も読み返せる本は決して多くはありません。まして、読むたびに感動させられる本というのは一握りだと思います。「闇の守り人」はそんな一握りの貴重な物語です。物語に登場する青い宝石・ルイシャのように、「闇の守り人」の物語自体が光をはなち、切なくも美しい世界をつくりだしています。 前作「精霊の守り人」で、異世界ナユグの精霊の卵を産みつけられてしまった新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムの用心棒だったバルサは、チャグムを守り、ともに暮らすうちに、自分を守り育ててくれた養父・ジグロとその過去をもう一度見つ...
日々の書付 | 2010.07.19 Mon 23:56
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