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古英語の作品から現代文学まで、幅広〜く。
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『一杯のおいしい紅茶』ジョージ・オーウェル

 ジョージ・オーウェルといえば、Coming Up for Air(『空気を求めて』)を英語で少し読んで肌に合わず、以来読んでいない作家だ。有名どころでは、政治風刺作の『動物農場』があると知っている程度。何故そんな作家の本を手に取ったかというと、ひとえに題名のためだ。「一杯のおいしい紅茶」、a nice cup of tea ―外出から帰ってまず飲むあの一杯。旅行ならば、イギリスについた途端飲みたくなる、あの一杯。あのほっとくつろぐ感じー が、題名からにじみ出ているではないか。編訳者が小野寺健氏というのも、この本の確かさを伝...

ちょこの読書日記 | 2013.02.09 Sat 20:37

『シェイクスピアに出会う旅』熊井明子

イギリスに留学する前は、シェイクスピアにまこれっぽっちも興味がなかったのですが、授業で勉強して舞台を見てからというもの、シェイクスピアの楽しさに取りつかれています。といっても、がっつり読み込むほどではないので、たまに目にすると楽しくなる、程度ですが。なので、この本も図書館に出ていたのを思わず手に取ってしまいました。ただの随筆ならば読まなかったかもしれないのですが、本書の構成は     第1部 シェイクスピアの香り     第2部 シェイクスピアへの旅     第...

ちょこの読書日記 | 2013.01.29 Tue 00:10

『文士厨房に入る』ジュリアン・バーンズ/初級料理人の悩み

 イギリス人作家バーンズの、料理エッセイ。もとはThe Guardian というイギリスの新聞に連載されていたようです。なので、基本的に各エピソードは独立しています。男子厨房に入らず、で育ってきた著者が、必要に駆られるところからはじまって料理をはじめます。ところが、料理本を開いてみても、困惑することだらけ。その葛藤がとてもユーモラスに描かれています。たとえば、料理本によくみられる問題として、バーンズは次のようなことを挙げています。「玉葱に関する問題をとりあげてみよう。…問題なのは次のような点にある。(...

ちょこの読書日記 | 2013.01.06 Sun 09:39

『探究するファンタジ-』成蹊大学文学部学会

あとがきによると、「本書は、成蹊大学において2008年と2009年の好機に、経済学部・工学部・文学部・法学部の四学部の学生が自由に選択できる国際教養科目「歴史に学ぶ(神話と中世のファンタジー)」というテーマのものtに行った一連の講義に基づいている。講義の趣旨は、日本のゲームや漫画に繰り返し現れる怪物退治、魔法、妖精、騎士、聖杯、剣などのモチーフを表層的に理解するのではなく、それらの系譜を西洋の古代や中世の時代から現代まで伝わる神話や文学作品の中にたどり、その生成と発展の後を様々な角度から探究することで...

ちょこの読書日記 | 2012.12.08 Sat 15:11

ローレンス・オリヴィエ版『高慢と偏見』

知人にDVDを借りたので、見てみました。ローレンス・オリヴィエ版の『高慢と偏見』。1940年制作、アメリカの作品です。話には聞いていましたが、アメリカ人はイギリス文学をなんだと思っているのか、とツッコミを入れずにはいられないほど、原作とは違うできでした。が、けっこうおもしろかった。原作とは別物として、BBC版のドラマとも別として、『高慢と偏見』をお茶の間メロドラマチックドタバタコメディにするとこんなかんじだろうな、という。あまりに違ったのでそれが楽しかったともいう。しかし、アメリカ…というこのかんじ。ど...

ちょこの読書日記 | 2012.11.17 Sat 23:39

Jane Austen "Pride and Prejudice":エリザベスとダーシーと小説の関係

今回も、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』の感想です。全体的な感想というより、突っ込んだ内容になりますので、未読でネタバレがだめなかたは、今のうちに避難してください。以前、BBCのドラマの方の話ですが、「リジーははじめっからダーシーの事が気になってたのよ。そうじゃなきゃバカにされたのにあんなに気にし続けることないじゃない」といっている人がいました。わたしは、リジーは「嫌い→好き」変化だと思っていたので、「無意識好き→好き」というのは驚きでした。で、今回読みながら、その辺も気にかけて見たら、大変...

ちょこの読書日記 | 2012.08.25 Sat 23:29

Pride and Prejudice:偏見を持っていたのはだれか。

 相変わらず、Jane AustenのPride and Prejudiceを読んでいます。楽しいです。進んでないけども。邦題は2つあって、『高慢と偏見』と『自負と偏見』。高慢も自負も、どっちも含んだ意味なので、どちらでもいいのですが、私は前者のほうが耳馴れています。だいぶ昔にも記事を書いていますが、一応話の説明を。作者はJane Austen(ジェイン・オースティン)。イギリスの18世紀末の作家です。彼女か書いた長編小説は6冊で、『高慢と偏見』は出版順では2冊目です。さくっとあらすじを紹介すると:機知に富んで明るい性格のエリザベス...

ちょこの読書日記 | 2012.08.01 Wed 22:34

『ジェイン・エア』シャーロット・ブロンテ

 久しぶりに英文学系の記事です!わお!!先週映画を見に行きまして、見に行く前から読み始めていたのですが、ようやく今日読み終わりました。1日の読書時間が少ないとはいえ、やっぱり上下巻になるやつは長いですね…。『ジェイン・エア』イギリスの女流作家、シャーロット・ブロンテの長編小説です。19世紀中ごろの作品ですね。年代的にはオースティンよりも何十年か後です。シャーロット・ブロンテには、姉妹が何人かいて、そのうちの一人がご存じエミリー・ブロンテです。エミリーは『嵐が丘』を書いています。わたしは『嵐が...

ちょこの読書日記 | 2012.07.10 Tue 21:39

『エマ』ジェーン・オースティン

JUGEMテーマ:英文学 ドラマのほうから入ったので、長い小説ですけど読むのは楽でした。楽しかった!そしてドラマのイメージが強かったので、著者のオースティンがどこかに書いている(らしい)ように、「誰も好きにならないような主人公」だとは思いませんでした。エマね。かわいいよね。でも、原作を読んでみて、ドラマや映画では出ていない面が面白いなーと思いました。例えば、この話って、とにかく階級と家柄がなんぼ、という世界なんですよ。19世紀初頭というか、18世紀後半のイギリスでは、それは普通のことなんだと思うん...

ちょこの読書日記 | 2012.05.08 Tue 16:44

『エマ』ジェーン・オースティン

JUGEMテーマ:英文学 ドラマのほうから入ったので、長い小説ですけど読むのは楽でした。楽しかった!そしてドラマのイメージが強かったので、著者のオースティンがどこかに書いている(らしい)ように、「誰も好きにならないような主人公」だとは思いませんでした。エマね。かわいいよね。でも、原作を読んでみて、ドラマや映画では出ていない面が面白いなーと思いました。例えば、この話って、とにかく階級と家柄がなんぼ、という世界なんですよ。19世紀初頭というか、18世紀後半のイギリスでは、それは普通のことなんだと思うん...

ちょこの読書日記 | 2011.12.06 Tue 20:30

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