JUGEMテーマ:詩 空白の10年 心を殺してきた10年 もう力を吹き返すことはもうないかもしれない それでもふとした時に 心が生き生きしていた頃を思い出す あの頃は良かったと感じれば すでに年を取った証拠で 巻き戻せない若さと 心を殺さないと生きていけない今と 無感動な未来が ミルクを垂らしたコーヒーみたいに 頭の上で回っている
SANNI YAKAOO | 2023.03.05 Sun 08:55
ここにある距離というのか、空間が わたしの引っ込み気味な背景、そこに集約しようと。目前を。 ブラック、グレー、ホワイト、 どちらかといえば筋張りのレース 色は無し。 それ自体、間の距離。なんでも口にしてしまいそう。 そう、なんでも。不快な思いを! その後悔その振り幅を辞め、振り幅を見ている。 何かを描いてみようと、白い紙を前に ナイフがチラッと見える。何がそうさせ、君らをどう思ってるか。 だから、逃げる道があるのだ。 動物的に 前足と後ろ足を軽やかに伸ばしき...
INTUS | 2023.03.04 Sat 23:21
JUGEMテーマ:詩 古い土壁 欠けた屋根瓦 道端の大きな木と 時代が止まった町の風情 堤防の階段に腰掛けて空を見る 飛行機雲が伸びて 大きな雲の中へ冒険をしていく 水面には鯉の影 足元には誰かが捨てた空き缶 休日の長閑な午後に 言葉にできない幸せを感じる
SANNI YAKAOO | 2023.03.04 Sat 14:25
JUGEMテーマ:詩 龍の巣をつつくように 恐ろしい何かと まだ見ぬ何かと 期待と不安が混じった可能性が この一歩の先に待っている 怒らせて喰われるか 気に入られて空へと乗せてもらえるか 半歩で止まった足が もう半歩踏み込むべきかどうか つま先で葛藤している 悩みはいつだって体の末端に表れる
SANNI YAKAOO | 2023.03.02 Thu 23:13
JUGEMテーマ:詩 胸に燃える炎は 時に赤く 時に青く 時には氷のように冷たい 闘志は色を持ち 温度も変わり 冷たい情熱や 乾いた執念となって 絶え間なく体と頭を突き動かす 心の芯が灰になるまで 荒波のように意識を焚きつける
SANNI YAKAOO | 2023.03.01 Wed 23:38
無駄のような、 時間の中。力は苦しみを堪えるだけのものになり、 その時間は無色で霧がかっており、その先には何の気配もなく。 続く。この時間が、解釈や認識も機能しない痛み。 それは、自身と一体となり、一つの凝視。 力一杯の、背負わされた、背負っている屍。 亡き者の未来、 それそのものを霧の中に見つめ、霧に覆われなお自身であり、重くあり。 眠りは30分。 腰や首がグビリと筋を変える その変化は降りたかのよう。 いや、如何の死の果て そう、これでお決まりになった。別なる、 ...
INTUS | 2023.03.01 Wed 21:55
JUGEMテーマ:詩 雲ひとつない 職場にいるのがもったいなくなるほど 空は暖かく 風も心地いい どこまでも見渡せる堤防の広場 帰り道 車を止めてウトウトする 春を枕に夢へ落ちる
SANNI YAKAOO | 2023.02.28 Tue 17:17
JUGEMテーマ:詩 寒い工場 ラインが動く トラックが荷物を降ろし 新しい積荷を抱えたフォークリフトが走る 通りに人が増えていく 周りの店も次々とシャッターを開けていく ゴミ収集車の音 革靴の響き スーツの人影と缶コーヒー 気だるく忙しない月曜日の始まり 日曜の朝を恋しく思う
SANNI YAKAOO | 2023.02.27 Mon 18:07
JUGEMテーマ:詩 小さな花びらが垂れている 桜の可憐な花びらが 枝の先にいくつか垂れている 畑には気の早い梅が色づき タンポポと菜の花が 日差しの土手に目覚め始める 地平線に消える川から 冷たい風に混じって 陽気な香りが届いている
SANNI YAKAOO | 2023.02.26 Sun 09:22
JUGEMテーマ:詩 空の橋 海の橋 遠くへ旅立つ悠久の橋 この橋を渡れば帰って来ないとしても 感謝と悲しみで見送ることが 旅立つ魂への弔いになるから 目を閉じて手を合わせ いつかまたと しばしの別れを告げる 巡り巡って いつかまた再会するだろうから
SANNI YAKAOO | 2023.02.24 Fri 19:06
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