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詩：無い人の笑顔

JUGEMテーマ：詩 JUGEMテーマ：ポエム見てみなよ落ち込んだことの無い人の笑顔をあれは素敵とは言えないな人のを真似ているだけさそれに比べれば君のはとても明るくてまわりに広まるよ苦しみと暗さに裏打ちされた本物の笑顔だから

しょだまさしのレビューしまっせ！ | 2016.05.16 Mon 17:47

一輪と小学生

JUGEMテーマ：詩 JUGEMテーマ：ポエム五月の第二日曜日カフェでの読書を終えた帰り道駅ビルの駐輪場で自転車のカギを解きながら「宿題やった？」「もうやった」「すっげー全部？」と会話する小学生男子二人がいた彼らの手にはそれぞれ一輪のカーネーションが握られていて彼らの手許のその花は花屋の店先に優雅に咲くそれらより一時言葉を失くすほどに美しく映えた

しょだまさしのレビューしまっせ！ | 2016.05.09 Mon 21:05

JUGEMテーマ：ポエム平凡に生きてきた中学でも高校でも目立たず、夢は、いつの間にか叶うはずのない空想になってた大学に入って、なんとなく流れるまま生きていた卒業後、何にもない此処から、何かを求めて『都会』へ行った何かを見つけたかった、何も見つけられなかった代わりに、ストレスを得た仕事を辞めて１年後に、悪性腫瘍を患ったずっと欲しかったモノは、平凡な毎日から抜け出すこと病気を患い、何不自由なかった『日常』を失ったいま一番欲しいモノは、平凡な、何不自由しない『日常』 ...

とどけなかったことばたち。 | 2016.05.03 Tue 19:42

夜のホーム

雨のホームには無言で立つ人々線路の中にできた水たまりは宇宙水滴が無数の土星を造ったため息小さくひとつ土星の輪に落として心に水たまり泣き出しそうな顔であたし雨になりたい JUGEMテーマ：ポエム

甲羅は水の中 | 2016.04.21 Thu 20:59

家族ごっこ

JUGEMテーマ：ポエム私には父が二人います。一人は私が10才のとき、仕事に行ったきり家に帰ってきませんでした。もう一人は10才のとき、居候として家に現れ、今も母の隣で笑っています。私はこれまで一度もあの男を父と呼んだことがなく、あの男は私に一度も関心を抱かず、気づけば10年の月日が流れていたどうして一緒にいるんだろう先日、久しぶりに父に会いに行きました。病気のことを伝えると涙を流し、神社で毎日お参りしとくから、絶対大丈夫あの家で生まれてきたことは変えられないのと同じで、 ...

とどけなかったことばたち。 | 2016.03.29 Tue 22:42

Moon Light Lullaby

もう優しい声で子守歌を唄ってくれる人はいないから初めて買ったオルゴールは FLY ME TO THE MOON 何度ネジ巻いても夢の世界へゆけないねおもちゃ箱をひっくり返して色褪せた童話の絵本月がまあるくなったら懐かしがり屋の魔法使いにプレゼントしようお礼にもらった金時計２５時になったら願いがかなうかもしれない　　　　 JUGEMテーマ：ポエム

甲羅は水の中 | 2016.03.23 Wed 20:17

against

JUGEMテーマ：ポエムもしも君と出会ってなかったらきっと、此処に私は居ないそれでも、君と出会えてシアワセを知ったから離れたくないんだ通院するたびに不安が増える涙のスイッチはもう壊れてるどうして私なんだろうって一体誰に叫べば救われるのかな君ともっといたいでも描いた未来はどんどん離れていく近くにあるのは絶望で現実は冷たい刃でカラダを突き刺した時間は戻らないけど最期まで笑っていたいからいまこの瞬間から目を逸らさないでただ、前を向いて突き進め

とどけなかったことばたち。 | 2016.03.10 Thu 17:52

四月の手前

JUGEMテーマ：詩 JUGEMテーマ：ポエムＳカフェの店内からガラスごしに見えている草木は枯れもせず咲きもせずそれだからより控えめな黄緑色をしていてその葉を揺らす風はそれでも冬のものとは異なり柔らかに吹いていると確かに見えるそう店内から見えるのだ

しょだまさしのレビューしまっせ！ | 2016.03.08 Tue 21:27

不自由とシアワセ

JUGEMテーマ：ポエム上手にしゃべれなくなって、上手に飲めなくなって、上手く笑えなくなった病気はどんどん進行する顔が麻痺して動かせなくなった初めて、不自由を感じた当たり前に出来ていたことが、出来ないことが当たり前になったそれでも今日もスタバで桜フラペチーノを買う君と一緒に、おいしいって喜びたいから

とどけなかったことばたち。 | 2016.03.08 Tue 20:13