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いつまで続くのでしょう
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【その男、実は危険】-12

彼はランチを取りに社員食堂へ行く。隣り合わせた人との雑談をそつなくこなす。仕事上では話す機会のない立場の相手の、現実を一つ一つ咀嚼していく。どんなポジションでも鬱屈があるものだと、毎度驚かされる。早食いの彼は、ほとんどの場合、先に席を立つ。そのまま昼休みの時間を「情報収集」に使うよう指導する上司もいるが、食事が片付くと大概は噂話か下ネタが主体となり、単純に面白くない。自席に戻って、相対的に面白い存在である本を広げることとなる。これは市場原理だと思うのだが、面白くないことを強制する、あるいは「...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.07.04 Sun 07:41

【その男、実は危険】-11

彼は勤め先企業を、「つまんない人間養成機関」のように感じている。いつか口に出してしまいたいくらい絶対的に。見どころを感じた先輩が、役職につくにつれ見どころを抜かれ、計算づくのセリフしか口にしなくなり、全体的な覇気そのものも失っていく様子を観察していると、これは何たる装置かと思う。世の中には、仕事の面白さを覚え仲間と連帯していく内に人間としても伸びる会社もあるように、取引先とのやり取りを通じて感じる。「基本的に企業社会は健全だ」とも。ではなぜ、身の回りの人たちは「諦めて」いくのだろう。同時に、...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.30 Wed 06:02

【その男、実は危険】-10

彼は、会社の飲み会というものに一切出席しない事にしている。忘年会、歓迎会、どんな名前がついたものであっても。回覧がまわるたび、職場で話題になるたびプレッシャーを感じるが、そこに負けると余計不愉快になるので踏ん張ってNOの意志表示を行う。人格を否定されるような事を言われる。ただ面白くないだけなのにそこまで言わずともと思うが、言われる。彼はそこに、神風特攻隊での突撃ですら「熱烈志願」させた“実質強制文化”を感じる。まだ飲み会に出ていた時代、目にしたものは、社会を構成するおじさん方の「これくらいはいい...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.29 Tue 05:00

【その男、実は危険】-9

彼自身がハラスメントの対象になった事もある。妻だった女性の元上司にあたる男性が、昼のお弁当を何人かで食べている場で、妻の名前を出し「あいつとは何回もやったな」やはり、お追従笑いでその場がとりなされ、終わる。“たわ言”との整理だ。この、遊びの部分を流せない彼は経営者に手紙を書き、元上司はオフィスから姿を消した。その過程で、握手までさせられた。彼は妻に対して、何も言わなかった。このレベルに巻き込んでしまっては相手の思う壺と、冷静に理解にできたからである。「もしかして?」と疑われた思い出は、永遠のも...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.28 Mon 00:09

【その男、実は危険】-8

彼はオフィスのフロアを歩く。すると、意味なく会釈されてしまう。役職の重みと、おおよそ無関係に。彼はこれを「お手柔らかに」というメッセージだと受け取っている。「あまり突っ込まないでね」と。煙幕を張られてしまっているのだ。取締役支店長という立場の男性が、新入社員の男の子に「ハゲ!」と指摘いている場面に出くわした事がある。愛想笑いで包まれるオフィス。困った顔をしている、不幸にして頭髪を失った男の子。「分かりやすいパワハラ現場ですね。皆さん、お追従笑いしている場合でないですよ。」言ってしまった。お追...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.27 Sun 23:34

【その男、実は危険】-7

彼は、勤め先の最寄駅から人々が吐き出されていくのを、渦中の中の一人として見る。それぞれのオフィスに、数分でおさまるであろう姿を。「企業社会ツアー」、今日も開催中。皆、ツアー仲間。声を掛け合うことはないけれど。彼もまた、数分して自席におさまる。一つの渦の始まり。腹立たしいことは早速起きる。すぐに動けばお客からサインを貰えたであろう案件を、なんとなく手元に置いておいたあまり、すっかり情勢不利に陥らせてしまった先輩がいたのだ。そこまでは有りうること。ただ、先輩は、「あの葡萄は酸っぱい」式に、お客様...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.27 Sun 03:26

【その男、実は危険】-6

寝起きの時間彼は、自分に依存するあまり破壊されていった女性(元妻)のことを思う。寝床で意識がもどるタイミングは彼にとって、仕事のミスに気付く・忘れていた※※※をハタと思い出すetc、頭の中で重要な新回路が開設される機会となり得る。今朝は、「文句の一つも言えなかったんだな」「オレは嫌いにならないために(ちゃんと)言ったよな」「表明しないで貯めこんだから嫌いになったのか」と連想がつながった。大切にするあまり壊しちゃった構造。彼の側からすると、相手が信号を発している時ヒアリング体勢を敷いて(きちんとPRして)、...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.22 Tue 05:09

【その男、実は危険】-2

彼女はホームで待っていた。お互い「10分前には着く」タイプだが、今回は向こうの慎重さが上回った。線路脇のタンポポを見ている後ろ姿に忍び寄り「アブナイヨ!!」数秒間硬直した後、事態を了解し「もう」と振り返るいつもの笑顔。ふざけるのを許してくれるからこの人とやっていけると思う、この小説の主人公。「落ちるじゃない」「ヒーローになって、止める」「それってマッチポンプじゃないの」「……」その通りのつっこみは大歓迎。大事にしてくれるあまり何も踏み込んで貰えなかった過去の交際経験が、内出血のよう滲み出てくる。...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.21 Mon 05:27

【その男、実は危険】-5

彼はデートを終えて、家路につく。結果的にフルコースだったので身体の余韻が深い。生き物として満たされたという印象。もし「発情」という回路がなかったら、人間ってもっとはるかにギスギスした存在だったろうなぁ。彼女が反応してくれる様子と自らのエネルギーを思い出しながら、彼は考える。あれは理屈でない。最初から有るもの。最初は眠っていて気付かないもの。彼は、身体のサービスをされるよりする方が好きなタイプだ。性的に成熟した段階ではまだその自覚がなかったが、自慰行為用の空想で如何様にでも好きにストーリーを進...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.21 Mon 04:54

【その男、実は危険】-4

「まず、ビルから出よう」「うん」魅力的な飲食店がテナントとして数多く入居しひとつの街と化しているけれど、この箱からさっさと離れて、全然別のストーリーに飛び込みたい。彼女も異存なかったようだ。バス停四つ分ほど歩き、コリアンタウンへ移動する。食欲を素直に解放していい雰囲気にホッとしながら、二人のランチ先を物色。全感覚を店の面構えに注ぐ。本気を出してまだハズした事がない。本気を出さなかった事もない。つまり彼は、ハズレの店で食事をするという痛恨時を完全に回避して生きてきた。お金を払ってまで、うそ臭さ...

散歩ブログ 〜わたしは器〜 | 2010.06.21 Mon 02:04

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