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JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ →<三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい[1]>から続く [1][2][3][4][5][6] ■主はお主か主さんか 次に解釈を試みるべき文句は、順序でいえば中七の[カラスを殺し]になるが、その前に下七と座五[主と朝寝がしてみたい]の[主(ぬし)]について検討しておきたい。 この[主]を誰だと考えるかについても解釈が割れていることを、先に頭に入れておいた方がいいからだ。また、...
娑婆以来 | 2016.09.29 Thu 17:04
JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ 親の気に入り私も惚れる 粋で律儀な人はない この都々逸の[私]はもちろん女性である。[親]は、母親でも通じないことはないが、父親と考えるのが一般的だと思われる。娘の幸せを願う父親は、律儀でまじめな人を娘の婿にしたいと考える。しかし娘は、律儀でお堅い男には魅力を感じない。 親が望む相手と、娘が魅力を感じる相手は違うことを、都々逸らしく諧謔味を入れて、娘の側からうたった名作である。 [粋]という概念が、今...
娑婆以来 | 2016.09.27 Tue 18:51
JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ [1][2][3][4][5][6] 三千世界のカラスを殺し主と朝寝がしてみたい 都々逸に興味を覚える以前から、これは私も知っていた。もしかしたら最も有名な都々逸かもしれいない。 この都々逸が好きだという人も多いようだ。しかし、有名で好きな人が多いにもかかわらず、色々な解釈が生じていて、様々な受け取り方をされている作品でもある。 有名で好きな人も多いのに、色々な解釈があるのは不思議で...
娑婆以来 | 2016.09.27 Tue 18:31
JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ <末は袂を絞ると知れど濡れてみたさの春の雨【上下の上】>からの続き ■濡れたい気持 次に、[知らで]と[知れど]のどちらが好ましいかについてである。[知れど]の方がいいだろうと思う。雨に濡れれば着物の袂が濡れるくらいは誰にでもわかるはずだから[知らで]では、おかしいと考えるのが一般的だと思う。 つまり、この都々逸が[雨に濡れたい]という風流な心情をうたっただけなのであれば、[知れど]と[春の雨]の組合せになるのが自然であろう...
娑婆以来 | 2016.06.15 Wed 18:42
JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ ■陸奥伯爵おおいに唄う 末は袂を絞ると知れど 濡れてみたさの春の雨 これは陸奥宗光の作と伝えられる都々逸である。間違いなく陸奥の作かどうかはわからない。昔の都々逸は、誰が作ったかはっきりしないものが多い。河井継之助や高杉晋作、久坂玄瑞、坂本龍馬など、幕末〜維新の有名人が作ったと伝えられる都々逸もいくつかあるが、本当かどうかははっきりしない。 なぜ、はっきりしないのか考えてみると、色々と推測はできる。たとえば、都々逸は唄うもの...
娑婆以来 | 2016.06.14 Tue 23:59
JUGEMテーマ:都々逸の名作に真似て学ぶ 恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を 焦がす 有名な都々逸である。 現時点で私が一番好きな都々逸でもある。こういう都々逸を作りたくて、私は都々逸の試作に取り組んでいるとも言える。 そこで、この名作を真似て都々逸を作ってみたいと思う。都々逸に限らず遊芸の凡そは、自分が好きで目指している作品の真似から入るのが王道であろう。 恋で身をやく蛍の想い 泣いてる蝉にゃわかるまい ...
娑婆以来 | 2016.05.27 Fri 10:19
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