[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
1961年、ベルリンの壁ができた同じ年に作られた映画で、ビリー・ワイルダー監督がベルリンを舞台に、米ソの冷戦を徹底的に茶化した映画です。 名優ジェームズ・キャグニーが演ずるのは、コカコーラ社の西ベルリン支社長。運に恵まれず今の地位に甘んじていますが、ソビエトへの販路拡大で出世を狙ったり、家族をバカンス旅行に出して鬼のいぬ間に秘書と浮気をしようと企んだり、まったく抜け目がなくエネルギッシュな男です。 そんなある日、キャグニーは、本社の社長から突然娘をしばらく自宅で預かってくれとお目付...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:56
舞台は、20世紀はじめ、ヨーゼフ帝時代のオーストリア。アメリカ人の蓄音機のセールスマン役のビング・クロスビーとオーストリアの伯爵令嬢役のジョーン・フォンテーンが、身分違いの恋に落ちるというミュージカル・コメディです。二人が知り合うきっかけは、クロスビーの愛犬(ブチのフォックス・テリア)とフォンテーンの愛犬(黒のフレンチ・プードル)のじゃれ合いでした。 なぜ主人公が蓄音機のセールスマンで、そこに犬が出てくるかというと、ビリー・ワイルダー監督が上のシーンを取りたかっただけでしょう。もちろん...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:56
この映画でマリリン・モンローが地下鉄の換気口の上に立ち、スカートが吹き上げられるシーンはあまりにも有名です。 ビリー・ワイルダー監督は、このシーンを撮影した時のことをよく覚えています。スタッフがもめたんだ。誰が通風口のシャフトの中に入って送風機のスイッチをひねるかで。 夏休みで奥さんや子供たちが避暑地に出かけた留守に、都会に残された男たちはつかの間の自由を満喫しようとします。そんな中で、結婚して7年目の真面目人間トム・イーウェルが、マリリン・モンローの妖艶さに屈するかどうかの葛藤を描...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:54
ビリー・ワイルダー監督は、「七年目の浮気」(1955)を撮り終えたあと、「モンローとは二度と仕事はしない」と宣言しました。でも4年後、この映画の台本を読んでマリリン・モンローが出たいと言うのを聞いたときは、たいそう喜んだそうです。 当初は、モンローの役をミッチー・ゲイナー、ジャック・レモンの役をフランク・シナトラがやるはずでした。トニー・カーティスは当初から変わりませんが、キャスティングが当初のままであれば、まったく別の映画になっていたでしょう。 撮影は、モンローの遅刻や、何十回も重ね...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:53
エリア・カザン監督が、反ユダヤ主義(ユダヤ人差別)の本質を鋭く描いた社会派ドラマです。 グレゴリー・ペックは、ライターで、反ユダヤ主義を暴く記事を一流雑誌から依頼されました。この難しいテーマにどう切り込むかでさんざん迷ったグレゴリー・ペックは、自分がユダヤ人だと装うことによりどういうことが起こるかを身をもって体験することにしました。 彼は、原稿を依頼した出版社社長の姪で、反ユダヤ主義を記事にする発案者でもある離婚経験をもつ女性(ドロシー・マクガイア)と出会ってまもなく恋におちいり...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:53
アメリカの国会を舞台として、政治の腐敗を告発したこの映画は、日本でも政治学や行政学の講義で題材によく使われたそうです。 主演のジェームズ・スチュワートは、子供のように純心な青年で、ひょんなことから上院議員となります。理想に燃える彼が、州の権力を牛耳って不正を働く悪党どもを相手に、絶望的な闘いを挑むというのが簡単なストーリーです。 先輩のペイン議員は、スチュアートの亡き父の同志で共に権力と闘った経歴の持ち主です。しかし、今は悪党の手先となって、陰謀を暴こうとしたスチュアートに無実...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:52
アメリカの裁判がどんなものか、特に陪審員制度というものがどういうものかを最初に教えてくれた映画です。 95分の映画うち、90分くらいが、狭い陪審員室が舞台であり、その中には12人の陪審員しか登場しません。法廷での証言はすべて陪審員の口を通して再現されます。 事件は、スラムの少年による父親殺人。目撃者の証言、不確実なアリバイ、物的証拠に状況証拠と、少年の有罪は決定的かと思われました。 最初の評決は、有罪11人:無罪1人。たった一人無罪としたのが、主演のヘンリー・フォンダ。彼は、テレビ版...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:51
エルンスト・ルビッチ監督の「街角」は、もとは「桃色(ピンク)の店」という邦題でした。原題(The Shop Around the Corner)を直訳すれば、「街角の店」なんでしょうけど。 トム・ハンクスとメグ・ライアンの「ユー・ガット・メール」は、この映画の「手紙」を「Eメール」に置き換えたリメイクです。 舞台はブタペストのとある街角にある雑貨店。ジェームズ・スチュワートは、この店の若きチーフで、ちょっと商品の仕入れセンスの良くない老経営者を補佐しています。 ルビッチ・タッチは随所に現れています。...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:50
ルイ・マル監督の第二作で、「死刑台のエレベーター」に引き続きジャンヌ・モローが主演します。 不倫をしている上流階級の人妻が、ある日若者と出会い、情熱的な一夜を過ごしたあと家出するというストーリーです。公開当時は、スキャンダラスな作品として問題となり、アメリカでは上映禁止となった州もあったそうです。今観ると、ストーリーも性描写もまったくおとなしいものですけどね。 最後の30分ほどは、月明かりだけを頼りにした真っ暗なシーンが続きますが、これがかえって想像力をかきたてるのかもしれません。夜の...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:49
ルイ・マル監督の実質的なデビュー作で、25歳にして天賦の才能が随所に現れています。 音楽を担当したのは、マイルス・デイヴィス。映画のラッシュを観ながら、すべて即興で音楽がつけられたといいます。 ルイ・マルは認めます。「マイルス・デイヴィスの音楽なしでは、批評家そして観客から受けたあの熱烈な反応は絶対に得られなかったと思う」(『マル・オン・マル』) 冒頭、スクリーンからはみ出るようなジャンヌ・モローの顔のアップが映り、その口から恐ろしいセリフが出てきます。 「もう耐えられない。愛して...
お楽しみはこれから! | 2007.11.16 Fri 11:49
全142件中 121 - 130 件表示 (13/15 ページ)