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いなくなってあげる

JUGEMテーマ：恋愛小説 #twnovel 「至近距離で他の人と待ち合わせるのやめてくれる？」唐突に言われて心臓が痛くなった。「小さな街なんだし、姑息すぎるのよ」ぐるぐる回る頭で言い訳を考える。「こそこそする必要はないわ。ただの他人なんだから」何かすり抜ける言葉はないのか。「いなくなってあげる。やめよう」

あの日ぼくらは此処にいた | 2013.01.11 Fri 22:02

言葉が暗闇に落ちてゆくように

JUGEMテーマ：恋愛小説 #twnovel 「なんて答えたら満足？なんて言えばいい？　教えてよ、そう言ってあげるから」今まで黙っていた彼女が吐き出すように苛立ちを見せながら言って、正直うろたえてしまった。「満足するように言ってあげる」言葉が暗闇に落ちてゆくように、闇が淵を奥深いところまで流れていった。

あの日ぼくらは此処にいた | 2013.01.11 Fri 22:02

JUGEMテーマ：恋愛小説私が好きな人は、言ってみれば、最悪な男。女を利用することが得意な男。何度も、いやな目ににあってそして、後に、彼の行動が、自分のためになって帰ってくる。というのを繰り返してる。それがいいわけないんだけど、例えば女性を利用するというのは、誰もが持っている人間の醜い部分でそれを表面に見ることで安心する。。。のかもしれない。嫌な男だと思いながら、その中に、私の可能性とかいい部分とか直したいと思っているところとか未熟だと感じるところを見ることができる。その魅力からどうして...

angelic syndrome | 2013.01.06 Sun 10:59

月はそれぞれの夜を照らしている

JUGEMテーマ：恋愛小説#twnovel 滲んだ瞳が見上げる空を、僕も見上げてみたけれど、君のそれとはなんだか違う気がして。隣に居るはずなのに、凍えた風が隙間に入り込んできて、やがて大河のように広がりを見せた。求める程に足りなくて、いつまで経っても埋まらずに。月はそれぞれの夜を照らしている。それぞれの。

あの日ぼくらは此処にいた | 2012.12.19 Wed 20:36

ほっこりと、やさしい恋愛オムニバス　「タイニー・タイニー・ハッピー」　飛鳥井千砂

「タイニー・タイニー・ハッピー」は読むとほっこりとした気持ちになる、やさしい恋愛オムニバス小説です。読んでみて、とても日常的で等身大な話なので、感想も友達に話すような感じになってしまった。大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー（通称タイハピ）」で働く人たちの、どこにでもある日常をやさしく描いた作品です。登場人物たちが少しずつリンクしていくのも面白い。ケンカするほどではないけれど、最近気持ちがすれ違ってしまう夫婦、既婚者の同僚に片思いしつつ、つきあっている彼女のことも嫌...

日々の書付 | 2012.08.26 Sun 18:00

村上春樹の「ノルウェイの森　下巻」の感想(ネタバレ満載)

■村上春樹の「ノルウェイの森　下巻」の感想(ネタバレ満載)前回から読んでいた村上春樹の「ノルウェイの森　下巻」をようやく読破。上巻は、個人的にあまり評価はできなかったが、この下巻はかなり良い。※これ以降ネタバレ満載なので、未読の方は、注意してください。その理由は「スターの恋人」のあるシーンを連想するような場面が見られるから。そのシーンとは、スタ恋11話のラストのチョルスとマリの民宿での布団のやりとりの場面。「ノルウェイの森」では、ワタナベと緑に同様のシーンが見られる。緑はワタナベに気を許しているが...

韓国ドラマ「スターの恋人」で韓国語を学ぶ！ | 2012.06.30 Sat 15:20

絆創膏少年と眼帯少女 w/@junnoz

JUGEMテーマ：恋愛小説 @junnoz さんとのやりとりでインスパイアされた #twnovel@kaili 少年を見つめ過ぎたんだよ RT @junnoz: ノンノン。少年は少女を守るために戦い負傷、少女は眠らずにラブレターを書いたので目をいためたのでしたw RT @kaili 僕たちは深く愛し合い傷つけ合った RT @junnoz: 眼帯少女と絆創膏少年の恋。2012.05.20 01:15 #twnovel 【絆創膏少年】君を陥れようとする奴らがいるんだ。穢れない君を、闇に連れ込もうとする奴らがいるんだ。あどけない顔してベッドで寝ている君を、苦しめようとしている奴らがい...

あの日ぼくらは此処にいた | 2012.05.20 Sun 21:13

村上春樹の「ノルウェイの森　上巻」の感想

■村上春樹の「ノルウェイの森　上巻」の感想久々に更新。現在では、あのスタ恋に感じた一時の興奮は終わりを迎え、かなり平熱になってしまっている今日この頃ですが、一応スタ恋関連本制覇の目標はまだ持っており、マイペースに読んでいます。今回は｢スターの恋人｣のドラマの中で登場したチョルスが書いた｢アスカの恋人｣の中で出てくる29冊の引用本のひとつでもあり、すでに映画化もされている、村上春樹の｢ノルウェイの森｣を読んでみました。以前は、エミリーブロンテの｢嵐が丘｣を読んでましたが、ヒロインのキャサリンが死んでまもな...

韓国ドラマ「スターの恋人」で韓国語を学ぶ！ | 2012.05.16 Wed 01:48

「きみはポラリス」　三浦しをん

三浦しをんさんの恋愛短編小説「きみはポラリス」を読みました。しをんさんの恋愛小説には、恋愛の美辞麗句や、女が求める恋愛のファンタジーはない。「切なさ」ともどこか違う。けれど、読むとどうしても「つかまれて」しまう。人間の感情の奥深くにある「思い」が、じわじわと染みてくる感じ。これは、何度も読み返したくなる恋愛小説。深く深く潜っていけば、もっとたくさんのものがみえてきそうな気がする。私が好きなのは「骨片」。おそらく今よりもっと昔の時代設定。当時としては珍しく、大学で文学を専...

日々の書付 | 2012.04.30 Mon 23:06

「ヒア・カムズ・ザ・サン」　有川浩

面白かった！有川浩の「ヒア・カムズ・ザ・サン」は、演劇集団キャラメルボックスとのクロスオーバーから生まれた小説で、演劇と小説、それそれが生み出す物語がみてみたい、というある役者のつぶやきから生まれました。真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。父は、ハリウッドで映画の仕事を...

日々の書付 | 2012.03.31 Sat 19:21

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