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JUGEMテーマ:ノンフィクション 夕方、L君から電話が入り、彼が私の部屋まで来ることに。 5時半ごろ、やって来た彼の日本語に関する質問に答える。L君は、かなり仕事の疲れが溜まっていたので、今日の稽古は中止して、互いに整体をし合う。背骨を伸ばして、互いにスッキリとする。 今日は、月に一度のカークとの食事会の日である。L君も誘って、三人で近くの偽イスラム教徒の店に行く。料理が運ばれてきて、食事を始めると、カークは、5年前から始まった彼の不運について話し始めた。 「5年...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.21 Tue 23:43
JUGEMテーマ:ノンフィクション 今朝、台所で朝食を作っていると、カークがやって来て、私にパソコンの中にダウンロードしたロシア人の女の子の写真を見せてくれた。彼女は、美しいとは言えないまでも、可愛いと言っても差し支えないルックスをした女の子だった。最近カークは、ネットでこの女の子と交流しているのである。 彼女が送って来た計23枚の写真を全て見せてもらったが、その中に何枚かビキニ姿の写真があった。それを見て、私は少し怪しいと感じた。 「最初は、例の詐欺師かと思ったけど、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.21 Tue 11:17
JUGEMテーマ:ノンフィクション 中国に来てからというもの、色んなところで、いろんな人から「韓国人ですか?」と言われた。日本人は、一般的に背が低いと思われているせいで、長身の私は、韓国人と勘違いされ易いらしい。 私の父は純粋の日本人だったが、子供の頃、悪さをする度、先生に「オイ、この毛唐!」と怒鳴られていたくらい、バタ臭い顔をしていた。父は、祖父が朝鮮で小学校の校長職にあったため、現地で生まれた。朝鮮語は、話せなかったが、聞いて理解する事はできると言っていた。ま...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.21 Tue 00:02
JUGEMテーマ:ノンフィクション f え 英語に "The last straw which breaks the camel's back."と言う言葉がある。ラクダの背中にワラを積んでいって、最後に積んだワラ一本がラクダの背骨を折ってしまうという意味である。日本語で言うところの「堪忍袋の緒が切れた。」と言う言葉に当たる。 金曜日の出来事は、まさにそれだった。昨日の朝、台所で食事を作っていると、カークがやって来た。 「リュウ、昨日は凄かったな。」 「え?何の事だ?」 「君が、あんなに怒ったのを初めて見...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.20 Mon 17:09
JUGEMテーマ:ノンフィクション 結局、洗濯機は、それから更に二度修理に来てもらったが、直らなかった。 昨日の朝、昼寝をしていると、表のドアをドンドン叩く音が聞こえた。出ると、J と修理屋さんとフィリピン人らしき男性が廊下に立っていた。 私は、J と口を聞きたくなかったので、ドアを開けて、すぐ部屋に戻った。暫くすると、私の部屋のドアをJがノックした。 「リュウ、手伝って欲しいんだけど。」 「何を?」 「一階に、新しい洗濯機があるから、古い洗濯機を持っていくのを手...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.20 Mon 13:23
JUGEMテーマ:ノンフィクション 今朝、起きて台所へ行くと、カークが食器を洗っていた。 「お早う、カーク。」 「お早う、リュウ。」 「今日は、仕事かい?」 「いや、仕事はないけどヴィザの更新に行かなきゃならないんだ。僕のヴィザは、4ヶ月に一回更新しなくちゃならないらしくて、その度に800元払わなくちゃならないんで、たまんないよ。」 「4ヶ月に一回?君のヴィザの種類は何だ?」 「知らないよ。」 「ちょっと、君のパスポートを見せてくれるか?」 「ああ、いいよ。」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.18 Sat 09:56
JUGEMテーマ:ノンフィクション 金さんと会う筈だった日の朝、彼女からメールが入って、「熱があるので、来週会えませんか?」とのことだった。 このメールを読んだ時、何となく、もう彼女とは会えないような気がした。特に根拠は無いが、そう感じたのである。 メールで、来週会う旨を約束し、その日を迎えた。その日は、大学で講義をする日だった。朝、出勤しようと支度をしていると、これも私の学生だった金さんの彼氏から、電話が入った。あまり、元気そうな声ではなかった。 「先生、お久し...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.18 Sat 00:05
JUGEMテーマ:ノンフィクション 先週の土曜日、停電の時に偶然知り合った高さんと韓国料理店で夕食をともにした。この店は、高さんがビジネスコンサルタントとして講義をしたお店らしく、店に入った途端「ああ、高先生、ようこそいらっしゃいました。」と店長をはじめ、従業員たちからは、下にもおかない扱いを受けた。 席に着くと、従業員たちが入れ替わり立ち替り挨拶にやって来る。高さんは、この店でかなり顔が利くようだ。料理を注文すると、注文した品以外にも、三品ほど豪勢な料理をサービスで持...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.17 Fri 20:56
JUGEMテーマ:ノンフィクション カークは、三月に入ってから幼稚園での仕事ばかりさせられて些かウンザリしていた。英語を教えようとしても、皆、鼻を垂らして泣き喚いたり、大声で喚きながら教室内を走り回ったりするだけで、全く英語を教えるという感じにはならないらしい。 そのことで、仕事を手配しているスーザン(中国人)とかなり揉めていた。彼が、幼稚園の仕事は金輪際やらないと彼女に言ったからである。スーザンも、典型的な東北地方の女らしく、気はかなり強い。「あんたが、幼稚園に行くつ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.17 Fri 18:34
JUGEMテーマ:ノンフィクション 水が出るようになってホッと安心し、自室で寛いでいると電話が鳴った。オリバーだった。 「ハーイ、リュウ!」 「よお、オリバー!君が言ってたことは、ロンに伝えたよ。」 「ああ、本は、ちゃんと返してもらったよ。ところで、オレ、もうすぐ大学の寮に引越すことになったんだよ。」 「ええ?そっか。せっかく再会できたのに、残念だな。」 「よかったら、一緒に飯でも喰いにいかないか?」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.05.17 Fri 16:05
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