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詩とイメージ写真

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そこに佇む事の奇跡。あなたの存在は誰かにとって奇跡。

ha*ta*to photo space | 2011.01.07 Fri 01:34

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真弱電流に身凍りちぢむ針音、ことさらに触れ時遅いサナトリウムの戯れの虚脱に浮腫む夕陽影知らず空力の放散に岩盤砕きせしむ突発の寂しさ割れた岩間に透き入る可惜気を衒った鉄の冷たさにボルトで留められた外階段より静脈のような雲との戯れごとを唆された残像まだ生きてるということはまだ息をしてるということにあらず生きるんだではなく生きているんだという生まれた根拠の縁に居てミスタッチであればある程メメントの得失に絆されるような無限のループを認識できるまでの間のほんの小さな旅...

Reef's 38special | 2010.12.31 Fri 16:47

『静かな川べりで』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真きっと妖しげな光の中でも消されない声と消されていく声とがあって静謐な川の畔で見た目映い煌めきをどう感じどう紡いでいくかとかいう崇高な思いがあって目の前の砂利道のような出来事を突き進んでいくそんな意志が自然の流れで身についていくようでもありその向こう側には消そうとも消えない声があって懸命にその間を泳いで流されいつしか漁り火に導かれるように身を委ねてきた己の中に介在する三面鏡にみた幼な心が傷つき秋思に耽る曾て童心に抱いた理想郷のような和らいだ優しさに包まれたく...

Reef's 38special | 2010.11.04 Thu 18:53

『冷たい陽だまりのなかで』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真冷たい陽だまりのなかで沈静と高揚と紫色の雲をどうぞ季節と季節の間が短くとも熱せられたアスファルトから発するコールタールの匂いが懐かしくともいつでも駆けつける用意がある、と頼もしく威勢だけでは堅持できないと分かっていても虚勢を張ってしまうその虚しさと悲しさと侘しさが入り混じる季節を迎える空を見あげ何本もの糸を張り巡らした紫色の雲間にわずかにみえた光明ヒカリノプリズム冷たい陽だまりにつつまれて吐く息が白く日々の呼吸が乱反射するかのように地面に張り付いていつか何...

Reef's 38special | 2010.10.24 Sun 20:02

『sometimes i feel so small ～ tiny shoe』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真かたっぽ、脱げたスニーカーが道端に高速道路の路肩に、ポツンと可愛げなく置いてあった遠目で小さく映るからその歩幅は小さいんだろうその歩みを優しく呑み込んでいかなければ恙（つつが）なく過ごしてきた日々を慎ましく語り合った愛を超える何かをかたっぽ、脱げたスニーカーの靴底が道ゆく人波に紛れて、収斂されて削られていったデニム生地が擦れて破けた裾を引きずり地面に落ちた埃を掻き集めその道を高速で走り去るだけの小さなスニーカーがかたっぽ、どこかで待ってる冷めた秋風の吹き溜...

Reef's 38special | 2010.10.20 Wed 20:25

『それがあること ~road to ruin』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真それがあること流暢なアルゴリズムに委ねたら形而上でも形而下でもないような単にそこにあることが必然性を兼ねた自然な成り行きで原始的な心が触れるためのろ過装置であればいいようなそれがあること道の真ん中目に見えない線を辿る旅消えかかったアステカ水晶の髑髏追いかけるような収斂なき貫徹を追い求めるぼくたちでいよう天に着いたら神様になんと言われたい？そう問われたらこう答える“リハーサルは明日の３時”それがあることが素晴らしい美しさは終わって気付くほど道に刻まれるまるであ...

Reef's 38special | 2010.10.14 Thu 17:28

『suzu no ne』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真鈴虫の鳴く夜更けに気おくれしたぶんだけあとから遅れてやってくる羽音のような放心懺悔しなくてはいけない気分に苛まれ吐き出したばかりの蝶番(ちょうつがい)と見つからない鍵を探して途方に暮れる門番の気持ちそうすればいい、と囁いてくれた君との約束のようなもの実際に存在したかどうか、怪しげな背中見たことあるような、ないようなもしも、という仮定の中に潜む無意識の階段を降りようとすれば、地球が下がり昇ろうとすれば、月が離れる鈴虫の音が何かの合図かも、と耳を澄ませて、遠くを...

Reef's 38special | 2010.10.10 Sun 20:46

『cocoon』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真氷が解けていくような冷涼な季節からの移行期色彩華やかに彩り飾るまでのあいだの渦の滞留今日もあつくて寒いきっと明日もそうだろう蛹(さなぎ)になりたいとねがい蚕(かいこ)の繭の中でもいいよ、とつぶやき枯れ葉あつめて葉っぱにくるまって蓑ムシのようにぶら下がって風に吹かれて、ゆらゆらと太陽と月の狭間にそして今日もあつくて寒い遠くの田園風景眺めてはそう想うとにもかくにも包まれたいんだね蓑の蓋をあけてはカオだけちょこっとだして周囲を用心深く見まわし警戒心が解けるまでじっと...

Reef's 38special | 2010.10.08 Fri 21:18

『ジグソーパズルと夕暮れ』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真さんざんさ、ジグソーパズルのようだねって笑って駈け上がった丘の上足りないピースを探すように地平線の向こう側を見やる何かが欠けて何かが満ちてその向こうへとどこまで遠くに飛ばせるかってブランコなしでサンダル飛ばして競争したっけ互いに片足立ちして片っぽずつの足で支えあったよなあと一つだけあとひとつだけ何かが足りないよそう言って消えた夕陽、夕焼け、夕暮れ時の丘の上何かが欠けて何かが満ちたFlickrお手数ですが１クリックして頂けると嬉しいですいつもぽちっとして頂き、あり...

Reef's 38special | 2010.10.06 Wed 21:06

『バスに揺られて』

FlickrJUGEMテーマ：詩とイメージ写真バスに揺られてみようひとりバスに揺られて遠くに行こうひとりきりバスに揺られて深夜12時過ぎ見知らぬ土地の高速道路のサービスエリアにて電球の明かりに照らされてみよう夜行バスと昼間の長距離バスを乗り継いで雨と、風と、太陽と、雲を追いかけるようにしてまたは、追いかけられるようにしてまたは、向かい合わせにして走り寄りまたは背中合わせにして離れていくバスの窓には水滴がひかりをより光らせてくれるそれがネオンじゃなければ月の灯りでぼんやりとしんみりともさせてくれるよ...

Reef's 38special | 2010.10.04 Mon 21:22

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