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魚屋の 銀の鰯は 潮騒の うつろな瞳に 海残しおり 銀色に輝く鰯が魚屋の隅に売られています 時計なき 病室にいて 母はなお 電池の残りを 気にして問えり 入院の母は、暦も時計もない病室で天井を見ています。そばにおいてやった小さな時計の電池はまだあるかとなぜか案じています。 初めての ドレスをかざし 撮る写真 「買ったよー」と妻 メール添えたり 孫の一歳の誕生日、初めてのドレスを買ってやった妻は、渡す前に写真を撮っていました。 窓辺には いつ...
短歌の小路 | 2026.10.30 Fri 12:27
JUGEMテーマ:短歌 鶺鴒(せきれい)あそぶ 冬の香の ほのかに香る 寒き朝 湯飲みに添えて 手を温むる 寒い朝がやってきました。いよいよ冬の香、お茶のほのかなあたたかさがありがたい 初雪の ニュース流るる 食卓に サンドウイッチの 真白き食パン 昨日は北海道初雪のニュース 推敲 初雪の ニュース流るる 食卓に サンドウイッチの 白を見ており 光りなき 野菜室にて 太ネギは うすき緑の 芽を伸ばしおり 野菜室に太いネギがありました、何日か...
短歌の小路 | 2026.10.29 Thu 07:32
JUGEMテーマ:短歌 地球の呼吸 作業員 落ちた銀杏 拾う手の 街の呼吸は 写生の一部 博多の街を貫く瑞穂通り道の作業員が落ちた銀杏の実を集めて掃除しています。 推敲 作業員 銀杏を拾う その手つき 街の呼吸を 秋が描けり 夕暮れの 丘に広がる わが街は 息づくものの 夜をひそめる 帰りが遅くなった夕暮れ丘から見えたわが街の灯は、見慣れた街のもうひとつの夜の姿が始まろうとしています。 推敲 夕暮れの 丘にひらける わが街は 息づくままに 夜をひそ...
短歌の小路 | 2026.10.28 Wed 07:35
JUGEMテーマ:短歌 花の蜜蜂 嵐後の 透明な夜の 星々に 舞台を譲る 西の満月 今朝、5時ごろは快晴にして秋の星々と満月が夜空を飾っていました。 暗き世の 記事をながめる 昼下がり あまきプリンの 匙止めながら 昨日はプリンを食べながら新聞を読んでいました。暗いニュースにだんだん引き込まれながら、 水のなき ダムをおもいて 惜しむよう 湯船のお湯を 両手にすくう 水不足のなか風呂に入っているとやっぱり気になります。水のことが・・&zwn...
短歌の小路 | 2026.10.28 Wed 07:32
JUGEMテーマ:短歌 はやき木枯らし 厚き雲 開きてそそぐ 朝の陽は 嵐の後の 水面にふれる 嵐が去って、厚い雲間から新しい世界を開くようにあさのひかりが、目に届いています。後の静けさが水たまりの水面にも広がっています。 人知れず 小さな景色 結びおり ふれてはならぬ 葉先の雫 木の葉っぱの縁に雨の雫が今にも落ちそうにしているのを見つけました。 嵐超え 水を含みし サボテンの 透き通る肌 緑鮮し サボテンの鉢がひとつ転がっていました。台風の雨を体い...
短歌の小路 | 2026.10.27 Tue 08:13
JUGEMテーマ:短歌 星の砂粒 救急の 赤きライトは 運び去る 人のざわめき 戻る静寂 昨夜は隣の家に救急車が止まりました。 推敲 救急の 赤きライトは 運び去る 人のざわめき 残る静けさ 秋の夜の 冷たき雨を 照らし出す 赤色灯は 眩しきまでに 赤いランプが点滅するたびに細かい雨が映し出されます。 推敲 秋の夜の 冷たき雨を 浮かびだす 赤色灯の 明滅のなか 星に名を もらったような 金木犀 散り行く花は 星の砂粒 台風の風に金木犀の花が散...
短歌の小路 | 2026.10.26 Mon 07:27
JUGEMテーマ:短歌 台風に 備えて結ぶ 庭の枝 いつより騒ぐ 日曜の朝 いよいよ台風の風が雨が強くなってきました 雨の間に ミモザを剪れば 若枝の 貯めし雫は 顔に冷たし 昨日は雨の止み間に庭のミモザの枝の剪定をしました。 痒いねと 二人言い合う 剪定の 庭にひととき 蚊に食われたり 憧れし 漫画アトムの 春の夢 科学のひずみ 胸刺さる秋 鉄腕アトムにあこがれた幼いころ科学は豊かさの象徴だった、だんだんと科学のひずみが襲ってくる世にな...
短歌の小路 | 2026.10.25 Sun 07:35
JUGEMテーマ:短歌 雨に遊べり 綿毛には 大きな風の 舟心 遠く遠くへ 旅してゆけり 公園にあったたんぽぽの綿毛が台風の雨と風でどこかに飛ばされてしまいました。普段より遠くへ巨大な台風に小さな種がのっかって、 推敲 綿毛には 大きな風の 舟心 遠き野原へ 旅してゆけり 秋の薔薇 春より小さく 咲くといふ 冬が来るのを 知っているから 秋の薔薇は、春の薔薇より小さく感じます。わが家の庭の薔薇だけかもしれないけど、 推敲 秋薔薇は 少し小さく 咲きにけり 冬の...
短歌の小路 | 2026.10.24 Sat 08:49
JUGEMテーマ:短歌 羽を押さえて 台風に 備えて結ぶ 庭の枝 雲はゆるりと 知らぬ顔して 台風が近づき庭木や物干し、アンテナ、風に飛ばされないように対策していると何か忙しく感じます。 推敲 台風に 備えて結ぶ 庭の枝 雲はゆるりと 知らぬ顔なり 竜の生 ジュラ紀に残る 足跡の われの一日 一片の歌 足跡を残すのは、難しいです。ジュラ紀の恐竜の足跡が発見されました。私の足跡はたぶん残らないけど。 推敲 竜の生 ジュラ紀に残る 足跡の わが一日は 一片の歌 ...
短歌の小路 | 2026.10.23 Fri 07:34
JUGEMテーマ:短歌 足は抗う 東むく 窓に始まる 物語 パステル色の 朝焼けの雲 朝焼けはパステル画を見ているようにやわらかな色 推敲 東むく 窓に始まる 物語 パステル色に 染まる朝雲 つやつやの 深紫の 丸き茄子 洗う手先の 水をはじけり 濃い紫に洗い水の水滴が光っています。 推敲 つやつやの 深紫の 丸き茄子 洗えば玉の 水のひかれり 流鏑馬を 終えし白馬の 息荒く さそう運車に 足は抗う 流鏑馬があるので行ってみました。残念ながら少...
短歌の小路 | 2026.10.21 Wed 07:33
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