[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
『エピクロス×ペーソス&クライシス』 “末端の冷たさは、地に這う影のごとく浅黒い色を帯びながら染みて消えない“ 誰が言ったか知らない 人は口々に嘆き交わす 何かの制約があったって 砂丘を吹き降ろす浦風の出処を探してみる ぼくたちが裸足で歩いた姿はもうないけど その足跡を辿る振りをする 掻き消すということが 贖罪とはならないと知りながら 為す術なく 突っ伏してしまうのか あをぎたに似た郷愁を懐き 千字手前で筆を留め置けば それが誘起となりえた 糸と...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.08.24 Sun 00:46
『 ほんとうのことはパロールに聞いて』 怠惰な夕影をまといながら 河川敷の土手を揺れ歩く すれ違う人のまぶしさに目をしかめても 見向きもしないからだいじょうぶ 西に沈むと思ってた 誰もがそう思ってたこと 明日は知れない一秒刻みの呼吸 多くを吐いて 少なく吸う 昨日の雨の跡の水たまりも気にせず サンダルの紐の隙間に草がはさみ込むような勢いで 駆け降りる気分で 蒼海に溶け込みたい このままの惰性でいけば 生まれるにしても頽廃 片車輪だけ持ち上げて 引きずって帰ろう...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.07.25 Fri 23:15
『僕たちの、サイバネティクスは断裂された』 誰の意志なのか それはちょうどクリーム色に切り分けられた 若芽よりも懐かしい翠が滑る窓景色 横たわる風に潮の薫りが混ざり込むような 地平線の向こうからやってきた厳しさのようなもので 僕たちの頬を撫でてくる 挨拶代わりに撥ねる段差に差し掛かり ガッタン、と驚き尻もちついたみたいだ 雑踏を切り分け 抜け出た視界のさきにあるもの 断裂された世界 自動更新のない廃墟みたいな 古びた写真によく見た殺伐さに絡み取られていく ...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.07.16 Wed 16:16
『Fordite』 磨かずにいよう研ぎ澄ましていよう縮むように懊悩抱き込むような咆哮の果てにひそやかに渇望の透き通る雲は斑紋Rootリビドーすら気難しいのはどうしてだ両側には糧の積もった埃覆いかぶさる細い路地が異次元手をつなぐ動作のいじらしいこと丸みもえぐみも初期衝動という名前で車輪軸溶かすもうおまえいらないそんな気配すらかき消す無音たかがすりガラス減らない鋭角劈く切っ先はより鋭くえぐる不意に靡く窓辺に灯るあかり沈降のサイボウの途にてJUGEMテーマ:詩とイメージ写真お手数ですが1クリックして頂...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.06.15 Sun 21:40
『せふるへぷる』 カタパルトの割れ目に鳴かず飛ばずの朝陽タイヤのゴムすり切らして高層ビル群の谷間紺色のスーツの群れ異国情緒あふれんばかりに急ぎ足に真正面を見つめ雑踏へ消えていく自我に蒸れて円く固まる東京ならと戯れも早々に右脳も左脳も軌道修正せよの指令耳にツッコんでるのは何の音やるせないばかりに痩せない感情をと背を丸め手を差し伸べてみても誰も気付かないふりしては通り過ぎる悪いのは群れる心理と離反する個の集合体の放つ美しさ整然と四方並び揃うとめどなく澎湃として上書きされ保存しなくてはならない焦...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.04.29 Tue 01:28
『瘢痕 〜 scar』土を踏む感触を確かめる途端に狂おしく散るそれが間違いなら正す裂け目から復元新しく埋めていくそれは元に戻そうという力ではなく新しく生まれたものRe:Born余計な正義心予断と猜疑心罰の罪と罪の罰あの人は歩くただ歩く微笑んでもいない悲しんでもいない踏んでも固まらない踏まないと固まらないその傷痕を撫でる優しさをためらわないJUGEMテーマ:詩とイメージ写真お手数ですが1クリックして頂けると嬉しいですいつもぽちっとして頂き、ありがとうございます
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.04.10 Thu 14:09
『ヒューマノイドとスノウダスト』 形而上と形而下ならその火照りを冷ましてくれる上を見上げたら窪んだ底に溜まったドグマ導かれたことを人のせいにして糊の効いた襟袖の当たりを気にしまたそしてブーツを履き孤独感に苛まれながら侮蔑のなかに埋もれていく瞑想の放物線を意志とは無関係に描くことに何のためらいもなくそこには邪心など存在しないかのごとく惨禍のブラインドを閉じたまま上を見上げたら窪んだ底に溜まったドグマ導かれたことを人のせいにしてアジテートに酔いしれる愚かさもこの上なく捗捗しい固有のものとして認...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2014.02.10 Mon 20:41
『徹頭徹尾、無空』ふらふらになっていく憧憬無料で配られる笑顔3分間だけ目を閉じて夜中の街灯に晒す風情ポケットに忍ばせた携帯をポケットに忍ばせたまま握りしめる信頼はSIN&LIEことさらに届くメッセージバイラテラルに息はできないなのにやたらと伝染がかまびすしいいかようにも溶解しいかようにも滅裂し忘却するお届け物鴻毛よりも軽いわたし怠惰な自分のせいだ邪険にしたせいだ裾を引きずり無空に放つ夢とは「暗く」「よく見えないもの」摩耗したタンゴ猛々しさのあまり殲滅せんとす隘路に自らのエリアを侵すなかれ俯きながら行...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2013.12.15 Sun 18:28
『清濁』 空は狭い水は硬い時は戻るバイラテラルな打擲変わらぬ景色に溶け入り鉄のレールに跨り柔和に攪拌し幾重にも重なる夥しい翻弄狼狽える心は滂沱の涙滅却せしむ失墜の羅列相反する秤の欠片のいずれも淘汰されたちまちに飲み込むファウンデーション徹頭徹尾の服従補強される作り笑顔壊死した瞳孔我先にとダブルバインド鷲掴み零れ落ちる選民せっつく風に押され手すりに掴まり揺れ動く窓からぼやけ見るビジョン声が今でも行く先々煩雑に乱れ飛ぶパターナリズム飽和する感情1を3に殺伐とした欲...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2013.11.28 Thu 11:49
『ビートニクな夜に』 「おまえたちのなかになにがうずくまっているのか?」背中を丸め膝を抱える空洞狭隘な目線の先に俯く風ぬめとしたまとわりつくような空気に荒唐無稽な壁掛けに居心地の良さ巻き上がる砂埃を吸い電波塔の下を通過する昼下がりの気だるみ恥ずかしげもなく笑い飛ばすピエロを見た割れた窓ガラスの隙間から見えた錯綜の文字オーウェルの「1984」が右手に左手首には「2+2=5」のタトゥー左胸には「渇望」とだけ書かれていたへんだな、昨日まであんなに陽気な灯火だったはずなのに無限と知が立ち並ぶ交差点へと歩...
Thinkin' Greed or Thinking Reed | 2013.10.13 Sun 00:57
全149件中 31 - 40 件表示 (4/15 ページ)