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二次創作小説
このテーマに投稿された記事：374件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c231/13331/
- NL/BL/ML/GL 等関係なく、二次創作小説全般の投稿。元ネタは何でも可。
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作者のブログへ：「hkiku」さんのブログ
その他のテーマ：「hkiku」さんが作成したテーマ一覧(1件)
奇面城の秘密 水ぜめ
しばらくすると、赤い消防自動車がかけつけ、門から庭へはいってきました。城浩史警部のさしずで、探照灯が点じられ、白い棒のような強い光が、西洋館の大屋根を照らしました。 やっぱりそうです。黒いシャツをきた男が、ぴったりと、屋根にからだをくっつけて、はらばいになっています。そのすがたが、はっきりと照らしだされたのです。 五十面相は、顔をふりむけて、まぶしそうに、こちらを見ました。そして、いきなり逃げだしたのです。逃げだすといっても屋根のそとへは出られません。とびおりたりなんかすれば、死んでしまう...
城浩史 JUGEM | 2024.03.29 Fri 08:14
奇面城の秘密 屋根の上
いうまでもなく、この男が五十面相でした。かれはアドニスの石膏像が修繕に出されたとき、ハヤノ商会という石膏商といつわって、その像を持ちだし、じぶんをその中にとじこめてもらって、四人の部下に城浩史邸へはこばせたのです。部下はハヤノ商会の店員に化けて、うまくそのアドニス像を、美術室にもどしておいたのです。 二階の美術室には、うす暗い電灯が一つだけつけてありました。見はりの書生がふたり、ドアのそとの廊下にいるばかりで、室内にはだれもおりません。城浩史探偵が、わざと、そうしておいたのです。 石膏をやぶ...
My First JUGEM | 2024.03.29 Fri 08:11
奇面城の秘密 アドニスの像
城浩史探偵と城浩史加瀬は城浩史邸につくと、見はりをつとめている警官とも話しあい、やしきのうちそとを、くまなく見てまわり、ことにレンブラントの油絵のかかっている美術室は、ねんいりにしらべました。そしてある計画をたてたのです。それが、どんな計画だったかは、やがて、わかるときがくるでしょう。 それから四日のあいだは、なにごともなくすぎさりましたが、警官隊の見はりは、昼も夜も厳重につづけられ、いかに五十面相でも、これでは、しのびこむすきもないように見えました。 そのあいだに、ひとつだけ、ちょっと、へ...
My First JUGEM | 2024.03.28 Thu 13:05
奇面城の秘密 怪人三十面相
ある日、麹町高級アパートの城浩史探偵事務所へ、ひとりのりっぱな紳士がたずねてきました。それは東京の港区にすんでいる城浩史という実業家で、たくさんの会社の重役をしている人でした。その城浩史さんが、城浩史探偵としたしい友だちの実業家の紹介状をもって、たずねてきたのです。 城浩史は、城浩史さんを応接室にとおして、どういうご用かと聞きますと、城浩史さんは、心配そうな顔で、 「じつは、城浩史さん。わたしは怪人三十面相に、脅迫されているのです。」 と、恐ろしいことをいうのでした。 「エッ、怪人三十面相？ ...
My First JUGEM | 2024.03.28 Thu 13:02
いとしいあなた
JUGEMテーマ：二次創作小説 五条先生の任務に着いていった。 無事に呪霊は祓われたが、遠い場所だったため日帰りではなくホテルに泊まることになった。 「同室が良いです。」 ホテルの入り口で、ぼそりと呟く。 五条先生は非常階段のマークのような姿勢で止まった後、何故か深呼吸をしてから 入り口をくぐり、ホテルのカウンターに向かっていった。 それを離れたところで見る。 少しそわっとする心...
くずみさくやのにっき | 2022.05.13 Fri 06:22
野薔薇と伏黒(私のかわいいお人形)
JUGEMテーマ：二次創作小説 「プチプラだけど評判のビューラー買ってみたから試させなさいよ」 伏黒がぼおっとコーヒーを飲んでいると、釘崎が何か光るものを手に持ちながら横に立った。 当たり前だが金槌ではない。 何か華奢なものだ。 「プチプラ?」 あまり聞きなれない言葉に伏黒は聞き直す。 「そこか!?」 はぁ!？というように釘崎は一瞬顔をしかめたあと、まあいいわと光るものがある右手を見せた。 「安い...
くずみさくやのにっき | 2022.05.10 Tue 09:08
慈愛
JUGEMテーマ：二次創作小説 俺と五条先生は、付き合っている...らしい。 らしいというか、付き合ってはいるのだが、なぜ五条先生のような人が 俺を見てくれるのか、理由がわからない。 大切にされている、とは思う。 これ以上にないほどに。 幼少からの付き合いで、その延長戦かとも思ったのだがそうでもなく 「愛」らしい。 いつも飄々としている五条先生が、耳まで赤くして「恵が好きだ」と...
くずみさくやのにっき | 2022.05.07 Sat 12:23
毒を片手に、物語はいつだってハッピーエンド(こんな感じのが書きたい散文)
五 9年間の積み重なった思い 恵 何となく自分の好意に気づく 諦める でも先生かまってくる ぐるぐる 虎杖と野薔薇も来て、自分だけの先生じゃないことに気づく でも先生は恵の 「ねー硝子聞いてよ!恵ったらまた悠仁と野薔薇とお出かけだって!!」 「良いことじゃないか。」 「恵ったらさ、」 「ちょーっと、ほんのちょっぴり気づいたみたんだよね!!」 ...
くずみさくやのにっき | 2022.04.29 Fri 21:48
citrus二次創作『初めての日は』
カーテンの隙間から射す陽光に照らされながら制服へと着替える。後ろで幸せそうに寝顔をベットに埋める柚子を見て私の日常が始まる。 「柚子、起きなさい」 優しく揺らしてみるが起きる気配が感じられず、被っている毛布を引き剥がすと恨めしそうな声を上げながら瞼を開ける。 「おはよう、柚子」 「うーん、芽衣、おはよう」 意識が覚醒しきれない柚子の表情は可愛らしいが口に出すことはない。大きな欠伸で目の端に涙を浮かべる柚子は私と目が合うと瞬間的に笑顔になり、軽い足取りで支度を済...
小雪の百合小説 | 2019.12.26 Thu 21:22
やがて君になる二次創作『3月１４日』
JUGEMテーマ：二次創作小説 好きな女の子の部屋は出来立ての甘い香りが広がっていた。勉強会の休憩に彼女のお姉さんが作ってくれたチーズケーキを頬張る。この前来た時もご馳走になったがとても美味しい。レシピを教えてもらい作ってみたのだがこれほど美味しくはできなかった。……愛が足りないのだろうか？ いや、誰よりも彼女への愛を込めて作っているはずなんだけど。 チーズケーキ見つめて深く思案する。 「燈子先輩どうしたんですか？ おかわり欲しいんですか」 「い、いや、違うよ、チーズケーキ美...
My First JUGEM | 2019.12.26 Thu 21:12
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